トリフェニルアミン
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トリフェニルアミン Triphenylamine | |
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Triphenylamine | |
別称 N,N,N-Triphenylamine, N,N-Diphenylbenzeneamine, N,N-Diphenylaniline | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 603-34-9 |
PubChem | 11775 |
ChemSpider | 11282 |
EC番号 | 210-035-5 |
RTECS番号 | YK2680000 |
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特性 | |
化学式 | C18H15N |
モル質量 | 245.32 g/mol |
外観 | 無色の柱状結晶[1] |
密度 | 0.774 g/cm3 |
融点 |
127 °C |
沸点 |
347 - 348 °C |
水への溶解度 | 0.315mg/L (25℃、推定値[1]) |
有機溶媒への溶解度 | アセトン・ベンゼンに可溶 冷エタノールに微溶[1] |
log POW | 5.74 |
危険性 | |
主な危険性 | 刺激性 (Xi) |
Rフレーズ | R20/21/22 |
Sフレーズ | S26, S36 |
引火点 | 180 °C(開放式) |
半数致死量 LD50 | 3200-6400mg/kg (ラット、経口[1]) |
関連する物質 | |
関連物質 | トリフェニルホスフィン トリフェニルアルシン トリフェニルボラン トリフェニルスチビン |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
トリフェニルアミン(英: Triphenylamine)は芳香族アミンの一種であり、化学式 (C6H5)3N ないしPh3N で表される有機化合物である。ほとんどのアミンが塩基性であるのに対し、トリフェニルアミンは非塩基性である。誘導体は導電性およびエレクトロルミネセンスに有用な特性を有し、有機発光ダイオードの正孔輸送層に使用されている[2]
トリフェニルアミンは、ジフェニルアミンのアリール化により作ることができる[3]。
脚注
[編集]- ^ a b c d 製品安全データシート(安全衛生情報センター)
- ^ Wei Shi, Suqin Fan, Fei Huang, Wei Yang, Ransheng Liu and Yong Cao "Synthesis of Novel Triphenylamine-based Conjugated Polyelectrolytes and Their Application to Hole-Transport Layer in Polymeric Light-Emitting Diodes" J. Mater. Chem., 2006, 16, 2387-2394. doi:10.1039/B603704F
- ^ F. D. Hager "Triphenylamine" Org. Synth. 1941, Coll. Vol. 1, 544.
外部リンク
[編集]- 国際化学物質安全性カード トリフェニルアミン (ICSC:1366) 日本語版(国立医薬品食品衛生研究所による), 英語版