ドミニカ共和国の鉄道
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ドミニカ共和国の鉄道では、ドミニカ共和国における鉄道について記す。主に製糖工場用として、国営の1社および複数の民間企業によって運営されている。 隣接するハイチ共和国とは鉄道で結ばれていない。
歴史
[編集]1877年に、サント・ドミンゴ (Santo Domingo) からサンティアゴ・デ・ロス・カバリェロス (Santiago de los Caballeros) を通ってプエルト・プラタ (Puerto Plata) に繋がる、最初の鉄道路線が開業している[1]。
国有及び私有鉄道
[編集]鉄道路線網は、貨物および旅客輸送用の複数の路線から成り立っている。また、複数の軌間を使用している。 20世紀中に一部が廃止されたことで、鉄道路線網は部分的なものになり、主にサン・ペドロ・デ・マコリス (San Pedro de Macorís) およびラ・ロマーナ (La Romana) の都市周辺に集中している、一連の分散された支線へと縮小された。
当初の鉄道路線網についての概要を、以下に示す。
- サトウキビの輸送手段として、1911年にセントラル・ロマーナ鉄道 (Central Romana Railroad) が設立された。路線の全長は757キロメートル (470 mi)であり、うち375キロメートル (233 mi)が軌間1,435 mm (4 ft 8 1⁄2 in)の標準軌である。
- ドミニカ共和国政府鉄道 (Dominican Republic Government Railway) は、全長142キロメートル (88 mi)、軌間1,067 mm (3 ft 6 in)の狭軌である。
- 他のサトウキビ会社で運営される路線は複数の軌間(557 mm (21 15⁄16 in)、762 mm (2 ft 6 in)、1,067 mm (3 ft 6 in)(1995年))が採用されており、全長は240キロメートル (149 mi)である。
都市鉄道
[編集]→「サント・ドミンゴ地下鉄」および「サンティアゴ・ライト・レール」も参照
- 同国における最初のラピッド・トランジット・システムの開業は、2008年末に開通した首都サント・ドミンゴで利用されている地下鉄網である。この地下鉄網は、延伸計画を含む全長27.4キロメートル (17 mi)の2つの路線から成っている[2][3][4]。
- ドミニカ共和国の第2の都市であるサンティアゴ・デ・ロス・カバリェロスで、ライトレールシステムが計画されている[5][6]。
脚注
[編集]- ^ An article about the history of Dominican railways (Diario Libre)
- ^ Santo Domingo Metro at urbanrail.net
- ^ Santo Domingo Metro Line 1 overview Archived 2013年10月21日, at the Wayback Machine. (OPRET official website)
- ^ Santo Domingo Metro Line 2 overview Archived 2013年9月30日, at the Wayback Machine. (OPRET official website)
- ^ "Proyecto tranvía de Santiago se encuentra estancado" (Diario Libre)
- ^ Santiago Light Rail at subways.net
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]ウィキメディア・コモンズには、ドミニカ共和国の鉄道に関するカテゴリがあります。