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テトラヒドロゾリン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テトラヒドロゾリン
識別情報
CAS登録番号 84-22-0
PubChem 5419
特性
化学式 C13H16N2
モル質量 200.28 g/mol
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

テトラヒドロゾリン (tetrahydrozoline) は、塩酸テトラヒドロゾリンとして目薬点鼻薬に含まれるイミダゾリン誘導体である。同様の薬理作用を示す誘導体として、ナファゾリンオキシメタゾリンキシロメタゾリン等がある。オーバードースによる性がある。

薬理作用

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テトラヒドロゾリンは主にアドレナリンα受容体作動薬として作用し、点眼薬は眼の結膜血管を収縮させる。これは眼への刺激物による充血を抑える効果がある。

点鼻薬として用いると、鼻粘膜の充血を改善する。しかし、長期にわたる経鼻使用は、慢性的な薬剤性鼻炎の原因となる。

また、の出血・発赤を抑えるために、一部の坐剤(座薬)に配合されている。

いずれもOTC医薬品に用いられている。

都市伝説

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テトラヒドロゾリンにはもし経口で摂取すると下痢を起こすと広く信じられているが、都市伝説である。実際に誤飲すると吐き気、嘔吐発作昏睡などに陥る可能性があるが[1]、下痢を引き起こす効果はない。

脚注

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  1. ^ Urban Legends Reference Pages: Visine Prank

関連項目

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