コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ディビッドソン純マーカス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ディビッドソン 純 マーカス
名前
本名 ディビッドソン 純 マーカス
愛称 マーカス[1]
ラテン文字 DAVIDSON Jun Marques
基本情報
国籍 日本の旗 日本
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1983-06-07) 1983年6月7日(41歳)
出身地 東京都江東区深川[2]
身長 186cm
体重 75kg
選手情報
ポジション MF (DH[1][3])
利き足 右足[1]
ユース
1996-1998 日本の旗 東京ガスJY
1998-1999 イングランドの旗 タシス・イングランド
1999-2001 アメリカ合衆国の旗 AGSS
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2002-2006 日本の旗 大宮アルディージャ 74 (1)
2007-2009 日本の旗 アルビレックス新潟 8 (0)
2007 日本の旗 ヴィッセル神戸 10 (0)
2008 日本の旗 コンサドーレ札幌 17 (0)
2010 アメリカ合衆国の旗 カロライナ・レイルホークス 20 (1)
2011 日本の旗 徳島ヴォルティス 24 (0)
2012-2013 カナダの旗 バンクーバー・ホワイトキャップス 50 (0)
2014 アメリカ合衆国の旗 カロライナ・レイルホークス 25 (0)
2015 タイ王国の旗 サイアム・ネイビーFC 32 (1)
2016-2017 アメリカ合衆国の旗 シャーロット・インディペンデンス 54 (2)
通算 314 (5)
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

ディビッドソン 純 マーカス(ディビッドソン じゅん マーカス、英語: DAVIDSON Jun Marques, 1983年6月7日 - )は、東京都出身の元サッカー選手、サッカー指導者。ポジションはミッドフィールダーディフェンシブハーフ[1][3]

来歴

[編集]

父親がアメリカ人[4]、母親が日本人[2]。小学3年生時にサッカーを始め[5]東京ガス(後のFC東京)の下部組織に加入。柴田峡らの指導により力を付けた[5]。同期には尾亦弘友希らがいる。高校生時には父の故郷であるアメリカのサッカースクールに渡り、多国籍の環境下でプレーすることで精神的にも鍛えられた[5]。同スクールの監督がJリーグ大宮アルディージャ監督のピム・ファーベークと知己だったことから[5]大宮での練習に参加する機会を得て、2002年8月より正式加入[6]。加入当初は出場機会に恵まれなかったが、2004年より監督に就いた三浦俊也によってレギュラーに抜擢された[2]

2007年アルビレックス新潟へ完全移籍[7][8]。しかしレギュラー定着は叶わず、ヴィッセル神戸[9][10]コンサドーレ札幌[11][12][13]、新潟復帰[14]と移籍を繰り返した。札幌では再び三浦の下でプレー[2]

2010年マーティン・レニー (Martin Rennieが率いるUSSFカロライナ・レイルホークス英語版へ移籍[15]

2011年、Jリーグへの復帰を選び、J2・徳島ヴォルティスに練習生として参加[4]。2月末になって正式加入が発表された[16]J1昇格圏内入りには僅かに届かず、1年限りで退団。

日本国内のクラブからも誘いを受けていたが、レニーに請われ[17][3]2012年よりMLSバンクーバー・ホワイトキャップスへ移籍[18]。ジョック・マクドナルド[注 1]賞を獲得した[19]

2014年、カロライナ・レイルホークスへ復帰[20]。主将を務めた[21]

2015年タイサイアム・ネイビーFCへ移籍[22]

2016年シャーロット・インディペンデンスへ移籍[19]。リーダーシップとゲームコントロールを評価され[23]レギュラーを確保。2017年をもって現役を引退。

引退後、2018年に大宮のアカデミーコーチ、2019年に広州富力のアカデミーコーチ、2020年に石家荘永昌のアシスタントコーチをそれぞれ歴任[24]

2021年2月より鹿児島ユナイテッドFC U-15のコーチに就任した[25][26]

