ゲストノロン
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IUPAC命名法による物質名 | |
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データベースID | |
CAS番号 | 1253-28-7 |
ATCコード | G03DA01 (WHO) L02AB03 (WHO) |
PubChem | CID: 443881 |
ChemSpider | 391969 |
別名 | Gestonorone hexanoate, gestronol hexanoate, gestronol caproate, norhydroxyprogesterone caproate |
化学的データ | |
化学式 | C26H38O4 |
分子量 | 414.57752 g/mol |
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ゲストノロンカプロン酸エステル(Gestonorone caproate)は、前立腺肥大症の治療薬の一つである。商品名デポスタット。
開発
[編集]ドイツのシエーリング社が開発した。日本では富士製薬工業から発売されている。
- 1965年 - Gellerらが、前立腺の肥大結節(腺腫)がアンドロゲン依存性であることを報告。
- 1982年 - 日本で承認(発売:日本シエーリング(現バイエル薬品))
- 2005年 - 富士製薬工業が輸入製造販売を承継[1]。
作用機序
[編集]主として直接前立腺に作用し、前立腺腺腫を縮小または前立腺腺腫の成長を抑制する。
効能・効果
[編集]臨床効果
[編集]総合改善度
副作用
[編集]総症例3,458例中280例(8.1%)。主な副作用は注射部疼痛、性欲減退、注射部硬結、注射部そう痒感、発熱、食欲不振、貧血、肝機能検査異常、全身倦怠感、発疹等。(再審査終了時)
出典
[編集]- ^ “デポスタット筋注200mg 添付文書” (2010年5月). 2015年9月8日閲覧。
参考文献
[編集]- 岡田謙一郎ほか:泌尿器科紀要 26:699(1980)
- 長沼弘三郎ほか:西日本泌尿器科 40:773(1978)
- 森岡政明ほか:泌尿器科紀要 24:257(1978)
- 吉田修ほか:臨床評価 8:481(1980)