ディエゴマー・マークウェル
基本情報 | |
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国籍 | オランダ |
出身地 | オランダ領アンティル自治領シャープワイク(現: キュラソー) |
生年月日 | 1980年8月8日(44歳) |
身長 体重 |
6' 2" =約188 cm 195 lb =約88.5 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 1997年 アマチュアFA |
初出場 | CPBL / 2007年3月21日 |
最終出場 | CPBL / 2007年3月31日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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国際大会 | |
代表チーム | オランダ |
五輪 | 2004年 |
WBC | 2006年、2009年、2013年、2017年 |
プレミア12 | 2015年、2019年 |
この表について
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獲得メダル | ||
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男子 野球 | ||
オランダ | ||
IBAFワールドカップ | ||
金 | 2011 | 野球 |
ヨーロッパ野球選手権大会 | ||
金 | 2014 | 野球 |
金 | 2016 | 野球 |
金 | 2019 | 野球 |
ハーレムベースボールウィーク | ||
金 | 2016 | 野球 |
フランス国際野球大会 | ||
金 | 2014 | 野球 |
金 | 2016 | 野球 |
ディエゴマー・レイムンド・マークウェル(Diegomar Raymundo Markwell, 1980年8月8日 - )は、オランダ領アンティルのキュラソー島シャープワイク出身の元野球選手(投手)。左投げ左打ち。
台湾球界での登録名は威爾。
経歴
[編集]プロ入りとブルージェイズ傘下時代
[編集]トロント・ブルージェイズと契約を結びプロ入りした。当時、17歳だった[1]。
1997年は傘下ショートシーズンAのセントキャサリンズ・ブルージェイズでプレーした。同年は16試合(11試合で先発)登板し、1勝6敗、防御率4.96、33奪三振を記録した[2]。
1998年も傘下ショートシーズンAのセントキャサリンズでプレーした。同年は17試合(5試合で先発)に登板し、5勝3敗、防御率5.54、40奪三振を記録した[2]。
1999年も傘下ショートシーズンAのセントキャサリンズでプレーした。同年は14試合(13試合で先発)登板し、3勝4敗、防御率7.58、54奪三振を記録した[2]。
2000年は傘下ショートシーズンAのクイーンズ・キングでプレーした。14試合(13試合で先発)登板し、4勝3敗、防御率3.05、66奪三振を記録した[2]。その後、傘下Aのヘイガーズタウン・サンズでプレーした。2試合に登板した[2]。
2001年は傘下Aのチャールストン・アーリーキャッツでプレーした。22試合(21試合で先発)登板し、5勝7敗、防御率3.87、99奪三振を記録した[2]。その後、傘下アドバンスAのダニーデン・ブルージェイズでプレーした。5試合に先発登板し、3勝1敗、防御率3.21、26奪三振を記録した[2]。
2002年は傘下AAのテネシー・スモーキーズでプレーした。同年は28試合(27試合で先発)登板し、13勝9敗1セーブ、防御率4.38、101奪三振を記録した[2]。
2003年は傘下AAのニューヘブン・レイブンズ(現:ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツ)でプレーした。同年は28試合(19試合で先発)登板し、5勝7敗、防御率7.04、69奪三振を記録した[2]。同年に解雇された[1]。
ブルージェイズ退団後
[編集]2004年にはアテネオリンピックのオランダ代表に選出された。この大会以降、オランダ代表の常連となる[1]。
2006年3月に開催された第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のオランダ代表に選出された[3]。
台湾球界時代
[編集]2007年3月9日に台湾の野球リーグである中華職業棒球大聯盟(CPBL)の誠泰コブラズに入団した。
しかし、成績は奮わず、同月29日に退団した。
オランダ球界時代
[編集]2007年シーズン途中に母国オランダのプロ野球リーグであるホーフトクラッセのDOORネプテューヌスに入団した。同年は13試合に先発登板し、9勝1敗、防御率1.45、62奪三振を記録した[2]。
2008年は15試合に先発登板し、9勝5敗、防御率2.37、51奪三振を記録した[2]。
2009年開幕前の3月に開催された第2回WBCのオランダ代表に選出され[4]、2大会連続2度目の選手となった。