エピソード

[編集]
  • 敬虔なクリスチャン[2]
  • アメリカと日本の二重国籍を持っている。アメリカU-19代表候補となったが日本代表を目指すために辞退した。
  • 苗字のDAVIDSONは、本来なら「デイビッドソン」と表記するところだが、出生届を受理した役所が誤って「ディビッドソン」と登録したため、そのような苗字になったという。
  • 英語を話せるようになったのは渡米した高校生の頃[4]。父のジェリー・ディビッドソンは、かつてNHKラジオの英会話入門で講師をしていた[2]

所属クラブ

[編集]
ユース経歴
プロ経歴

個人成績

[編集]
国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2002 大宮 34 J2 0 0 - 0 0 0 0
2003 26 7 0 - 0 0 7 0
2004 17 1 - 1 1 18 2
2005 6 J1 30 0 8 0 4 0 42 0
2006 20 0 0 0 0 0 20 0
2007 新潟 4 0 0 0 0 - 0 0
神戸 20 10 0 - 1 0 11 0
2008 札幌 29 17 0 2 0 1 0 20 0
2009 新潟 4 8 0 2 0 0 0 10 0
アメリカ リーグ戦 リーグ杯USオープン杯 期間通算
2010 (en カロライナ 18 USSF 20 1 3 0 - 23 1
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2011 徳島 27 J2 24 0 - 1 0 25 0
カナダ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
2012 (en バンクーバー 27 MLS 24 0 - 2 0 26 0
2013 (en 26 0 - 2 0 28 0
アメリカ リーグ戦 リーグ杯USオープン杯 期間通算
2014 (en カロライナ 27 NASL 25 0 - 4 1 29 1
タイ リーグ戦 リーグ杯FA杯 期間通算
2015 ネイビー 3 TPL 32 1 32 1
アメリカ リーグ戦 リーグ杯USオープン杯 期間通算
2016 (en シャーロット 6 USL 30 2 - 1 0 31 2
2017 (en -
通算 日本 J1 85 0 12 0 6 0 103 0
日本 J2 48 1 - 2 1 50 2
カナダ MLS 50 0 - 4 0 54 0
アメリカ NASL 25 0 - 4 1 29 1
アメリカ USSF 20 1 3 0 - 23 1
アメリカ USL 30 2 - 1 0 31 2
タイ TPL 32 1 32 1
総通算 290 5 15 0 17 2 322 7

指導歴

[編集]

