ドミトロ・デリアティツキー
ドミトロ・エフヘノヴィチ・デリアティツキー Дмитро́ Євге́нович Деляти́цький | |
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2016年 | |
生誕 |
1976年8月14日(48歳) ソビエト連邦ハバロフスク |
所属組織 | ウクライナ海兵隊 |
軍歴 | ウクライナ海兵隊司令官 |
最終階級 | 少将 |
ドミトロ・エフヘノヴィチ・デリアティツキー(ウクライナ語: Дмитро́ Євге́нович Деляти́цький)は、ウクライナの軍人。
経歴
[編集]デリアティツキーはハバロフスクでソ連軍人の家庭に生まれ、ウクライナに移住するまでは極東ロシアに住んでいた。ウクライナ独立後はウクライナ軍に入隊[1]、オデッサ陸軍士官学校を卒業した[2]。
2014年より、クリミアのフェオドシアに駐屯していた第1独立海軍歩兵大隊長を務めていた。ロシアがクリミア半島を併合した際、ロシア軍に捕らえられ、短期間拘留された後、解放された[3]。デリアティツキーはウクライナへの忠誠の誓いを守った約2個中隊の隊員を率いて、彼らが拠点としていたウクライナ本土のムィコライウに戻った[2]。
2015年から2018年まで、デリアティツキーは第36独立海軍歩兵旅団長を務めた。この旅団はクリミアを離れたウクライナ海軍歩兵、ウクライナ海軍第36沿岸防衛旅団の元団員、第36独立海軍歩兵旅団結成後に加わった志願兵で構成されていた[4]。
2018年春、ウクライナ海軍が海兵隊司令部を設立し、アメリカ海兵隊に倣ってウクライナ海軍歩兵の改革を開始すると、デリアティツキーは海兵隊副司令官に就任した[2][5]。
2023年、オデッサ陸軍士官学校校長に就任した。2023年8月24日、少将に昇進[7]。
2024年2月11日、デリアトィツキーは、ユーリー・ソドル中将の後任として、ウクライナ海兵隊司令官に就任した[8]。
栄典
[編集]ダニーロ・ハリツキー勲章 - 2014年8月21日
1等ボフダン・フメリニツキー勲章 - 2022年5月24日[9]
2等ボフダン・フメリニツキー勲章 - 2022年3月26日[10]
3等ボフダン・フメリニツキー勲章 - 2019年5月17日[11]
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ Лащенко, Олександр (2016年12月6日). “На командирських посадах у ЗСУ саме бойові офіцери – майор-десантник Усанов” (ウクライナ語). Радіо Свобода 2024年10月25日閲覧。
- ^ a b c “ВМС ЗСУ. Про поповнення в морській піхоті України та її нові головні убори”. web.archive.org (2019年9月20日). 2024年10月25日閲覧。
- ^ Дубчак, Андрій (2018年4月11日). “На нулі. Розмова з комбригом морпіхів” (ウクライナ語). Радіо Свобода 2024年10月25日閲覧。
- ^ “ЮРІЙ СОДОЛЬ: 36-ТА БРИГАДА Є СТЕРЖНЕМ СЕРЕД ПІДРОЗДІЛІВ МОРСЬКОЇ ПІХОТИ”. 2024年10月25日閲覧。
- ^ “Командувач морської піхоти України: «Внутрішній стрижень є важливим для морпіха»”. web.archive.org (2020年8月15日). 2024年10月25日閲覧。
- ^ “УКАЗ ПРЕЗИДЕНТА УКРАЇНИ №621/2021”. ウクライナ大統領府. 2024年10月25日閲覧。
- ^ “УКАЗ ПРЕЗИДЕНТА УКРАЇНИ №520/2023”. 2024年10月25日閲覧。
- ^ “Нові призначення в ЗСУ | Цензор.НЕТ”. web.archive.org (2024年2月13日). 2024年10月25日閲覧。
- ^ “УКАЗ ПРЕЗИДЕНТА УКРАЇНИ №366/2022”. 2024年10月25日閲覧。
- ^ “УКАЗ ПРЕЗИДЕНТА УКРАЇНИ №175/2022”. 2024年10月25日閲覧。
- ^ “УКАЗ ПРЕЗИДЕНТА УКРАЇНИ №270/2019”. 2024年10月25日閲覧。