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ダン・オテロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ダン・オテロ
Dan Otero
ニューヨーク・ヤンキース (マイナー)
ニューヨーク・ヤンキース時代
(2020年2月21日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 フロリダ州マイアミ
生年月日 (1985-02-19) 1985年2月19日(39歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2007年 ドラフト21巡目(全体644位)でサンフランシスコ・ジャイアンツから指名
初出場 2012年4月7日 アリゾナ・ダイヤモンドバックス
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ダニエル・アンソニー・オテロDaniel Anthony Otero, 1985年2月19日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州マイアミ出身のプロ野球選手投手)。右投右打。MLBニューヨーク・ヤンキース傘下所属。愛称はOT[1]

経歴

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プロ入りとジャイアンツ時代

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2007年MLBドラフト21巡目(全体644位)でサンフランシスコ・ジャイアンツから指名を受けてプロ入り。

5年間のマイナー生活を経た後、2012年は開幕をメジャーで迎え、4月7日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦でメジャーデビュー。同年は全てリリーフで12試合に登板し、防御率5.84、勝敗は付かなかった。

アスレチックス時代

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オークランド・アスレチックス時代
(2013年7月2日)

2013年3月26日にウェイバー公示を経てニューヨーク・ヤンキースへ移籍したが、3日後の29日には再びウェイバー公示を経てオークランド・アスレチックスへ移籍し、傘下のAAA級サクラメント・リバーキャッツに配属された。4月5日に一旦40人枠から外れたが、6月14日に昇格するとそのままメジャーに定着し、同年は33試合に登板、防御率1.38の好成績を残して地区優勝にも少なからず貢献。7月2日のシカゴ・カブス戦ではメジャー初勝利を挙げた。

2014年は、リリーフ陣の中心的な存在となり、アメリカンリーグ10位タイとなる72試合に登板。8勝2敗・防御率2.28という好成績を残して大ブレイクした。また、メジャー初セーブもマークした。

2015年は、前年より40.0イニング少ない登板機会にもかかわらず、被本塁打が3本増えて7本になった。それもあり防御率が急激に悪化し、2勝4敗、6.75と負け越した。制球力は健在であり、与四球率は自己ベストの1.2を記録した。

インディアンス時代

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クリーブランド・インディアンス時代
(2019年5月5日)

2015年11月3日にウェイバー公示を経てフィラデルフィア・フィリーズへ移籍した[2]が、12月12日に行われたトレードとの関連でDFAとなった[3]。12月18日に金銭トレードでクリーブランド・インディアンスへ移籍した[4]

2016年は、62試合にリリーフ登板。5勝1敗1セーブ、防御率1.53、WHIP0.91という圧倒的な好成績を残し、インディアンスの強力ブルペン陣の中核に君臨してチームのプレーオフ進出に大きく貢献した。与四球率1.0台の高い制球力が健在である事に加え、この年は奪三振能力も大きく向上し、自己最高の奪三振率7.3(2016年シーズン終了時点)を記録した。

2017年は2年連続50試合となる52試合に登板し、3勝0敗、防御率2.85、WHIP1.20と前年ほどではなかったが好成績を挙げた。

2019年オフの10月31日にFAとなった[5]

ヤンキース傘下時代

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2020年2月3日にヤンキースとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[6]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2012 SF 12 0 0 0 0 0 0 0 0 --- 57 12.1 19 0 2 1 2 8 1 0 11 8 5.84 1.70
2013 OAK 33 0 0 0 0 2 0 0 8 1.000 159 39.0 42 0 6 1 0 27 0 0 7 6 1.38 1.23
2014 72 0 0 0 0 8 2 1 12 .800 349 86.2 80 4 15 7 2 45 1 0 24 22 2.28 1.10
2015 41 0 0 0 0 2 4 0 2 .333 204 46.2 64 7 6 2 2 28 1 0 35 35 6.75 1.50
2016 CLE 62 0 0 0 0 5 1 1 3 .833 269 70.2 54 2 10 1 0 57 2 0 14 12 1.53 0.91
2017 52 0 0 0 0 3 0 0 2 1.000 242 60.0 63 6 9 4 0 38 0 0 23 19 2.85 1.20
2018 61 0 0 0 0 2 1 1 1 .667 247 58.2 69 12 5 3 3 43 0 1 36 34 5.22 1.26
2019 25 0 0 0 0 0 0 0 1 ---- 131 29.2 42 6 3 0 1 16 1 0 17 16 4.85 1.52
MLB:8年 358 0 0 0 0 22 8 3 29 .733 1657 403.2 433 37 56 19 10 262 6 1 167 152 3.39 1.21
  • 2019年度シーズン終了時

年度別守備成績

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投手(P)












2012 SF 12 0 3 0 0 1.000
2013 OAK 33 1 7 0 2 1.000
2014 72 11 18 0 2 1.000
2015 41 1 6 0 0 1.000
2016 CLE 62 7 14 0 3 1.000
2017 52 4 11 1 0 .938
2018 61 3 6 0 2 1.000
2019 25 1 3 0 1 1.000
MLB 358 28 68 1 10 .990
  • 2019年度シーズン終了時

背番号

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  • 87(2012年 - 同年途中)
  • 37(2012年途中 - 同年途中)
  • 43(2012年途中 - 同年終了)
  • 61(2013年 - 2019年)

脚注

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  1. ^ Explaining Indians Players Weekend names MLB.com (英語) (2017年8月26日) 2017年9月15日閲覧
  2. ^ Jane Lee (2015年11月4日). “Right-hander Otero claimed by Phillies” (英語). http://m.mlb.com/news/article/156495110/as-reliever-dan-otero-claimed-by-phillies 2015年11月5日閲覧。 
  3. ^ “Phillies' Dan Otero: Designated for assignment Saturday” (英語). CBS Sports FANTASY. RotoWire Staff (CBS Interactive). (2015年12月12日). http://www.cbssports.com/fantasy/baseball/news/phillies-dan-otero-designated-for-assignment-saturday/ 2015年12月15日閲覧。 
  4. ^ Joey Nowak (2015年12月18日). “Indians acquire reliever Otero from Phillies” (英語). MLB.com. 2015年12月20日閲覧。
  5. ^ Thomas Harrigan, Manny Randhawa and Paul Casella (2019年11月8日). “Here are every team's free agents this winter” (英語). MLB.com. 2019年12月2日閲覧。
  6. ^ Steve Adams (2020年2月3日). “Yankees Sign Dan Otero, David Hale” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年2月8日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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