ダン・ティン
表示
ダン・ティン(đàn tính)またはティン・タウ(tính tẩu)とは、ベトナムのランソン省のタイー族によって用いられる撥弦楽器である[1]。ティン・タウはタイー族による元々の呼称であるが、ベトナム語では上記の2つの呼称が共に用いられる[2]。
弦は2本あり、素材は絹やナイロンや釣り糸が用いられる[3]。魂に活力が与えられることを祈る降霊術の際に、祈祷師が用いる[1]。
ベトナムの文化・スポーツ・観光を司る省は2007年、伝統歌謡の振興に加えて、楽器の振興に関する計画を発表した[4]。講習会では伝統歌謡の採譜や録音が推し進められ、地域の芸術学校による伝統音楽についての解説が行われた[4]。
関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ a b "Ethnologists find that gods are often present in unlikely places", Viet Nam News, July 29, 2006.
- ^ Maurice Abadie, Walter E. J. Tips - Minorities of the Sino-Vietnamese borderland, 2001.
- ^ La Công Ý, "Đàn tính The Marvelous and Sacred Musical Instrument of the Tày People", Asian Ethnology, Volume 67, Number 2, 2008, pp. 271–286.
- ^ a b "Seminar comes up with measures to preserve “Then” singing", VOV News, May 10, 2007.