デヤン・ズラチカニン
基本情報 | |
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通称 | Dynamite(ダイナマイト) |
階級 | ライト級 |
身長 | 163cm |
リーチ | 165cm |
国籍 | モンテネグロ |
誕生日 | 1984年4月24日(40歳) |
出身地 | ポドゴリツァ |
スタイル | サウスポー |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 28 |
勝ち | 24 |
KO勝ち | 16 |
敗け | 4 |
デヤン・ズラチカニン(Dejan Zlatičanin、男性、1984年4月24日 - )はモンテネグロのプロボクサー。ポドゴリツァ出身。元WBC世界ライト級王者。モンテネグロのプロボクサー初の世界王者。 相手の攻撃を腕で防ぐブロッキングと小柄ながらも技巧を兼ね備えたフックとアッパーを多用する強打の選手。 より原音に近いカナ表記はデヤン・ズラティチャニンとなる。
来歴
[編集]アマチュア時代
[編集]2003年7月、タイのバンコクで開催された2003年世界ボクシング選手権大会にライト級(60kg)で出場するが1回戦で敗退 [1]。
2004年2月、ヨーロッパ選手権にライト級(60kg)で出場するが1回戦で敗退[2]。
2006年7月、ヨーロッパ選手権にフェザー級(57kg)で出場するが準々決勝で敗退[3]。
プロ時代
[編集]2008年5月3日、ズラチカニンはプロデビューを果たし3回負傷判定勝ちを収め白星でデビューを飾った。
2011年2月25日、フェリックス・ローラとWBC地中海ライト級王座決定戦で対戦し12回判定勝ちを収め王座獲得に成功した。
2011年4月29日、地元ポドゴリツァのハラ・モラカでホアン・サン・ヌグイェンと対戦し5回2分6秒KO勝ちを収め初防衛に成功した。
2011年11月26日、ポドゴリツァのハラ・スポートヴァでゴドフレイ・ンジマンデとWBCインターナショナルライト級王座決定戦を行い、12回判定勝ちを収め王座獲得に成功した。
2013年4月13日、ピーター・ペトロフと対戦し、12回3-0(118-110、117-113、116-114)の判定勝ちを収めWBCインターナショナル王座の2度目の防衛に成功した。
2014年6月27日、グラスゴーのブラーヘッド・アリーナで元世界2階級制覇王者リッキー・バーンズとWBCインターナショナルライト級王座決定戦を行い、12回2-1(2者が115-113、113-115)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。
2015年6月13日、アラバマ州バーミングハムのバートウ・アリーナでデオンテイ・ワイルダーVSエリック・モリーナの前座でイヴァン・レドカッチと対戦し、4回1分24秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。
2015年11月、WBCの年次総会でWBC世界ライト級王者ホルヘ・リナレスと指名試合を行うよう指令が出される[4]。
2016年2月、4月頃の対戦を目標にリナレス側と交渉を進めていたが、トレーニング中にリナレスが右拳を骨折したため中止になった[5]。
2016年6月11日、ニューヨーク州ヴェローナのターニング・ストーン・リゾート&カジノ内ターニング・ストーン・イベント・センターでルスラン・プロボドニコフVSジョン・モリーナ・ジュニアの前座でホルヘ・リナレスの休養王座認定に伴うWBC世界ライト級王座決定戦でWBC世界ライト級2位でWBC世界ライト級シルバー王者のエミリアノ・マルシーリと対戦する予定だったが病気療養で出場できなくなったため代わりにWBC世界ライト級5位で元南米ライト級王者のフランクリン・ママーニ(ボリビア)と対戦[6]。どちらが勝っても母国初の世界王者になる試合だった。試合は初回からママーニをダウン寸前にして最後はダウンしかけた所をレフェリーがストップ。3回54秒TKO勝ちを収めママーニのボリビア初の世界王座戴冠を阻止するとともに、モンテネグロのボクサー初の王座獲得に成功した[7][8]。
2017年1月28日、MGMグランド・ガーデン・アリーナでカール・フランプトンvsレオ・サンタ・クルス第2戦の前座で、元世界2階級制覇王者でWBC世界ライト級2位のミゲル・アンヘル・ガルシアと対戦し、プロ初黒星となる3回2分21秒KO負けを喫し初防衛に失敗、王座から陥落した[9][10][11][12]。この試合でズラチカニンは32万ドル(約3600万円)、ガルシアは37万5千ドル(約4300万円)のファイトマネーを稼いだ[13]。
獲得タイトル
[編集]脚注
[編集]- ^ “12.World Championships - Bangkok, Thailand - July 6-12 2003”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2016年6月28日閲覧。
- ^ “35.European ChampionshipsPula, CroatiaFebruary 19-29, 2004”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2016年6月28日閲覧。
- ^ “36.European Championships - Plovdiv, Bulgaria - July 14-23 2006”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2016年6月28日閲覧。
- ^ “WBC outlines status of each world title at convention”. ESPN.com (2015年11月5日). 2015年11月19日閲覧。
- ^ “Jorge Linares has broken hand; fight vs. Dejan Zlaticanin called off”. ESPN.com (2016年2月11日). 2016年2月12日閲覧。
- ^ ズラティカニンとママーニが決定戦、WBCライト級 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年6月3日
- ^ Zlaticanin wins WBC lightweight title fightnews.com 2016年6月11日
- ^ モリナが殊勲の勝利、ズラティカニンWBC・L級新王者 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年6月12日
- ^ “ミゲル・アンヘル・ガルシア 3階級制覇を達成!”. スポニチ Sponichi Annex (2017年1月30日). 2020年11月9日閲覧。
- ^ Garcia demolishes Zlaticanin to win WBC lightweight world title Fightnews.com 2017年1月28日
- ^ Mikey Garcia Brutally Knocks Out Dejan Zlaticanin in Three Boxing Scene.com 2017年1月28日
- ^ マイキー3階級制覇、ズラティカニンを3回KO Boxing News(ボクシングニュース) 2017年1月29日
- ^ “Purses: Santa Cruz $1M, Frampton $500K”. Boxing News 24 (2016年7月29日). 2017年3月9日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]前王者 休養王者 ホルヘ・リナレス |
WBC世界ライト級王者 2016年6月11日 - 2017年1月28日 |
次王者 ミゲル・アンヘル・ガルシア |