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ドイツのユーロ硬貨

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ユーロのシンボル

ドイツのユーロ硬貨(ドイツのユーロこうか)では、ドイツにおけるユーロ硬貨について記述する。

ユーロ (EUR, ) は、欧州連合に加盟しているドイツを含む多くの国で使われている通貨である。

ユーロ硬貨の片面はユーロ圏全域共通のデザイン、もう片面は各国の独自のデザインとなっている。各国共通の表面の詳細はユーロ硬貨を参照。2ユーロ硬貨以外の縁(へり)のデザインもまた、全域で共通である。独自デザインとされている裏面も、欧州連合を象徴する12個の星と発行年を西暦で表示することは共通である。

ドイツのユーロ硬貨のデザインは3種類ある。また全てのドイツ硬貨には、下部に造幣局を表すミントマークが刻印されている。A, D, F, G, J があり、それぞれ、ベルリン、ミュンヘン、シュトゥットガルト、カールスルーエ、ハンブルク鋳を表す。

ドイツのユーロ硬貨・裏面
€ 0.01 € 0.02 € 0.05
オークの小枝
(以前の通貨ペニヒに準じている)
€ 0.10 € 0.20 € 0.50
ブランデンブルク門
(東西分割と再統一の象徴)
€ 1.00 € 2.00 € 2 の縁(へり)
€ 2 硬貨の側面部には、国のモットーである "EINIGKEIT UND RECHT UND FREIHEIT" (統一と権利と自由)の文字が刻まれている。

2ユーロ硬貨側面部

ドイツの国章

2ユーロ記念硬貨

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ドイツ連邦州シリーズ

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ドイツは2006年から2021年まで、記念硬貨のシリーズDie 16 Bundeslander der Bundesrepublik Deutschland (ドイツの16の連邦州)を開始した。各州が発行する順序は連邦参議院で決定された。[1]

上記の硬貨に加え、以下の13種類の硬貨が発行される予定である。デザインは確定したものではなく、変更される場合がある。

順序 デザイン
2009 4 ザールラント州 ザールブリュッケンルートヴィヒ教会
2010 5 ブレーメン州 シティホール
2011 6 ノルトライン=ヴェストファーレン州 ケルンケルン大聖堂
2012 7 バイエルン州 ノイシュヴァンシュタイン城
2013 8 バーデン=ヴュルテンベルク州 マウルブロン修道院
2014 9 ニーダーザクセン州 ヒルデスハイムの聖アンドリュー教会
2015 10 ヘッセン州 フランクフルト・アム・マインの聖パウルス教会
2016 11 ザクセン州 ドレスデンツヴィンガー宮殿
2017 12 ラインラント=プファルツ州 トリーアポルタ・ニグラ
2018 13 ベルリン シャルロッテンブルク宮殿
2019 14 ザクセン=アンハルト州 マクデブルクの大聖堂
2020 15 テューリンゲン州 アイゼナハヴァルトブルク城
2021 16 ブランデンブルク州 ポツダムサンスーシ宮殿

デザインとして予定されていたが、変更されたもの

このシリーズはアメリカで行われた、構成する州ごとの硬貨を1999年から2008年にかけて1年に5種類ずつ合計50種類を発行する50州25セント硬貨と似ている。アメリカでは2009年にワシントンD.C.と5つの海外領土の6種類の硬貨を発行する予定である。

脚注

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  1. ^ The Euro — FAQ: Bundesländer Series” (2007年4月7日). 2007年4月7日閲覧。[リンク切れ]

外部リンク

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