コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

トミー・ラステラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トミー・ラステッラから転送)
トミー・ラステラ
Tommy La Stella
ロサンゼルス・エンゼルス時代
(2019年5月27日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ニュージャージー州バーゲン郡クロスター英語版
生年月日 (1989-01-31) 1989年1月31日(35歳)
身長
体重
5' 11" =約180.3 cm
185 lb =約83.9 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 二塁手三塁手一塁手
プロ入り 2011年 MLBドラフト8巡目
初出場 2014年5月28日
年俸 $11,500,000(2023年)[注 1][1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

トーマス・フランク・ラステラThomas Frank La Stella, 1989年1月31日 - )は、アメリカ合衆国ニュージャージー州バーゲン郡クロスター英語版出身のプロ野球選手内野手)。右投左打。現在は、フリーエージェント(FA)。

経歴

[編集]

プロ入りとブレーブス時代

[編集]
アトランタ・ブレーブス時代
(2014年6月12日)

2011年MLBドラフト8巡目(全体266位)でアトランタ・ブレーブスから指名され、プロ入り。契約後、傘下のA級ローム・ブレーブス英語版でプロデビュー。63試合に出場して打率.328、9本塁打、40打点、2盗塁を記録した。

2012年はA+級リンチバーグ・ヒルキャッツとルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ブレーブスでプレー。A+級リンチバーグでは85試合に出場して打率.302、5本塁打、56打点、13盗塁を記録した。

2013年はA+級リンチバーグで7試合に出場後、5月にAA級ミシシッピ・ブレーブスへ昇格。81試合に出場して打率.343、4本塁打、41打点、7盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、スコッツデール・スコーピオンズに所属。16試合に出場して打率.290、1本塁打、10打点、1盗塁を記録した。同リーグが選出する「トッププロスペクト・チーム」に二塁手として選ばれた[2]。11月にはMiLBとTopps社が選出するAA級のオールスターチームに二塁手として選ばれた[3]

2014年はAAA級グウィネット・ブレーブスで開幕を迎えた。47試合に出場して打率.293、1本塁打、23打点、1盗塁と結果を残し、5月28日にブレーブスとメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[4]。同日のボストン・レッドソックス戦でメジャーデビュー。「8番・二塁手」で先発起用され、4打数2安打だった[5]

カブス時代

[編集]
シカゴ・カブス時代
(2016年7月16日)

2014年11月16日にアローディス・ビスカイーノとのトレードで、シカゴ・カブスへ移籍した[6]

2016年1月29日に背番号を「2」に変更した。同年は控え内野手として、74試合に出場。打率.270、2本塁打、11打点という成績を残した。

エンゼルス時代

[編集]

2018年11月29日に金銭または後日発表選手とのトレードで、ロサンゼルス・エンゼルスへ移籍した[7]

アスレチックス時代

[編集]

2020年8月28日にフランクリン・バレトとのトレードで、オークランド・アスレチックスへ移籍した[8]。オフの10月28日にFAとなった[9]

ジャイアンツ時代

[編集]

2021年2月4日にサンフランシスコ・ジャイアンツと3年総額1875万ドルの契約を結んだ[10]。このシーズンは76試合に出場し、打率.250、7本塁打、27打点、OPS.713という成績であった。オフに左アキレス腱を手術した。

2022年シーズンは60試合に出場し、打率.239、2本塁打、14打点という成績に終わった。12月28日にDFAとなり[11]2023年1月5日に自由契約となったた[12]

マリナーズ時代

[編集]

2023年1月19日にシアトル・マリナーズと1年契約を結んだ[13]。開幕から12試合に出場したが、打率.191(21打数4安打)、0本塁打、2打点という成績に終わり、5月2日にDFAとなり[14]、5月4日に自由契約となった[14]

プレースタイル

[編集]

選球眼に優れ、出塁率の高いのが特徴である[15]。また、左打ちの打者ながら左投手に強く、2014年は対左打率.311という高率をマークしている[15]

詳細情報

[編集]

年度別打撃成績

[編集]
















































O
P
S
2014 ATL 93 360 319 22 80 16 1 1 101 31 2 1 3 1 36 2 1 40 8 .251 .328 .317 .644
2015 CHC 33 75 67 4 18 6 0 1 27 11 2 0 0 1 5 0 1 7 1 .269 .324 .403 .727
2016 74 169 148 17 40 12 1 2 60 11 0 1 0 0 18 1 2 27 2 .270 .357 .405 .763
2017 73 151 125 18 36 8 0 5 59 22 0 0 0 2 20 1 2 18 3 .288 .389 .472 .861
2018 123 192 169 23 45 8 0 1 56 19 0 1 0 0 17 1 2 27 5 .266 .340 .331 .672
2019 LAA 80 321 292 49 86 8 0 16 142 44 0 0 0 0 20 0 3 28 8 .295 .346 .486 .832
2020 28 117 99 15 27 8 0 4 47 14 1 0 1 1 15 0 1 7 3 .273 .371 .423 .845
OAK 27 111 97 16 28 6 2 1 41 11 0 0 0 1 12 0 1 5 3 .289 .369 .423 .792
'20計 55 228 196 31 55 14 2 5 88 25 1 0 1 2 27 0 2 12 6 .281 .370 .449 .819
2021 SF 76 242 220 26 55 11 1 7 89 27 0 0 0 1 18 1 1 26 4 .250 .308 .405 .713
2022 60 195 180 17 43 14 0 2 63 14 0 0 0 3 11 0 1 30 4 .239 .282 .350 .632
2023 SEA 12 24 21 2 4 1 0 0 5 2 0 0 0 0 3 0 0 5 0 .190 .292 .238 .530
MLB:10年 679 1957 1737 209 462 98 5 40 690 206 5 3 4 10 175 6 15 220 41 .266 .337 .397 .734
  • 2023年度シーズン終了時

