チシマゼキショウ属
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チシマゼキショウ属 | ||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Tofieldia Hudson |
チシマゼキショウ属(チシマゼキショウぞく、Tofieldia)はチシマゼキショウ科の属の一つ。かつてはユリ科に分類されていた。
特徴
[編集]小形の多年草。基部の葉は袴状になって互生し、葉の中脈に沿って内側に折れ、葉の裏側が外側に現れる。形は剣状線形でアヤメに似る。花は花茎の上に総状または穂状につく。花被片は6個で、形は線状長楕円形または長楕円形、色は白色または淡紫色。雄蕊は6個、雌蕊の花柱は3個ある。
北半球の温帯-亜寒帯に20種ほど、日本には4種知られている。
日本の種
[編集]- チシマゼキショウ Tofieldia coccinea Richards. var. coccinea
- チャボゼキショウ(アポイゼキショウ)Tofieldia coccinea Richards. var. kondoi (Miyabe et Kudô) H.Hara
- ゲイビゼキショウ Tofieldia coccinea Richards. var. geibiensis (M.Kikuchi) H.Hara
- アッカゼキショウ Tofieldia coccinea Richards. var. akkana (T.Shimizu) T.Shimizu
- ハコネハナゼキショウ(ミヤマゼキショウ) Tofieldia coccinea Richards. var. gracilis (Franch. et Sav.) T.Shimizu
- ヒメイワショウブ Tofieldia okuboi Makino
- ヤシュウハナゼキショウ Tofieldia furusei (Hiyama) M.N.Tamura et Fuse
- ハナゼキショウ Tofieldia nuda Maxim. var. nuda
- ヒゼンハナゼキショウ Tofieldia nuda Maxim. var. hizenensis T.Yamaz.
- ヤクシマチャボゼキショウ Tofieldia yoshiiana Makino var. yoshiiana
ギャラリー
[編集]参考文献
[編集]- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本 I 単子葉類』、1982年、平凡社