ラピッド・トランジット
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ラピッド・トランジット(Rapid transit、高速交通(こうそくこうつう))とは、都心部(およびその周域)の大量旅客輸送機関(鉄道等)を指し、道路と完全に立体交差し高い定時性などを実現しているものを指す。同じ都市部の交通機関である中量軌道輸送システム・ライトレールや路面電鉄などと区別される。主に北米における用語である[1]。
- 鉄道による都心部大量旅客輸送機関。形態は地下鉄、高架鉄道等を取る。北米以外[2]のメトロ、日本の「都市(高速)鉄道」の概念とほぼ同等である。
- 「Rapid transit」という呼称を採用している実際の交通機関名としては、サンフランシスコのBay Area Rapid Transit(BART)、ダブリンのDublin Area Rapid Transit(DART)、高雄捷運、帝都高速度交通営団、東京臨海高速鉄道などがある。なおマス・ラピッド・トランジット(MRT)という呼称を採用している都市もある。
- バスによる都心部大量旅客輸送機関(バス・ラピッド・トランジット(BRT))。これは、「Metro Bus」、欧州やオセアニアで呼ばれるところの「Busway」に形態が近い。
脚注
[編集]- ^ 都市大量旅客輸送機関に関して北米で使われるこの「Rapid」(の概念)は「高速」と和訳されることが多い。
- ^ ドイツ語圏では地上鉄道の形態の都市高速鉄道を「Sバーン」(S-Bahn)、地下鉄の形態を「Uバーン」(U-Bahn)と区別して呼ぶ。