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トーマス・デイヴィッドソン (画家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トーマス・デイヴィッドソン
Thomas Davidson
作者不詳の肖像画
生誕 1842年1月17日
ロンドン
死没 1919年11月13日
Walberswick, Suffolk
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トーマス・デイヴィッドソン作「ドレーク提督の水葬」(1899) バックランド・アビーに収蔵

トーマス・デイヴィッドソン(Thomas Davidson RA、1842年1月17日[1]1919年11月13日)はイギリスの画家である。

略歴

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ロンドンの仕立て屋の息子に生まれた。4歳の時、病気で聴覚を失った。聾学校で学び[2]、芸術的な才能を認められ、フランシス・スティーブン・ケーリやジェームズ・マシュー・リー(James Mathews Leigh)の美術学校や国立美術訓練学校(National Art Training School: 後のロイヤル・カレッジ・オブ・アート)で学んだ[3]

1863年からロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの展覧会や英国芸術家協会の展覧会などに出展した。

1871年に、画家のシャーロット・ダグラス・マクヒース(1851-1930)と結婚し、記録によれば1881年には6人の子供とロンドンのハムステッドのパーク・ロードに住み[1]、1901年にはハムステッドのグリーン・ガーデンズに住んでいた。1908年に引退しサフォークの海岸の町、ウォルバーズウィックに移り、1919年にそこで亡くなった[3]。77歳であった。

聴覚障碍者のための活動を行った、ロンドン、アクトンのセント・トーマス聖堂(St Thomas Cathedral, Acton)に協力したメンバーで[1]、聴覚障害者のための多くの組織の委員も務めた。

海軍の歴史に関する作品などで知られ、1890年代の後半にネルソン提督に献じられたいくつかの絵画を描いた[4]

息子のアラン・ダグラス・デイヴィッドソン(Allan Douglas Davidson: 1873–1932)も画家になった。

作品

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脚注

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  1. ^ a b c Davidson, Thomas; 1842-1919”. Suffolk Painters. 12 September 2017閲覧。
  2. ^ The asylum that changed the lives of young "unfortunates"”. Southwark News. 12 September 2017閲覧。
  3. ^ a b Thomas Davidson, Deaf Artist – "he became a kindly hearted, liberal thinker"”. University College London. 12 September 2017閲覧。
  4. ^ Nelson's Last Signal at Trafalgar”. National Maritime Museum. 12 September 2017閲覧。

参考文献

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  • Frauke Hinneburg: Davidson, Thomas. In: Allgemeines Künstlerlexikon. Die Bildenden Künstler aller Zeiten und Völker (AKL). Band 24, Saur, München u. a. 1999, ISBN 3-598-22764-7, S. 471.
  • Davidson, Thomas. In: Ulrich Thieme (Hrsg.): Allgemeines Lexikon der Bildenden Künstler von der Antike bis zur Gegenwart. Begründet von Ulrich Thieme und Felix Becker. Band 8: Coutan–Delattre. E. A. Seemann, Leipzig 1912, S. 470 (Textarchiv – Internet Archive).
  • Davidson Thomas. In: Bénézit (Dictionnaire critique et documentaire des peintres, sculpteurs, dessinateurs et graveurs de tous les temps et de tous les pays par un groupe d’écrivains spécialistes français et étrangers.) Band 4, 1999, S. 292.