脚注

[編集]
注釈
  1. ^ カナダで活動した画家。
出典
  1. ^ a b c d PLAYER'S DATABASE”. 2007年10月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年7月10日閲覧。 WEBサッカーマガジン (2007年2月13日)
  2. ^ a b c d e f J1期待の新戦力 2008コンサドーレ <MF・29 ディビッドソン純マーカス> 守備力に組み立ても 北海道新聞 (2008年2月13日)
  3. ^ a b c Whitecaps FC add midfielder Jun Marques Davidson to MLS roster(英語) バンクーバー・ホワイトキャップス (2012年1月19日)
  4. ^ a b c TOKUSHIMA VORTIS 2011 VOICE Vol.32 徳島ヴォルティス
  5. ^ a b c d e PLAYER'S HISTORY2008 FILE042”. 2010年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年3月21日閲覧。 Jリーグ選手協会 (2008年10月24日)
  6. ^ デビッドソン 純 マーカス選手 加入のお知らせ”. 2002年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月28日閲覧。 大宮アルディージャ (2002年8月9日)
  7. ^ ディビッドソン 純 マーカス選手、アルビレックス新潟へ完全移籍のお知らせ”. 2007年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月28日閲覧。 大宮アルディージャ (2007年1月6日)
  8. ^ 大宮アルディージャより ディビッドソン 純 マーカス 選手 加入のお知らせ”. 2007年10月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月28日閲覧。 アルビレックス新潟 (2007年1月6日)
  9. ^ ディビッドソン 純マーカス 選手 ヴィッセル神戸に期限付き移籍のお知らせ アルビレックス新潟 (2007年7月16日)
  10. ^ MFディビッドソン純マーカス選手(新潟)期限付移籍加入決定”. 2007年10月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月28日閲覧。 ヴィッセル神戸 (2007年7月16日)
  11. ^ MFディビッドソン純マーカス選手、期限付き移籍期間満了”. 2008年1月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月28日閲覧。 ヴィッセル神戸 (2008年1月11日)
  12. ^ ディビッドソン 純マーカス 選手 コンサドーレ札幌に期限付き移籍のお知らせ アルビレックス新潟 (2008年1月11日)
  13. ^ アルビレックス新潟 ディビットソン純マーカス選手 2008年新加入決定のお知らせ コンサドーレ札幌 (2008年1月11日)
  14. ^ ディビッドソン 純マーカス 選手 復帰のお知らせ アルビレックス新潟 (2009年1月14日)
  15. ^ ディビッドソン 純マーカス アメリカ独立リーグ・ノースカロライナ レイルホークスに移籍のお知らせ アルビレックス新潟 (2010年4月5日)
  16. ^ ディビッドソン 純マーカス選手 完全移籍にて加入決定のお知らせ 徳島ヴォルティス (2011年2月26日)
  17. ^ MLSバンクーバー・ホワイトキャップスMF 純・マーカス・ディビッドソン選手インタビュー バンクーバー新報 (2012年5月18日)
  18. ^ ディビッドソン 純マーカス選手 バンクーバー・ホワイトキャップスFC(MLS)への完全移籍のお知らせ 徳島ヴォルティス (2012年1月20日)
  19. ^ a b Veteran Midfielder Jun Marques Davidson Signs With Independence(英語)ユナイテッド・サッカー・リーグ (2016年3月16日)
  20. ^ Midfielder Jun Marques Davidson Returns To RailHawks(英語) 北米サッカーリーグ (2014年3月19日)
  21. ^ Commemorative Jersey Auction LIVE NOW!(英語) カロライナ・レイルホークス (2014年10月18日)
  22. ^ อัพเดท 15/1/58 (136680066395977/photos/832293683501275) - Facebook(タイ語)สโมสรฟุตบอลราชนาวี (2015年1月15日)
  23. ^ VETERAN RETURNS FOR 15th SEASON(英語)シャーロット・インディペンデンス (2016年12月6日)
  24. ^ “元Jリーガー、指導者として中国超級リーグに挑戦 「師匠と呼べる存在」の元J監督と“初タッグ””. フットボールゾーン. (2021年1月1日). https://www.football-zone.net/archives/301112 2022年9月28日閲覧。 
  25. ^ 【アカデミー】「2020年度 第15回九州クラブユース(U-13)サッカー大会鹿児島県大会優勝!」”. 鹿児島ユナイテッドFC (スタッフブログ) (2021年2月17日). 2022年9月28日閲覧。
  26. ^ Vol.41 鹿児島ユナイテッドU-14 監督/デイビッドソン・純・マーカス”. REIBOLA (2021年9月30日). 2022年9月28日閲覧。
  27. ^ Carolina RailHawks vs. St. Louis 2 - 0(英語) SOCCERWAY
  28. ^ Crystal Palace Baltimore vs. Carolina RailHawks 2 - 4(英語)SOCCERWAY
  29. ^ Match Details / line-up Vancouver Whitecaps - Impact de Montreal(英語)worldfootball.net
  30. ^ Indy Eleven vs. Carolina RailHawks 1 - 1(英語)SOCCERWAY
  31. ^ Army United 1 - 0 Siam Navy(英語)SOCCERWAY
  32. ^ Navy FC vs. BEC Tero Sasana 2 - 2(英語)SOCCERWAY

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]