コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ドミニク・ロジャース=クロマティ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ドミニク・ロジャース=クロマティ
Dominique Rodgers-Cromartie
refer to caption
現役時代(2019年)
基本情報
ポジション コーナーバック
生年月日 (1986-04-07) 1986年4月7日(38歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
フロリダ州ブレイデントン
身長: 6' 2" =約188cm
体重: 182 lb =約82.6kg
経歴
大学 テネシー州立大学
NFLドラフト 2008年 / 1巡目全体16位
初出場年 2008年
初出場チーム アリゾナ・カージナルス
所属歴
2008-2010 アリゾナ・カージナルス
2011-2012 フィラデルフィア・イーグルス
2013 デンバー・ブロンコス
2014-2017 ニューヨーク・ジャイアンツ
2018 オークランド・レイダース
2019 ワシントン・レッドスキンズ
受賞歴・記録
プロボウル選出(2回)
2009・2015
NFL 通算成績
タックル 455回
QBサック 2.5回
インターセプト 30回
タッチダウン 7回
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

ドミニク・ロジャース=クロマティ(Dominique Rodgers-Cromartie 1986年4月7日- )はフロリダ州ブレイデントン出身の元アメリカンフットボール選手。現役時代のポジションはディフェンシブバック。

経歴

[編集]

プロ入り前

[編集]

生まれつき腎臓の片方が機能しておらず、幼いときに摘出している。テネシー州立大学でプレーした彼は当初評価が低かったがシニアボウルウィークに評価が高まった[1][2]。NFLコンバインではファビアン・ワシントンと共に全選手中トップの4秒29を記録した。

アリゾナ・カージナルス

[編集]

2008年のドラフト1巡全体16位でアリゾナ・カージナルスに指名され、同年7月25日、5年間1510万ドル(900万ドルの保障)の契約を結び入団した。1年目はロデリック・フッドエリック・グリーンから先発の座を奪えず、ニッケルバックとして起用された。第11週のシアトル・シーホークス戦でマット・ハッセルベックから2インターセプトを奪い26-20の勝利に貢献した。第14週のセントルイス・ラムズ戦では第4Q終盤、99ヤードのインターセプトリターンタッチダウンをあげて勝利に貢献、この試合でチームは地区優勝を決めた。この年チームトップの4インターセプトをあげた[3]アトランタ・ファルコンズとのワイルドカードプレーオフではマット・ライアンからロディ・ホワイトへのパスをインターセプト、チームは1947年以来となるプレーオフホームでの勝利をあげた。続くカロライナ・パンサーズとのディビジョナルプレーオフでも第2Q、ジェイク・デロームのパスをレッドゾーンでインターセプトした。チームはNFCチャンピオンシップゲームフィラデルフィア・イーグルスを破り第43回スーパーボウル出場を果たしたが、ピッツバーグ・スティーラーズに敗れた。

2009年、6インターセプト、50タックル、3ファンブルフォースをあげてプロボウルに選出されたが、ディビジョナルプレーオフのニューオーリンズ・セインツ戦で左ひざ靭帯を負傷した[4]ため出場はしなかった。

2010年のプレシーズンゲームで靭帯を損傷した[5]。10月10日のニューオーリンズ・セインツ戦ではドリュー・ブリーズからインターセプトリターンタッチダウンをあげて前シーズンのスーパーボウルチャンピオン撃破に貢献した[6]。3インターセプト、17パスディフェンスをあげたが、6タッチダウンを許している[7]

フィラデルフィア・イーグルス

[編集]

2011年、ケビン・コルブとのトレードで、2012年のドラフト2巡指名権と共にフィラデルフィア・イーグルスへ移籍した[8]

2012年のピッツバーグ・スティーラーズとのプレシーズンゲームで相手QBバイロン・レフトウィッチへのアンネセサリーラフネスの反則で、2万1000ドルの罰金を科された[9]

デンバー・ブロンコス

[編集]
ブロンコス時代

2013年3月13日、デンバー・ブロンコスと1年500万ドルで契約を結んだ[10]。この年、15試合に出場して3インターセプト、14パスディフェンスの活躍を見せた[11]。チームは第48回スーパーボウルに進出した。2014年1月27日にスーパーボウルに勝ったら現役を引退するといった内容の報道がなされたが、翌28日に前日の発言は引退を意味するものではなく、自身が1年契約であることを示したものであったと語った[12]

ニューヨーク・ジャイアンツ

[編集]
ジャイアンツ時代

2014年3月17日にニューヨーク・ジャイアンツと契約した[13]。このシーズンは38タックル、2インターセプト、12回のパスディフェンドを記録した[14]

