ディオン諸島
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地理 | |
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場所 | 南極大陸 |
座標 | 南緯67度52分 西経68度43分 / 南緯67.867度 西経68.717度座標: 南緯67度52分 西経68度43分 / 南緯67.867度 西経68.717度 |
行政 | |
なし | |
人口統計 | |
人口 | 0 |
ディオン諸島(Dion Islands、ディオンしょとう)は南極半島の西方沖、アデリーランドのアレクサンドラ岬の南西11キロメートル (6 nmi)のマルグリット湾北部にある諸島である。諸島を構成する島は小さく、島々は岩でできている。ディオン諸島は1908年から1910年にかけてのフランスによる南極探検の最中に発見され、ジャン=バティスト・シャルコーによってジュール・アルベール・デ・ディオンにちなみ命名された。ディオンはこの探検のためにスノーモービル3台を寄付した。また、探検のための装備を製造したのはディオンが経営するド・ディオン=ブートンであった[1]。
重要野鳥保護区
[編集]ディオン諸島にはズグロムナジロヒメウ約500組の繁殖地があるため、バードライフ・インターナショナルによって重要野鳥生息地に指定されている。コウテイペンギン約150組の小さな繁殖地もあり、コウテイペンギンの繁殖地としては知られている範囲で2番目に北にある。一番北にあるのはスノー・ヒル島である。また、陸上にあるコウテイペンギンの繁殖地はディオン諸島を含めて2つしかない。ペンギンの繁殖地があるため、ディオン諸島は南極特別保護地区 (ASPA 107)に指定されている。しかし、2011年には気候変動の影響により、この繁殖地は失われてしまったことが報告された[2][3][4]。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ "Dion Islands". Geographic Names Information System. U.S. Geological Survey.
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引数が必須です。 (説明) - ^ Trathan, P. N., Fretwell, P. T., & Stonehouse, B. (2011). First recorded loss of an emperor penguin colony in the recent period of Antarctic regional warming: implications for other colonies. PLoS One, 6(2), e14738. http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0014738
- ^ “Dion Islands”. BirdLife data zone: Important Bird Areas. BirdLife International (2012年). 2007年7月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年12月16日閲覧。
- ^ “Emperor Island, Dion Islands, Marguerite Bay, Antarctic Peninsula”. Management Plan for Antarctic Specially Protected Area No. 107: Measure 1. Antarctic Treaty Secretariat (2002年). 2013年9月10日閲覧。
この記事にはパブリックドメインである、アメリカ地質調査所が作成した次の文書本文を含む。"ディオン諸島". Geographic Names Information System. United States Geological Survey. 2023年2月11日閲覧。