シーズンでは15試合に先発登板し、10勝2敗、防御率1.82、83奪三振を記録した[2]。
2010年は12試合に先発登板し、9勝1敗、防御率1.32、54奪三振を記録した[2]。
2011年は13試合に先発登板し、10勝1敗、防御率1.71、50奪三振を記録した[2]。
オフの9月20日に第39回IBAFワールドカップのオランダ代表に選出された[5]。同大会ではヨーロッパの国としては、1938年大会のイギリス代表以来73年ぶりの優勝を果たした。この栄誉を称えて代表24人全員に「サー」の爵位が贈られ[6]、マークウェルにも贈られた。
2012年は12試合に先発登板し、11勝1敗、防御率1.34、62奪三振を記録した[2]。
2013年開幕前の3月に開催された第3回WBCのオランダ代表に選出され[7]、3大会連続3度目の選出を果たした。
シーズンでは10試合に先発登板し、6勝2敗、防御率1.19、61奪三振を記録した[2]。
オフにはベネズエラのウィンターリーグであるリーガ・ベネソラーナ・デ・ベイスボル・プロフェシオナルに参加し、レオネス・デル・カラカスに所属した。ここでは、18試合(1試合で先発)登板し、1勝0敗、防御率3.97、8奪三振を記録した[2]。
2014年9月2日に第1回フランス国際野球大会のオランダ代表に選出された[8]。同大会でオランダ代表は初代優勝国となった[9]。大会終了後の12日に、今度は第33回ヨーロッパ野球選手権大会のオランダ代表に選出された[10]。同大会ではオランダ代表が大会の記録である自国の20回の優勝を塗り替える3大会振り21度目の優勝を果たした[11]。
2015年2月17日に「GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表」の欧州代表に選出された[12][13]。3月11日の第2戦に先発登板し[14]、大島洋平を牽制死するなど[15]、3回を投げ勝利投手となっている[16]。
4月13日に第15回ワールドポート・トーナメントと第1回WBSCプレミア12のオランダ代表候補選手に選出された[17]。
シーズンでは5月7日のファーセン・ピオニールス戦で、ネプテューヌスでの通算100勝を記録した[18]。6月30日に第15回ワールドポート・トーナメントのオランダ代表に選出された[19]。
オフの10月12日に第1回WBSCプレミア12のオランダ代表候補選手36名に選出され[20]、10月20日に第1回WBSCプレミア12のオランダ代表選手28名に選出された[21]。
2016年1月18日にキューバ代表との強化試合のオランダ代表に選出された[22]が、同試合は雨天中止となった[23]。7月9日に第28回ハーレムベースボールウィークのオランダ代表に選出された[24]。8月25日に第2回フランス国際野球大会のオランダ代表に選出された[25]。9月7日に2016年ヨーロッパ野球選手権大会のオランダ代表に選出された[26]。両大会で優勝を果たした[27]。10月18日に日本代表との強化試合のオランダ代表に選出された[28]。
2017年開幕前の2月7日に同年のアメリカ遠征のオランダ代表に選出された[29]。2月9日に第4回WBCのオランダ代表に選出され、4大会連続4度目の選出を果たした[30]。オフの10月13日にイタリア代表との親善試合である「ヨーロピアン・ベースボール・シリーズ」のオランダ代表に選出された[31]。
2023年5月25日に現役引退を発表。今後はオランダ代表の投手コーチに就任する[32]。
プレースタイル
[編集]サイド気味のフォームから140km/h前後のストレートとスライダーを中心とした投球が特徴で、他にカーブ、チェンジアップを投げる。
詳細情報
[編集]年度別投手成績
[編集]年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2007 | 誠泰 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 34 | 5.0 | 11 | 1 | 9 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 8 | 8 | 14.40 | 4.00 |
CPBL:1年 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 34 | 5.0 | 11 | 1 | 9 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 8 | 8 | 14.40 | 4.00 |
- 2010年度シーズン終了時
背番号
[編集]- 36 (2007年)
代表歴
[編集]- 2004年アテネオリンピック野球オランダ代表
- 2006 ワールド・ベースボール・クラシック・オランダ代表
- 2008年北京オリンピック野球オランダ代表
- 2009 ワールド・ベースボール・クラシック・オランダ代表
- 2011 IBAFワールドカップ オランダ代表
- 2013 ワールド・ベースボール・クラシック・オランダ代表
