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チオラーゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Thiolase, N-terminal domain
識別子
略号 Thiolase_N
Pfam PF00108
InterPro IPR002155
PROSITE PDOC00092
SCOP 1pxt
SUPERFAMILY 1pxt
CDD cd00751
利用可能な蛋白質構造:
Pfam structures
PDB RCSB PDB; PDBe; PDBj
PDBsum structure summary
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Thiolase, C-terminal domain
識別子
略号 Thiolase_C
Pfam PF02803
InterPro IPR002155
PROSITE PDOC00092
SCOP 1pxt
SUPERFAMILY 1pxt
利用可能な蛋白質構造:
Pfam structures
PDB RCSB PDB; PDBe; PDBj
PDBsum structure summary
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チオラーゼは、アシルCoA2分子のクライゼン縮合(またはその逆反応)を触媒する酵素である。酵素学的には基質特異性によって以下のように分類されているが、いずれも同じタンパク質ファミリーに属している。

EC番号 酵素名 別名 基質
EC 2.3.1.9 アセチルCoA C-アセチルトランスフェラーゼ チオラーゼII;
アセトアセチルCoAチオラーゼ
アセチルCoA + アセチルCoA
EC 2.3.1.16 アセチルCoA C-アシルトランスフェラーゼ チオラーゼI;
3-ケトアシル-CoA チオラーゼ;
β-ケトチオラーゼ
アシルCoA + アセチルCoA
EC 2.3.1.174 3-オキソアジピル-CoAチオラーゼ β-ケトアジピル-CoAチオラーゼ スクシニルCoA + アセチルCoA
EC 2.3.1.176 プロパノイルCoA C-アシルトランスフェラーゼ ペルオキシソーマルチオラーゼ2 3α,7α,12α-trihydroxy-5β-cholanoyl-CoA + プロパノイルCoA

チオラーゼIは主にアシルCoAの分解に作用しており、β酸化などに関わっている。チオラーゼIIは主にアセチルCoAからアセトアセチルCoAを合成しており、ケトン体やイソプレノイド、ステロイドなどの生合成に関わっている。