2015年シーズンはキャリアハイとなる58タックルを挙げ、2つのファンブルフォース、3インターセプト、13回のパスディフェンドを記録し[15]し、プロボウルにも選出された。

2016年シーズンは6インターセプトを記録する活躍をみせオールプロのセカンドチームに選ばれた。

2017年シーズンには練習中にHCと口論になるというトラブルを起こし、10月11日に出場停止処分を受けた[16]。この年のシーズンオフにFAとなった[17]

オークランド・レイダース

[編集]

2018年8月23日にオークランド・レイダースと契約した[18]。10月30日に現役引退を表明した[19]

ワシントン・レッドスキンズ

[編集]

2019年3月に現役復帰を表明し[20]、3月15日にワシントン・レッドスキンズと契約した[21]。しかし怪我の影響により2試合の出場に留まった。

人物

[編集]

従兄弟のアントニオ・クロマティもNFL選手[22]

脚注

[編集]
  1. ^ Senior Bowl Risers And Sliders Late arrivals, SEC players shine on South's final day” (2008年1月23日). 2011年8月2日閲覧。
  2. ^ Size is a state of mind Two small-college prospects climb the draft charts”. スポーツ・イラストレイテッド (2008年2月28日). 2011年8月2日閲覧。
  3. ^ プレイオフ出場チーム紹介”. NFL JAPAN. 2011年8月2日閲覧。
  4. ^ CBロジャースクロマティ、じん帯損傷も最悪の事態は回避”. NFL JAPAN (2010年1月19日). 2011年8月2日閲覧。
  5. ^ 【開幕特集】CBドミニク・ロジャースクロマティ”. NFL JAPAN (2010年9月4日). 2011年8月2日閲覧。
  6. ^ ピンチをチャンスに、カーディナルスがセインツ撃破”. NFL JAPAN (2010年10月11日). 2011年8月2日閲覧。
  7. ^ 今季注目のCBたちをランキング! -後編-”. NFL JAPAN (2011年6月21日). 2011年8月2日閲覧。
  8. ^ カーディナルス、イーグルスとのトレードでQBコルブ獲得”. NFL JAPAN (2011年7月29日). 2011年8月2日閲覧。
  9. ^ Dominique Rodgers-Cromartie fined for hit on Byron Leftwich”. スポーツ・イラストレイテッド (2012年8月17日). 2013年1月5日閲覧。
  10. ^ Rodgers-Cromartie to Broncos”. ESPN (2013年3月14日). 2013年6月19日閲覧。
  11. ^ CBロジャースクロマティ、SB勝てば27歳で引退?”. NFL JAPAN (2014年1月28日). 2014年1月29日閲覧。
  12. ^ 引退宣言のCBロジャースクロマティ、一日で発言撤回”. NFL JAPAN (2014年1月29日). 2014年1月29日閲覧。
  13. ^ Patra, Kevin (March 17, 2014). “Dominique Rodgers-Cromartie, Giants sign 5-year deal”. NFL.com. March 6, 2022閲覧。
  14. ^ Dominique Rodgers-Cromartie”. ESPN.com. February 1, 2016閲覧。
  15. ^ Dominique Rodgers-Cromartie”. ESPN.com. 2022年3月4日閲覧。
  16. ^ “ジャイアンツ、CBロジャース・クロマティーに出場停止処分を科す”. NFL JAPAN. (2017年10月12日). https://nfljapan.com/headlines/23633 2022年3月4日閲覧。 
  17. ^ “ペイカット拒否のジャイアンツCBロジャース・クロマティーはFAに”. NFL JAPAN. (2018年3月12日). https://nfljapan.com/headlines/30742 2022年3月4日閲覧。 
  18. ^ “レイダースがCBクロマティーと契約締結へ”. NFL JAPAN. (2018年8月23日). https://nfljapan.com/headlines/33900 2022年3月4日閲覧。 
  19. ^ Patra, Kevin (October 30, 2018). “Dominique Rodgers-Cromartie retiring after 11 seasons”. NFL.com. 2022年3月4日閲覧。
  20. ^ “CBロジャース・クロマティーが引退撤回、現役復帰へ”. NFL JAPAN. (2019年3月8日). https://nfljapan.com/headlines/39959 2022年3月4日閲覧。 
  21. ^ Teope, Herbie. “Dominique Rodgers-Cromartie signs with Redskins”. NFL.com. 4 March 2022閲覧。
  22. ^ Jason Karl (2011年6月23日). “NFL: 8 Players Most Likely to Rebound from Poor 2010 Seasons”. bleacherreport.com. 2013年1月5日閲覧。

外部リンク

[編集]
先代
リーヴァイ・ブラウン
アリゾナ・カージナルス
ドラフト1巡指名
2008年
次代
ビーニー・ウェルズ