デヴィッド・マッカテリ
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デヴィッド・マッカテリ (グルジア語: დავით მახათელი, 英語: David Makhateli, 1976年? - ) は、グルジア出身のバレエダンサー。2007年より英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパル。
プロフィール
[編集]ソ連統治下のグルジアに生まれる。祖父、父親、母親はいずれも舞踏手であった。10歳で父親にバレエを学び始め[2]、15歳のときローザンヌ国際バレエコンクールでエスポワール賞を受賞[3]。奨学金を得て英国ロイヤル・バレエ学校に入学した。
卒業後に英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団と契約する。1996年、オランダ国立バレエ団に移籍し、約1年半踊る。翌1997年、同郷のニーナ・アナニアシヴィリの推薦を受け[4]、米国ヒューストン・バレエ団にソリストとして加わる[1]。米国のほか、欧州、日本、中国などで客演もこなし、2001年にプリンシパルとなる。
2003年、ロイヤル・バレエ団 『マノン』 に主役デ・グリュー役として客演し、これがきっかけとなって同年9月、ファースト・ソリストとして入団。2007年、プリンシパルに昇格した。長身を生かした軽快なステップが持ち味で、『シンデレラ』、『眠れる森の美女』 などの王子役を得意とするダンスール・ノーブルである。
私生活では2007年にモスクワ出身[5]の舞踏手であるナターリア・クレメニ(露: Наталья Кремень)[6]と結婚している。なお、実妹のマイヤ・マッカテリ (Maia Makhateli) も舞踏手である[7]。
主な受賞歴
[編集]- 1992年 - ローザンヌ国際バレエコンクール - エスポワール賞[3]
- 1992年 - モスクワ国際ディアギレフ・バレエコンクール - 第1位 (ジュニア部門)
動画
[編集]- ロイヤル・バレエ団 『シルヴィア』 第3幕より (YouTube - アミンタ役として。シルヴィア役はM・ヌニェス)
公式サイト
[編集]脚注
[編集]- ^ a b "Letter From Tbilisi", Dance Magazine, Dec. 1998
- ^ David Makhateli, op. cit., "Biography"。マッカテリの父親は首都トビリシの国立バレエ学校の校長であったという。[1]を参照。
- ^ a b “Prize Winners > David Makhateli”. Prix de Lausanne. 2021年8月3日閲覧。
- ^ "David Makhateli", interview by Joan Seaman, ballet.co magazine, Nov. 2003
- ^ «Лучший Лондонский Онегин», Пульс UK, N15(72) 19 апреля 2007. 二人の婚礼写真はこの号のp.1を参照。
- ^ Natalia Kremen, イングリッシュ・ナショナル・バレエ団のコール・ド・バレエ。2009年4月現在。cf. English National Ballet - Artists of the Company.
- ^ 2006年夏に開催された第11回世界バレエフェスティバルでは、来日して兄のパートナーを務めた。