ドメーヌ・タカヒコ
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 北海道余市郡余市町登町1395 |
設立 | 2010年(平成22年) |
業種 | 食料品 |
事業内容 | 果実酒類の製造販売 |
代表者 | 代表者 曽我貴彦 |
外部リンク | http://www.takahiko.co.jp/ |
ドメーヌ・タカヒコ(ドメーヌ・タカヒコ、英称:Domaine Takahiko)は、北海道余市郡余市町にあるワインメーカーである。
概要
[編集]ドメーヌ・タカヒコは、2010年(平成22年)に、長野県の「小布施ワイナリー」の二男の曽我貴彦によって設立された。曽我貴彦は、東京農業大学で醸造学を学んだ後[1]、大学に勤めながら微生物研究の学者の道へと進んだ。しかし、ワインの魅力が忘れられず、「ココ・ファーム・ワイナリー」の農場長として10年間を務めた。その間、日本のワイン産地はもとより、世界中のワイン産地を訪れてそして学んだ。その学んだ中でも、ジュラのオベルノワのワインに感銘を受け、ピノ・ノワールによるワイン造りを目指すことになった。北海道余市郡余市町で4.5ヘクタールの農地を購入し、「ドメーヌ・タカヒコ」を設立した[2]。
ドメーヌ・タカヒコの葡萄農場は、余市町登地区の丘の上、標高60mの所にあり、安山岩または火砕岩の母岩の上に、風化した礫、砂、粘土が混在した水はけの良い場所にある。 余市は、暖かい海水の影響を受けることから、北海道の中でも一年を通じて比較的温暖で、降水量も少ない場所である。海が近いため塩害の心配があると思われがちだが、岬や山に囲まれた地形なため心配はない。また、羊蹄山麓から吹いてくる乾いた風のため、病害などが発生しにくい恵まれた気候条件でもある[3][4]。
ワイナリーの特徴としては、葡萄農場にはピノ・ノワール(約9000本)が植えられており、現在は13系統のピノ・ノワールを栽培、全て有機栽培にて栽培している。水捌けの良い火山性土壌と、適度に雨が降る風土で育ったピノ・ノワールで、暖かいエリアでなく涼しい気候エリアでのピノ・ノワールに拘っていることである。醸造は葡萄をタンクに直接入れ、自然の発酵が起こるのを待つ、野生酵母、完全全房発酵で、2015年ヴィンテージ゛より赤ワインにおいては亜硫酸を使用していない。醸造の基本的な考えは、自然にまかせた発酵を行うこと、発酵が終わったらプレスを行った後、そのままワインを樽へ移す[3][4]。
長野県小布施町でワイン造りをする「小布施ワイナリー」は、曽我貴彦の兄、曽我彰彦が継承しており、日本ワイナリーアワード(Japan Winery Award))」[5]主催の「第1回 日本ワイナリーアワード 2018年」に於いて五つ星獲得を達成した、ドメーヌ・タカヒコとの兄弟での獲得であった。
沿革
[編集]- 年月不詳 - 小布施ワイナリーの二男に生まれる
- 年月不詳 - 東京農業大学で醸造学を学ぶ
- 年月不詳 - ココ・ファーム・ワイナリーの農場長を10年間務める
- 年月不詳 - 北海道余市郡余市町で4.5ヘクタールの農地を購入
- 2010年(平成22年) - 曽我貴彦によって「ドメーヌ・タカヒコ」設立
- 2023年(令和5年)4月14日 - G7広島サミットの歓迎会で「ピノ・ノワール2021」が提供された[6]
店舗情報
[編集]- 所在地 - 北海道余市郡余市町登町1395
- 代表者 - 曽我貴彦
- 年間生産量 - 約1.5万本(国産比率100%)
- ぶどう畑 - 自社畑(ヨーロッパ式垣根仕立て) 約4.5ヘクタール[2]
利用情報
[編集]- 休日・営業時間 - 農場の見学は事前の連絡が必要
- 試飲ルーム・ショップ - 試飲と直売は行っていない
- レストラン・ワイン販売 - 「余市 SAGURA(さぐら)」(ドメーヌ・タカヒコより徒歩約5分、宿泊可)[2]
受賞歴
[編集]- 「日本ワイナリーアワード(Japan Winery Award)」[5]
- 「第1回 日本ワイナリーアワード 2018」 - 五つ星獲得[7]
- 「第2回 日本ワイナリーアワード 2019」 - 五つ星獲得[8]
- 「第3回 日本ワイナリーアワード 2020」 - 五つ星獲得[9]
- 「第4回 日本ワイナリーアワード 2021」 - 五つ星獲得[10]
- 「第5回 日本ワイナリーアワード 2022」 - 五つ星獲得[11]
- 「第6回 日本ワイナリーアワード 2023」 - 五つ星獲得[12]
交通アクセス
[編集]- 鉄道 - JR北海道函館本線 余市駅よりタクシー利用約13分
- バス - 小樽駅より余市駅行 - 大浜中停留所(鶴亀温泉)下車、タクシー利用約7分
- 乗用車 - 余市町立登小学校を目指 - 登神社より200m[2]
参考文献
[編集]脚注
[編集]- ^ “国内外からの注目が高まる「北海道産ワイン」 独自性にあふれ、個性輝くワイナリーの魅力に迫る |たのしいお酒.jp”. たのしいお酒.jp-おいしいお酒をもっとたのしく。. 2020年5月13日閲覧。
- ^ a b c d 「Domaine Takahiko」 - Information
- ^ a b 「Domain Takahiko」 - Home
- ^ a b 「Domaine Takahiko」 - Wine
- ^ a b 日本ワイナリーアワード審議会
- ^ 『北海道新聞』「余市のワインでG7閣僚もてなし 環境相会合歓迎会で政府 生産者ら「産地として弾み」」2023年4月21日、2023年10月26日閲覧
- ^ 「第1回日本ワイナリーアワード2018」10ワイナリーが最高評価の五つ星に 日本食料新聞、2018年4月18日、11690号、05面、2019年4月30日閲覧
- ^ 「第2回 日本ワイナリーアワード2019」五つ星15社を表彰 日本食料新聞、2019年6月28日、11900号、03面、2019年8月19日閲覧
- ^ 「第3回 日本ワイナリーアワード 2020」 日本ワイナリーアワード協議会 2020年6月12日閲覧
- ^ 「第4回 日本ワイナリーアワード 2021」 日本ワイナリーアワード協議会 2021年7月12日閲覧
- ^ 「第5回 日本ワイナリーアワード 2022」 日本ワイナリーアワード協議会 2022年6月4日閲覧
- ^ 「第6回 日本ワイナリーアワード 2023」 日本ワイナリーアワード協議会 2023年6月2日閲覧