- 2014年フランス国際野球大会オランダ代表
- 2014年ヨーロッパ野球選手権大会オランダ代表
- 2015 ワールドポート・トーナメント オランダ代表
- 2015 WBSCプレミア12 オランダ代表
- 2016 ハーレムベースボールウィーク オランダ代表
- 2016年フランス国際野球大会オランダ代表
- 2016年ヨーロッパ野球選手権大会オランダ代表
- 2017 ワールド・ベースボール・クラシック・オランダ代表
- 2019年ヨーロッパ野球選手権大会オランダ代表
- 2019 WBSCプレミア12 オランダ代表
脚注
[編集]- ^ a b c 世界の野球「キューバ代表とも互角の勝負、ヨーロッパの雄・オランダ」 侍ジャパン公式サイト (2015年2月10日) 2015年2月22日閲覧
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q Baseball Reference (Minors)
- ^ 2006 Tournament Roster[リンク切れ] The official site of World Baseball Classic 2015年2月19日閲覧 [リンク切れ]
- ^ 2009 Tournament Roster[リンク切れ] The official site of World Baseball Classic 2015年2月19日閲覧 [リンク切れ]
- ^ Netherlands announces Roster for Baseball World Cup Archived 2015年2月27日, at the Wayback Machine. - IBAF
- ^ ジーター後継者は「サー」の爵位持つ24歳のグリゴリアス
- ^ 2013 Tournament Roster[リンク切れ] The official site of World Baseball Classic 2015年2月19日閲覧 [リンク切れ]
- ^ Roger Bernadina in EK-selectie Nederland[リンク切れ] de Nederlandse honkbalsite (2014年9月2日) 2015年3月20日閲覧
- ^ Nederland wint France International Baseball Tournament[リンク切れ] KNBSB (2014年9月10日) 2015年3月20日閲覧
- ^ Nederlands honkbalteam opent EK tegen Kroatië[リンク切れ] The Royal Dutch Baseball and Softball Association official site (2014年9月11日) 2015年3月20日閲覧
- ^ Netherlands 2014 European Baseball Champion 欧州野球連盟公式サイト (2014年9月21日) 2015年3月20日閲覧
- ^ 欧州代表が選手発表!NPB所属の2選手も招集[リンク切れ] 侍ジャパンオフィシャルサイト (2015年2月17日) 2015年2月18日閲覧
- ^ Europe vs Japan Rosters Announced; Asics Sponsors Europe as Official Outfitter CONFEDERATION OF EUROPEAN BASEBALL (2015年2月17日) 2015年2月18日閲覧
- ^ ひかりTV 4K GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表 第2戦 2015年3月11日(水) 東京ドーム 試合結果トップ 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2015年3月11日) 2016年3月10日
- ^ ひかりTV 4K GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表 第2戦 2015年3月11日(水) 東京ドーム 試合経過 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2015年3月11日) 2016年3月10日閲覧
- ^ ひかりTV 4K GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表 第2戦 2015年3月11日(水) 東京ドーム 打席結果・投打成績 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2015年3月11日) 2016年3月10日閲覧
- ^ Leonora in voorselectie van Oranje[リンク切れ] KNBSB (2015年4月13日) 2015年4月26日閲覧
- ^ Diegomar Markwell with 100th Win, as Curacao Neptunus beats Vaessen Pioniers Mister Baseball (2015年5月8日) 2015年6月14日閲覧