年度別投手成績

[編集]




















































W
H
I
P
2018 CHC 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 6 1.1 3 1 0 0 0 0 0 0 1 1 6.75 2.25
MLB:1年 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 6 1.1 3 1 0 0 0 0 0 0 1 1 6.75 2.25
  • 2021年度シーズン終了時

年度別守備成績

[編集]


投手(P) 一塁(1B) 二塁(2B) 三塁(3B)
















































2014 ATL - - 88 146 216 6 54 .984 -
2015 CHC - - 14 12 33 0 4 1.000 12 3 3 1 0 .857
2016 - - 9 11 9 1 2 .952 33 12 32 4 4 .917
2017 - 1 0 0 0 0 ---- 21 27 26 1 13 .981 18 9 14 0 0 1.000
2018 1 0 0 0 0 ---- - 15 12 19 1 3 .969 26 3 24 3 4 .900
2019 LAA - 3 3 0 0 0 1.000 46 58 82 4 18 .972 30 10 38 1 4 .980
2020 - 10 64 10 0 4 1.000 15 29 22 3 10 .944 -
OAK - - 18 19 35 1 7 .982 6 2 7 0 1 1.000
'20計 - 3 3 0 0 0 1.000 33 48 57 4 17 .963 6 2 7 0 1 1.000
2021 SF - - 54 76 105 1 28 .995 5 1 5 0 0 1.000
2022 - 3 21 1 0 2 1.000 3 3 6 1 0 .900 6 1 3 0 0 1.000
MLB 1 0 0 0 0 ---- 17 88 11 0 6 1.000 283 393 553 19 139 .980 136 41 126 9 13 .949
  • 2022年度シーズン終了時

記録

[編集]

背番号

[編集]
  • 7(2014年)
  • 11(2015年)
  • 2(2016年 - 2018年)
  • 9(2019年 - 2020年8月28日)
  • 3(2020年9月4日 - 同年終了)※アスレチックス加入後初出場の2020年8月29日はジャッキー・ロビンソン・デーのため背番号42を着用
  • 18(2021年 - 2022年)
  • 4(2023年)

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ マリナーズ負担額は$720,000。

出典

[編集]
  1. ^ Tommy La Stella Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2023年1月24日閲覧。
  2. ^ Fall League names Top Prospects Team”. MiLB.com. Minor League Baseball (2013年12月9日). 2014年5月29日閲覧。
  3. ^ Pair of Cubs head Double-A All-Stars”. MiLB.com. Minor League Baseball (2013年11月12日). 2016年1月30日閲覧。
  4. ^ Zach Dillard (2014年5月28日). “Braves promote 2B prospect Tommy La Stella to majors”. FOX Sports. 2016年1月30日閲覧。
  5. ^ Scores for May 28, 2014”. ESPN (2014年5月28日). 2016年1月30日閲覧。
  6. ^ Braves reacquire Vizcaino, add to international budget
  7. ^ エンゼルス、カブスからラステラをトレードで獲得”. 日刊スポーツ (2018年11月30日). 2018年12月2日閲覧。
  8. ^ Athletics To Acquire Tommy La Stella For Franklin Barreto” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月29日閲覧。
  9. ^ Manny Randhawa and Paul Casella (2020年11月11日). “2020-21 free agents, position by position” (英語). MLB.com. 2020年11月17日閲覧。
  10. ^ Giants Sign Tommy La Stella” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年2月4日閲覧。
  11. ^ “元エ軍球宴内野手に“クビ宣告” 度重なる故障…克服できなかった「浮き沈み」”. Full-Count. (2022年12月30日). https://full-count.jp/2022/12/30/post1322764/ 2023年4月30日閲覧。 
  12. ^ Tommy La Stella: Released by Giants” (英語). cbssports.com (2023年1月5日). 2023年4月30日閲覧。
  13. ^ “Mariners sign reserve infielder Tommy la Stella”. The Seattle Times. (January 19, 2023). https://www.seattletimes.com/sports/mariners/mariners-sign-reserve-infielder-tommy-la-stella/ 2023年4月30日閲覧。 
  14. ^ a b MLB公式プロフィール参照。2023年5月7日閲覧。
  15. ^ a b 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』廣済堂出版、2015年、403頁。ISBN 978-4-331-51921-9 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]