チアルジン
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チアルジン thialdine[1] | |
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別称 2,4,6-トリメチル-4,5-ジヒドロ-1,3,5-ジチアジン | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 638-17-5 |
特性 | |
化学式 | C6H13NS2 |
モル質量 | 163.29 |
外観 | 昇華性のある白色結晶 |
匂い | 甲殻類のロースト香 |
融点 |
47℃ |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
チアルジン(英: thialdine)は、化学式C6H13NS2 で表される六員環複素環式化合物の一種。常温では白色の結晶で、昇華性がある。天然には食肉や甲殻類の一部、アズキなどに存在する。
用途
[編集]サクラエビや南極産オキアミなどを茹でた際の主要な香り成分の1つである[2]。 香料用途としては松垣薬品工業が製造し、海産物や肉製品のフレーバーとして使用される[1]。
製造
[編集]アンモニアの20%水溶液に硫化水素ガスを加え、20~30℃でアセトアルデヒドを滴下させて得られる[1]。
- NH3 + H2S + 3CH3CHO → C6H13NS2 + 2H2O + 1/2O2
脚注
[編集]- ^ a b c 『合成香料 化学と商品知識』印藤元一著 2005年増補改訂 化学工業日報社 ISBN 4-87326-460-X
- ^ 加熱条件および呈味性生体成分の甲殼類香気に及ぼす影響(科学研究費補助金データベース)