- ^ Steve Janssen maakt selectie voor WPT bekend[リンク切れ] KNBSB (2015年6月30日) 2015年8月1日閲覧
- ^ Bernadina en Jones in selectie voor Premier 12[リンク切れ] de Nederlandse honkbalsite (2015年10月12日) 2015年10月20日閲覧
- ^ Definitieve selectie Kingdom of the Netherlands voor de Premier12[リンク切れ] KNBSB (2015年10月20日) 2015年10月20日閲覧
- ^ Team Kingdom als onderdeel van handelsmissie naar Cuba KNBSB - Koninklijke Nederlandse Baseball en Softball Bond (2016年1月8日) 2016年10月8日閲覧
- ^ Game cancelled, but mission accomplished in Havana Mister Baseball (2016年1月16日) 2016年10月8日閲覧
- ^ Garia en de Caster meest opvallende namen in selectie Honkbalweek KNBSB (2016年7月9日) 2016年7月17日閲覧
- ^ Rob Cordemans met Koninkrijksteam naar Sénart Honkbalsite | Honkbalnieuws uit Nederland (2016年8月25日) 2016年11月8日閲覧
- ^ Bernadina voor EK terug in nationale ploeg Honkbalsite | Honkbalnieuws uit Nederland (2016年8月25日) 2016年9月2日閲覧
- ^ Netherlands win European Championship 2016 The official site of Confederation of European Baseball (2016年9月18日) 2016年11月8日閲覧
- ^ [1] KNBSB Nieuws (knbsb.nieuws) - Facebook (2016年10月18日) 2016年11月8日閲覧
- ^ Selectie Koninkrijksteam voor trainingskamp Arizona Honkbalsite | Honkbalnieuws uit Nederland (2017年2月7日) 2017年3月7日閲覧
- ^ Tien hoofdklassers in definitieve WBC-selectie Honkbalsite | Honkbalnieuws uit Nederland (2017年2月9日) 2017年3月3日閲覧
- ^ Opnieuw verschillende debutanten in Koninkrijksteam Honkbalsite | Honkbalnieuws uit Nederland (2017年10月13日) 2017年10月22日閲覧
- ^ “Markwell neemt afscheid bij Neptunus; wordt nieuwe pitching coach Koninkrijksteam”. 2023年5月25日閲覧。
外部リンク
[編集]- 選手の通算成績と情報 The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、CPBL
- ディエゴマル・マークウェル - 侍ジャパン公式サイト 欧州代表 選手詳細
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- キュラソーの野球選手
- トロント・ブルージェイズ傘下の選手
- 米迪亜ティー・レックス及びその前身球団の選手
- 野球オランダ代表選手
- ヨーロッパ野球選手権大会オランダ代表選手
- ワールド・ベースボール・クラシック・オランダ代表選手
- ワールドポート・トーナメント オランダ代表選手
- ハーレムベースボールウィーク オランダ代表選手
- 2006 ワールド・ベースボール・クラシック選手
- オリンピック野球オランダ代表選手
- 2009 ワールド・ベースボール・クラシック選手
- 2013 ワールド・ベースボール・クラシック選手
- 2015 WBSCプレミア12選手
- 2016年ヨーロッパ野球選手権大会選手
- 2017 ワールド・ベースボール・クラシック選手
- 2019年ヨーロッパ野球選手権大会選手
- 2019 WBSCプレミア12選手
- 在アメリカ合衆国オランダ人の野球選手
- 在台外国人の野球選手
- キュラソー系オランダ人
- 1980年生
- 存命人物