ドメニコ・テデスコ
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スパルタク・モスクワ監督時代(2019年) | ||||||
名前 | ||||||
ラテン文字 | Domenico Tedesco | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 |
ドイツ イタリア | |||||
生年月日 | 1985年9月12日(39歳) | |||||
出身地 | イタリア・ロッサーノ | |||||
監督歴 | ||||||
年 | チーム | |||||
2017 | エルツゲビルゲ・アウエ | |||||
2017-2019.3 | シャルケ | |||||
2019-2021 | スパルタク・モスクワ | |||||
2021-2022 | RBライプツィヒ | |||||
2023- | ベルギー | |||||
■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
ドメニコ・テデスコ(Domenico Tedesco, 1985年9月12日 - )は、イタリア・ロッサーノ出身のサッカー指導者。
経歴
[編集]プロのサッカー選手としてのキャリアはなく、大学時代にはアマチュアのサッカーチームでプレーしながらエスリンゲンの印刷所でビルトを包装する仕事をこなし、一晩で70ユーロを稼いでいた[1]。
2008年7月、VfBシュツットガルトユースの監督であるトーマス・シュナイダーのアシスタントに就任すると、2013年にはU-17チームの監督に昇格。2015年にTSG1899ホッフェンハイムのユース監督となり、翌年にはU-19チームの監督も歴任した。
2017年3月、ブンデスリーガ2部のFCエルツゲビルゲ・アウエの監督に就任。トップチームでの指揮は初めてであったが、最下位に沈んでいたチームを短期間で立て直し2部リーグ残留に導いた。
2017年6月9日、当時31歳でシャルケ04と2年契約を締結し監督に就任[2]。3バックを採用し、ベネディクト・ヘーヴェデスをキャプテンから外すなど昨季を10位で終えたチームの一新を行った[3]。2017年11月25日に行われたボルシア・ドルトムントとのルールダービーでは前半25分の時点で4失点を喫し0-4とされたものの、前半33分にレオン・ゴレツカとアミーヌ・アリを同時投入。後半16分のゴールを皮切りに交代出場のアリも得点を挙げ、後半45分にはナウドのゴールで同点に追いつき4-4の引き分けに持ち込んだ。試合後には第13節のMVPに選出された[4]。最終的に2017-18シーズンを2位で終え、チームを4シーズンぶりとなるUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に導いた。シーズン終了後の2018年8月12日にシャルケとの契約を2022年6月まで延長した[5]。しかし、2018-19シーズンは低迷し、2019年3月12日のUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグのマンチェスター・シティFC戦では、0-7の歴史的大敗を喫し、2日後の14日に解任された[6]。
同年10月15日、FCスパルタク・モスクワの監督に就任した[7]。2020年12月、2020-21シーズン限りでの退任を発表した。
2021年12月、ブンデスリーガのRBライプツィヒに、途中解任された前監督の後任として就任[8]。低迷していた成績を挽回してUEFAチャンピオンズリーグ出場権の獲得に成功。さらにDFBポカールを制し、クラブに初タイトルをもたらした。しかし翌シーズンは開幕ダッシュに失敗し、2022年9月6日に行われた、UEFAチャンピオンズリーググループリーグホームシャフタール・ドネツク戦で1-4の大敗を喫し、7日に解任された[9]。
2023年2月8日、ベルギー代表監督就任が発表された[10]。
人物・エピソード
[編集]- 姓のテデスコ(Tedesco)は、イタリア語でドイツ人の意味を持つ。
- イタリア語、ドイツ語の他、英語、スペイン語、フランス語などでコミュニケーションをとることができ[11]、これを活かし選手とのコミュニケーションを武器としている。当時シャルケでSDを務めていたクリスティアン・ハイデルは「人付き合いのうまさ」や「積極的にコミュニケーションをとる姿勢」を称賛している[12]。
- サッカードイツ代表の監督である2歳年下のユリアン・ナーゲルスマンとは、車をシェアして指導者ライセンス取得の授業に通っていた[13]。両者ともに同時期に監督に就任した若手監督のため比較されることもある。
監督成績
[編集]- 2022年9月7日現在
クラブ | 国 | 就任 | 退任 | 記録 | |||||||
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試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 勝率 | ||||
エルツゲビルゲ・アウエ | 2017年3月8日 | 2017年6月9日 | 11 | 6 | 2 | 3 | 14 | 10 | +4 | 54.55 | |
シャルケ04 | 2017年6月9日 | 2019年3月14日 | 75 | 33 | 17 | 25 | 102 | 98 | +4 | 44.00 | |
スパルタク・モスクワ | 2019年10月14日 | 2021年5月24日 | 54 | 27 | 10 | 17 | 89 | 64 | +25 | 50.00 | |
RBライプツィヒ | 2021年12月9日 | 2022年9月7日 | 38 | 20 | 9 | 9 | 84 | 46 | +38 | 52.63 | |
合計 | 178 | 86 | 38 | 54 | 289 | 218 | +71 | 48.31 |
脚注
[編集]- ^ ドメニコ・テデスコ。好調シャルケを率いる印刷屋バイト上がりの苦労人 - footballista 2017年12月8日
- ^ 内田所属シャルケ、ヴァインツィアル監督を解任…後任は31歳テデスコ氏 - サッカーキング 2017年6月10日
- ^ 新監督からの主将剥奪が決め手に、ヘヴェデスがユベントスへ移籍 - kicker 2017年08月31日
- ^ 第13節のMVPはテデスコ監督 - bundesliga.com 2017年11月29日
- ^ 昨季2位のシャルケ、テデスコ監督と契約延長 - bundesliga.com 2018年8月12日
- ^ “シャルケがテデスコ監督を解任…リーグ戦6勝で14位と低迷”. 超ワールドサッカー (2019年3月15日). 2019年3月15日閲覧。
- ^ “スパルタク・モスクワ、ドメニコ・テデスコ監督の就任を発表”. kicker (2019年12月2日). 2019年10月15日閲覧。
- ^ “ライプツィヒ、1年半契約でテデスコ新監督を招へい…3季ぶりにブンデス復帰”. Soccer-king (2021年12月9日). 2022年1月11日閲覧。
- ^ “ライプツィヒがテデスコ監督を解任…初タイトル獲得も今季は開幕ダッシュに失敗”. サッカーキング. (2022年9月7日) 2022年9月7日閲覧。
- ^ “ベルギー代表、37歳のテデスコ新監督が就任! EURO2024までの契約”. サッカーキング. (2023年2月8日) 2023年2月8日閲覧。
- ^ 【現地発】シャルケ躍進の立役者は究極の仕事人間! ファンの心を掴んだ智将テデスコの豊富な魅力 - サッカーダイジェストWeb 2018年4月20日
- ^ 青年監督テデスコがシャルケにもたらすもの…今までとは違う指揮官に期待できることとは? - Goal.com 2017年7月3日
- ^ 30代6人、空前の若手監督ブーム。ドイツで何が起こっているのか? - footballista 2017年10月30日
外部リンク
[編集]- ドメニコ・テデスコ - Soccerwayによる個人成績
- transfermarkt