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ダニー・ハサウェイ (アルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ダニー・ハサウェイ』
ダニー・ハサウェイスタジオ・アルバム
リリース
録音 ニューヨーク アトランティック・レコーディング・スタジオ
アディショナル・レコーディング:フロリダ州マイアミ クライテリア・スタジオ
イリノイ州シカゴ ユニヴァーサル・スタジオ(#8)
ジャンル R&Bソウル
時間
レーベル アトコ・レコード
プロデュース ジェリー・ウェクスラー&アリフ・マーディン(#8を除く)
ダニー・ハサウェイ(#8)
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 89位(アメリカ[2]
  • ダニー・ハサウェイ アルバム 年表
    新しきソウルの光と道
    (1970年)
    ダニー・ハサウェイ
    (1971年)
    ライヴ
    (1972年)
    テンプレートを表示

    ダニー・ハサウェイ』(Donny Hathaway)は、アメリカ合衆国R&B歌手ダニー・ハサウェイ1971年に発表した2作目のスタジオ・アルバム

    背景

    [編集]

    収録曲の大部分はカヴァー曲である。本作で唯一のオリジナル曲「テイク・ア・ラヴ・ソング」はイリノイ州シカゴのユニヴァーサル・スタジオで録音され、この曲のみハサウェイがセルフ・プロデュースした[3]

    1993年の再発CDには、ボーナス・トラックが2曲追加された[1]。「ディス・クリスマス」は1970年発表のシングル曲(Atco 45-6799)で、「ビー・ゼア」は同作のB面曲としてリリースされた曲である[4]。なお、「ディス・クリスマス」は1972年のクリスマス・シーズンにヒットしており、12月23日付の『ビルボード』のクリスマス・シングル・チャートで11位となっている[5]

    反響・評価

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    アメリカの総合アルバム・チャートBillboard 200では89位を記録[2]。また、『ビルボード』のR&Bアルバム・チャートでは6位、ジャズ・アルバム・チャートでは13位に達した[2]。1972年には、「ギヴィング・アップ」がB面ジョン・レノンのカヴァー「ジェラス・ガイ」を収録してシングル・カットされ[6]Billboard Hot 100で81位、『ビルボード』のR&Bシングル・チャートで21位を記録している[2]

    ジョン・ブッシュはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「『新しきソウルの光と道』が教会でクワイヤを指揮しているような作品だったのに対し、『ダニー・ハサウェイ』は、奉仕が終わった後の聖域で、男が独りで嘆いているように聴こえる」と評している[7]

    収録曲

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    1. ギヴィング・アップ "Giving Up" (Clyde Wilson, Herbert Ross) – 6:24
    2. ア・ソング・フォー・ユー "A Song for You" (Leon Russell) – 5:28
    3. リトル・ガール "Little Girl" (Billy Preston) – 4:47
    4. 兄弟の誓い "He Ain't Heavy, He's My Brother" (Bob Russell, Bobby Scott) – 5:55
    5. マグニフィセント・サンクチュアリー・バンド "Magnificent Sanctuary Band" (Dorsey Burnette) – 4:24
    6. シー・イズ・マイ・レディ "She Is My Lady" (George S. Clinton) – 5:33
    7. アイ・ビリーヴ・イン・ミュージック "I Believe in Music" (Mac Davis) – 3:38
    8. テイク・ア・ラヴ・ソング "Take a Love Song" (D. Hathaway, Nadine McKinnor) – 4:53
    9. サインはピース "Put Your Hand in the Hand" (Gene MacLellan) – 3:49

    CDボーナス・トラック

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    1. ビー・ゼア "Be There" (Charles Ostiguy, D. Hathaway) – 3:05
    2. ディス・クリスマス "This Christmas" (Donny Pitts, N. McKinnor) – 3:49

    参加ミュージシャン

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    下記のミュージシャンは「テイク・ア・ラヴ・ソング」のみ参加[3]

    • フィル・アップチャーチ - エレクトリックベース
    • スティーヴ・ノヴォセル - ベース
    • モリス・ジェニングス - ドラムス
    • I・ストーン - バックグラウンド・ボーカル
    • S・ホワイト - バックグラウンド・ボーカル
    • L・タインズ - バックグラウンド・ボーカル

    脚注

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    1. ^ a b Donny Hathaway - Donny Hathaway (CD, Album) at Discogs
    2. ^ a b c d Donny Hathaway - Awards | AllMusic
    3. ^ a b オリジナルLP裏ジャケット記載のクレジットに準拠
    4. ^ Donny Hathaway - This Christmas / Be There (Vinyl) at Discogs
    5. ^ “Best Bets for Christmas”. Billboard (Nielsen Business Media) 84 (52): 4. (1972-12-23). ISSN 0006-2510.  - Google Books参照
    6. ^ Donny Hathaway - Giving Up / Jealous Guy (Vinyl) at Discogs
    7. ^ Donny Hathaway - Donny Hathaway | AllMusic - Review by John Bush