ダン・ティ・バ
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ダン・ティ・バ(ドン・ティ・バ、ベトナム語:Đàn tỳ bà / 彈琵琶)はベトナムの民族楽器の一つ。撥弦楽器、琵琶をベトナム化させたものである[1]、形と調弦が同じである[2]。
概要
[編集]ダン・ティ・バは、600年代初頭から用いられ始めた[3]。宮廷音楽と関わりが深く、現在でもフエの宮廷で合奏に用いられる。大きさは、長さが約80センチメートル、幅が約25センチメートルほど[2]。胴は桐で作られ[2]、特徴的な洋梨形の形状をしている。4本のナイロン弦(昔は縒った絹糸)が張られる。垂直に構えて演奏され、しばしば左手の指を用いたポルタメント奏法が用いられる。
ダン・ティ・バの名は、琵琶をベトナム化させたものである。「ダン」とは弦楽器を意味する接頭辞で、キン族の用いる伝統的な弦楽器の大半に用いられる語である。
ティ・バ・ハイン(ベトナム語:Tỳ bà hành / 琵琶行)はよく知られたカチュの合奏曲の一つである。[4]
関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ Garland Encyclopedia of World Music South East Asia p262 "The tỳ bà, a pear-shaped lute, first appeared in Vietnam in the early 600s"
- ^ a b c 黒沢隆朝、東洋音楽学会『東南アジアの音楽』1970年、89頁。全国書誌番号:75042148
- ^ Terry E. Miller, Sean Williams (2008). The Garland handbook of Southeast Asian music. Routledge. p. 262. ISBN 0-415-96075-4
- ^ Songs for the Spirits: Music and Mediums in Modern Vietnam p150 Barley Norton - 2009 "These include the ca tru pieces “Ty Ba Hanh” and “Bac Phan,” which became part of the “Phu” group of songs and were .