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チベン製薬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
チベン製薬株式会社
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
567-0073
大阪府茨木市西穂積町3-8
設立 1957年昭和32年)
業種 医薬品
法人番号 9120901001357 ウィキデータを編集
事業内容 医薬品の製造販売、医薬部外品の製造販売、化粧品の製造販売、健康食品の製造販売、高度管理医療機器の販売・賃貸、直営薬局の経営、環境改良事業
代表者 代表取締役社長 松本有司
資本金 6000万円
従業員数 9名
関係する人物 大森智辯辯天宗宗祖)
外部リンク https://www.chiben-seiyaku.jp/
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チベン製薬(ちべんせいやく)は、大阪府茨木市に本社と工場を置く製薬会社である。

大阪家庭薬協会に加盟している。

設立経緯

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初代代表取締役の吉井祥二氏の実母は、宗教法人辯天宗の宗祖であった大森智辯(旧名:清子)である。(高校野球で知られる智辯学園は大森智辯の発願で建設された学校)

明治42年生まれで奈良県吉野飯貝の出身であった智辯は、小学校入学前に祖母に連れられて山に入り、薬草を採取していた。

智辯の並外れた薬草の知識は祖母から教わったもので、幼いころの将来の夢は薬剤師であった。

小学校2年の時、生家の柱に「あさおきて きものきて おくすりとって がっこうたてて」と落書きをする。「おくすりとって」はチベン製薬株式会社、「がっこうたてて」は智辯学園へとつながるエピソードとして語り継がれている。

昭和4年に高野山真言宗の僧侶大森智祥氏と結婚。そして昭和9年に大辯才天女尊から天啓を享け、その後は宗教家としての人生を歩む。

神からの霊示をもって人々を救う修行の道の中で智辯は、薬草を用いて病気で苦しむ人々を救っていった。これがチベン製薬の源流となる。

後に智辯の次男:祥二氏が薬剤師の資格を取り、昭和32年にチベン製薬を創業した。

薬は「胃腸煎」「女神湯」「妙音湯」「水気下し」などの漢方薬をはじめ、湿布薬、軟膏薬、ドリンク剤などがある。

中でも漢方湿布薬の「喜世効」、軟膏薬の「雪妙」はチベン製薬のブランド製品で、使用者から長く愛されてきた。

薬店舗

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  • ちべん薬舗大阪店 〒567-0073 大阪府茨木市西穂積町7-41 辯天宗冥應寺
  • ちべん薬舗五條店 〒637-0036 奈良県五條市野原町4-6-25 総本山如意寺

主な製品

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生薬煎剤

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チベン胃腸煎(第2類医薬品)
ケイヒ、ソウジュツなど9種類の生薬を配合。
食欲不振、胃部・腹部膨満感、消化不良、胃弱、食べ過ぎ、飲み過ぎ、胸焼け、もたれ、胸のつかえ、はきけ、嘔吐、整腸、軟便、便秘に効果がある。
妙音湯(第2類医薬品)
麦門冬、バイモなど9種類の生薬を配合。
感冒、肺炎、肋膜炎、気管支カタルの熱を解し、咳を鎮め胸痛を去る。
水気下し(第2類医薬品)
ナンバンゲなど9種類の生薬を配合。
利尿剤として腎臓病、膀胱カタル、尿道炎、脚気に用いる。
ろいま湯(第2類医薬品)
ボウイ等8種類の生薬を配合。
神経痛、リウマチ、関節痛、痛風に効果がある。
宝珠湯(第2類医薬品)
シュロジツ、ボウフウなど10種類の生薬を配合。
脳溢血、血圧亢進、神経痛に効果がある。

生薬浸剤

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女神湯(第2類医薬品)
オウゴン、センキュウなど15種類の生薬を配合。
のぼせ、のぼせ目、ヒステリー、月経不順、産前産後、冷え込み、めまいに効果がある。

外用薬

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喜世効(第3類医薬品)
ねつ、はれ、いたみ、漢方しっぷ薬。
神経痛、リウマチ、関節炎、肩のこり、肋膜炎、肺炎、筋肉痛、腰痛、打ち身、くじきの消炎、鎮痛に効果がある。
外用 雪妙(第3類医薬品)
皮膚疾患治療薬。
かゆみ止め、じんましん、ひび、しもやけ、あかぎれ、切り傷、すり傷、やけど、毒虫刺され、くさ、あせも、ただれに効果がある。

薬用入浴剤

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麗仙湯(医薬部外品)
経痛、リウマチ、冷え性、肩のこり、腰痛、荒れ性、あせも、しっしん、しもやけ、痔に効果がある。

外部リンク

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