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ダーティー・ダズン・ブラス・バンド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ダーティー・ダズン・ブラス・バンド
Dirty Dozen Brass Band
ダーティー・ダズン・ブラス・バンド(2018年)
基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ルイジアナ州ニューオーリンズ
ジャンル ニューオーリンズ・ブラスバンドジャズR&Bフュージョンセカンド・ラインファンクソウル
活動期間 1977年 -
レーベル コンコード・レコード
ラウンダー・レコード
コロムビア・レコード
ローパドープ・レコード英語版
公式サイト www.dirtydozenbrass.com
メンバー グレゴリー・デイヴィス (tp)
ケヴィン・ハリス (sax)
ロジャー・ルイス (b、sax)
カーク・ジョセフ (sousaphone)
TJ・ノリス(tb)
ジュリアン・アディソン(Dr)
タケシ・シンムラ(gt)
旧メンバー

チャールズ・ジョセフ (tb)
ベニー・ジョーンズ (bass dr)
ライオネル・バティスト(bass dr)
ジェネル・マーシャル (snare dr)
キース・アンダーソン(sousaphone)
リチャード・ノックス(key)
テレンス・ヒギンズ (ds)
ジャモール・ワトソン(ds)
ビッグ・サム・ウィリアムス(tb)
ジェイミー・マクレーン(gt)
ジェイク・エッカード (gt)
ジュリアス・マッキー (sousaphone)
カイル・ルセール(key)
レバート・アンドリューズ (tb)

エフレム・タウンズ (tp、flugelhorn)

ダーティー・ダズン・ブラス・バンドDirty Dozen Brass Band)は、1977年にアメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオーリンズで結成されたブラスバンドである。

1984年コンコード・レコードよりデビュー。メンバーを入れ替えながら、今日も活躍中。ニューオーリンズ・スタイルのブラスバンドとしては、最も人気のあるグループのひとつである。伝統的なブラスバンドの雰囲気を残しつつも、ファンク、ソウルなど新しい音楽の要素を取り入れた音楽性は、その後のブラスバンドに大きな影響を与えた。

来歴

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1977年トルネード・ブラスバンドのメンバーだったグレゴリー・デイヴィス (トランペット)、カーク・ジョセフ (スーザフォン)、チャールズ・ジョセフ (トロンボーン)、ケヴィン・ハリス (サクソフォーン)の4人に、エフレム・タウンズ (トランペット)、ロジャー・ルイス (サクソフォーン)、ベニー・ジョーンズ (バスドラム)、ジェネル・マーシャル (スネアドラム)が合流して結成される。

1984年、コンコード・レコードよりアルバム『ダーティー・ダズン・ブラス・バンド』 (My Feet Can't Fail Me Now)でデビュー。1987年にはコロムビア・レコードへ移籍し、アルバム『ヴードゥー』をリリース。同作には、ディジー・ガレスピードクター・ジョンブランフォード・マルサリスといったゲストが参加した。続く『The New Orleans Album』(1989年)にはエルヴィス・コステロらが参加し、バンド側も同時期にエルヴィス・コステロのアルバム『スパイク』に参加。

1991年、オリジナル・メンバーのカーク・ジョセフとチャールズ・ジョセフがバンドを脱退する。バンドはカークのスーザフォンの後任として、スーザフォン・プレイヤーを入れると同時にエレクトリックベース奏者を加えた。1993年には、バスドラムのベニー・ジョーンズも脱退した。後任にライオネル・バティストが加わるものの、彼も翌年にはバンドを辞めてしまう。バンドは、バスドラムのプレイヤーを補充し、新たにドラムセットを叩くドラマーを加えた。続いてギター、キーボードも加わり、ストリート・パレードをするブラスバンドのスタイルから離れ、通常のバンド・スタイルとなっていく。その後もバンドとしては活動を続けているが、一般に知られるバンド形態に近づいたことと、当初のメンバーが減ったことにより、結成当初の「ニューオーリンズ・ブラスバンド固有のサウンドは薄まってきている。

2000年、ロック・グループのワイドスプレッド・パニック英語版と組み、アルバム『Another Joyous Occasion』をリリース。この組み合わせで2004年には『Night Of Joy』をリリースしている。

2004年、その年に亡くなったニューオーリンズのチューバ奏者、チューバ・ファッツに捧げたアルバム『フューネラル・フォー・ア・フレンド』をリリースした。2006年には、ハリケーン・カトリーナ1周年の日にあわせて、アルバム『ホワッツ・ゴーイング・オン』をリリース。これはマーヴィン・ゲイの名作アルバム『ホワッツ・ゴーイン・オン』を彼ら流に解釈したもので、ブッシュ政権の政策に対する疑問を投げ掛けるものとなっている。

ディスコグラフィ

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アルバム

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  • 1984年 『ダーティー・ダズン・ブラス・バンド』 - My Feet Can't Fail Me Now (Concord Jazz)
  • 1986年 『マルディ・グラ・イン・モントゥルー』 - Live: Mardi Gras in Montreaux (Rounder)
  • 1987年 『ヴードゥー』 - Voodoo (Columbia) ※フィーチャリング・ドクター・ジョンディジー・ガレスピーブランフォード・マルサリス
  • 1989年 The New Orleans Album (Columbia) ※フィーチャリング・ダニー・バーカーデイヴ・バーソロミューエディー・ボーエルヴィス・コステロ
  • 1991年 Open Up: Whatcha Gonna Do for the Rest of Your Life (Columbia)
  • 1993年 『ジェリー』 - Jelly (Columbia)
  • 1996年 Ears to the Wall (Mammoth)
  • 1999年 Buck Jump (Mammoth) ※フィーチャリング・ジョン・メデスキ
  • 2002年 『メディケイテッド・マジック』 - Medicated Magic (Ropeadope) ※フィーチャリング・ジョン・ベル、ドクター・ジョン、オル・ダラノラ・ジョーンズ、DJロジック、ロバート・ランドルフ
  • 2003年 『ライヴ・イン・ニューオーリンズ』 - We Got Robbed: Live in New Orleans (self-released)
  • 2004年 『フューネラル・フォー・ア・フレンド』 - Funeral for a Friend (Ropeadope)
  • 2005年 This Is the Dirty Dozen Brass Band (Shout! Factory) ※コンピレーション
  • 2006年 『ホワッツ・ゴーイング・オン』 - What's Going On (Shout! Factory)[1]
  • 2012年 『トゥエンティ・ダズン』 - Twenty Dozen (Savoy Jazz)

参加アルバム

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脚注

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外部リンク

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