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ティーヴィーラーク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ティーヴィーラーク
欧字表記 T. V. Lark
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 1957年2月12日[1][2]
死没 1975年
Indian Hemp
Miss Larksfly
母の父 Heelfly
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生産者 Dr. Walter D. Lucas[1][2]
馬主 CR Mac Stables[1]
調教師 William Molter
→Paul Parker[1]
競走成績
生涯成績 72戦19勝[1][2]
獲得賞金 902,194ドル[1][2]
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ティーヴィーラークT. V. Lark1957年 - 1975年)は、アメリカ合衆国サラブレッド競走馬種牡馬。1961年のワシントンDCインターナショナルに優勝し、同年のアメリカ最優秀芝牡馬に選出された。また種牡馬としても実績が高く、1974年のアメリカリーディングサイアーにも選出された。

経歴

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  • 特記がない限り、競走はすべてダートコース。また、当時はグレード制未導入。

カリフォルニア州の生産者、ウォルター・D・ルーカスの生産したサラブレッドの牡馬である。1958年にデルマーイヤリングセールに上場され、そこでチェイス・マッコイに1万ドルで落札され、同氏のCRマックステーブルのもとで競走馬となった[1]

ティーヴィーラークはウィリアム・モルター調教師に預けられて、2歳時の1959年にデビューした。2歳時はアーリントンフューチュリティ(アーリントンパーク・6ハロン)に優勝[3]、また年末のカリフォルニアブリーダーズトライアルステークス(サンタアニタパーク・7ハロン)では2着馬ノーブルヌーアを3/4馬身差で破って勝利している[4]

3歳になった1960年、4月2日に調教師のモルターが心臓発作のために急死し、それまで厩務員であったポール・パーカーが新たにティーヴィーラークの調教師となった[1]。3歳シーズン前半のティーヴィーラークは善戦続きで勝ち星に恵まれなかったが、後半はアーリントンクラシックステークス(アーリントンパーク・8ハロン)、アメリカンダービー(アーリントンパーク・9ハロン)、ワシントンパークハンデキャップ(アーリントンパーク・8ハロン)と連勝を遂げた。さらに、初めての芝競走となったユナイテッドネーションズハンデキャップでは同年のプリークネスステークス優勝馬バリーアークや、古豪ソードダンサーらを破って優勝している[5]

4歳時はハリウッドゴールドカップなどに優勝している[1]。この年最大の勝ち星は当時の最強馬ケルソを破ったワシントンDCインターナショナルローレルパーク・芝12ハロン)で、この勝利によりティーヴィーラークは同年の最優秀芝牡馬に選出された[1]。その後5歳まで競走を続けたが、5歳時はフィラデルフィアターフハンデキャップ(アトランティックシティ・芝8.5ハロン)で勝つ以外は善戦に留まった。

種牡馬入り後

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ティーヴィーラークは1961年9月にプレストン・マッデンが代表するシンジケートに60万ドルで売却され、競走馬引退後にそのマッデンの持つケンタッキー州のハンバーグプレイス牧場に種牡馬として繋養された。アメリカジョッキークラブの調べによれば、ティーヴィーラークは生涯で383頭の産駒を出し、うち248頭が勝ち上がり、53頭がステークス競走勝ち馬になったとある[1]。種牡馬として継続して活躍馬を送り出し、1974年にはアメリカリーディングサイアーの座に輝いている[1]。以下はおもな産駒。

  • ピンクピジョン Pink Pigeon - 1964年生、牝馬。ページェントハンデキャップなど。
  • ティーヴィーコマーシャル T. V. Commercial - 1965年生、牡馬。アーリントンワシントンフューチュリティなど。
  • ミスカーミー Miss Carmie - 1966年生、牝馬。クリプセッタステークス。繁殖牝馬としてクリスエヴァートを出す。
  • タンブルラーク Tumble Lark - 1967年生、牡馬。種牡馬としてブラジルリーディングサイアー3回。
  • クァック Quack - 1969年生、牡馬。ハリウッドゴールドカップ(G1)、カリフォルニアンステークス(G1)連覇など。
  • ラミレス Ramirez - 1971年生、牡馬。イスパーン賞(G1)など。

1975年、ティーヴィーラークは漏出性出血のため死亡、18歳であった[1]。遺骸はハンバーグプレイス牧場に埋葬された。

血統表

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ティーヴィーラーク血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ナスルーラ系
[§ 2]

Indian Hemp
アイルランド 栗毛 1949
父の父
Nasrullah
イギリス 鹿毛 1940
Nearco Pharos
Nogara
Mumtaz Begum Blenheim
Mumtaz Mahal
父の母
Sabzy
イギリス 鹿毛 1943
Stardust Hyperion
Sister Stella
Sarita Swynford
Molly Desmond

Miss Larksfly
アメリカ 黒鹿毛 1948
Heelfly
アメリカ 黒鹿毛 1934
Royal Ford Swynford
Royal Yoke
Canfli Campfire
Flivver
母の母
Larksnest
アメリカ 黒鹿毛 1943
Bull Dog Teddy
Plucky Liege
Light Lark Blue Larkspur
Ruddy Light
母系(F-No.) (FN:9-c) [§ 3]
5代内の近親交配 Swynford 4x4 [§ 4]
出典
  1. ^ [6], [7]
  2. ^ [7]
  3. ^ [6], [7]
  4. ^ [6], [7]


脚注

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m Avalyn Hunter. “T. V. Lark (horse)”. American Classic Pedigrees. 2022年5月20日閲覧。
  2. ^ a b c d T. V. Lark (KY)”. EQUIBASE. 2022年5月20日閲覧。
  3. ^ SI Staff (1959年8月10日). “FOR THE RECORD”. Sports Illustrated. 2022年5月20日閲覧。
  4. ^ SI Staff (1960年1月4日). “A roundup of the sports information of the week”. Sports Illustrated. 2022年5月20日閲覧。
  5. ^ SI Staff (1960年9月26日). “Events and Discoveries of the Week”. Sports Illustrated. 2022年5月20日閲覧。
  6. ^ a b c 血統情報:5代血統表|T.V. Lark(USA)”. JBISサーチ. 2022年5月20日閲覧。
  7. ^ a b c d T.V. Larkの血統表”. netkeiba.com. 2022年5月20日閲覧。