ドラゴンズドグマ2
ジャンル | オープンワールドアクションRPG[1] |
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対応機種 |
PlayStation 5 Xbox Series X/S PC(steam) |
開発元 | カプコン |
運営元 | カプコン |
プロデューサー | 平林良章[2] |
ディレクター | 伊津野英昭[2] |
エンジン | REエンジン[1] |
『ドラゴンズドグマ2』(DRAGON'S DOGMA II)は、カプコンより2024年3月22日に発売されたPlayStation 5、Xbox Series X/S、PC(steam)向けゲームソフト。ジャンルは、アクションロールプレイングゲーム。
2023年12月31日時点[3]で累計販売本数840万本を超える『DRAGON'S DOGMA』シリーズの一つで[4]、2012年に発売された初代『DRAGON'S DOGMA』の正統続編である。
ゲームの内容
[編集]基本的なゲーム性は前作と同様、王道の中世風ファンタジーの世界を舞台とする、一人プレイ用オープンワールドアクションRPGとなっている[5]。プレイヤーは竜に戦いを挑む者・覚者(かくしゃ)となり、竜に奪われた心臓と失った記憶を取り戻す旅に出発する。さらに本作独自の要素として、前作では登場しなかった「獣人」と呼ばれる種族が登場[5]。人間の王国「ヴェルムント」と獣人の国「バタル」を巡るストーリーは本作において重要な要素となる。また、ゲーム内のマップは前作の約4倍ほどとなり、新たな敵やジョブなども追加される[1]。
前作において評価の高かった、美しいグラフィックと物理演算によるリアルかつ広大なフィールドを冒険する高いアクション性は健在[5][6]。また、豊富なキャラクタークリエイト要素や、プレイヤーが見た目や性格、能力をカスタマイズできる従者「ポーン」に関連するポーンシステムも引き続き実装される[5]。特に、ポーンシステムは本シリーズの特徴の一つとなっており、ポーンはAIで行動する味方キャラクターとして冒険に参加してくれるほか、ネットワークを通じて他のプレイヤーとポーンの貸し借りをすることで、一人プレイのゲームでありながら間接的に他のプレイヤーとの繋がりを楽しむことができるようになっている。本作においても、プレイヤーはパートナーとなる「メインポーン」一人に加え、任意に「サポートポーン」二人を加入させることができ、最大でプレイヤー1人+ポーン3人の計4人パーティを組むことが可能[1]。
世界観
[編集]本作の舞台となる世界は、前作の世界観や時系列とは直接的な繋がりはなく、厳密には「平行世界の一つ」であるとされる[2]。
- 竜
- ドラゴン。プレイヤーの宿敵。
- 大いなる力と破壊の象徴であると同時に、人々の中から覚者を選び出す役割も持つ。
- 覚者
- プレイヤーが操作するキャラクター。
- 竜に選ばれた者で、失った心臓と人としての生を取り戻すべく竜に挑む宿命にある。
- ポーン
- AIが操作するノンプレイヤーキャラクター(NPC)の一種。
- 異界の旅人で、覚者に付き従う存在。
- プレイヤーが好きに製作できる従者のようなメインポーンと、他プレイヤーの製作したポーンを借り入れることでパーティーを編成できる。
- 獣人
- 本作から新たに登場する、獣に似た容姿を持つ人型の種族。
- 本作ではライオンやヒョウなどのネコ科の動物をモチーフにした獣人が登場する[2]。
- エルフ
- ヴェルムントの北方にある「聖樹の森」に住む長命種として知られる人型の種族。
- 弓の扱いに長け、森語(エルフ語)という独自の言語を使う。
- ドワーフ
- 低身長で恰幅ある人型の種族。
- 鍛冶に長け、頑固な性格。
- 人の王国 ヴェルムント
- 人間の貴族や平民たちが暮らす王国。緑豊かな自然に囲まれており、代々覚者が王として国を治めている。
- 獣人の国 バタル
- 「獣人」たちが暮らす国。厳しい峡谷の中にあり、人間とは異なる独自の文化を築いている。
開発
[編集]第1作『DRAGON'S DOGMA』発売後、続編の開発が検討されたが、当時は完全新作のナンバリングタイトルではなく、第1作のバージョンアップ版である『DRAGON'S DOGMA DARK ARISEN』と、プレイヤーからの要望が多かったオンラインマルチプレイ要素に特化した『ドラゴンズドグマ オンライン』が開発された[7][2]。
その後、2022年6月17日に公開されたドラゴンズドグマ10周年ファンミーティング動画において、本作『DRAGON'S DOGMA II』を開発中であるという情報が発表[8]。さらに2023年5月25日に公式サイトとゲーム内容の詳細が公開された[5]。
開発スタッフは第1作でディレクターを担当した伊津野英昭やアートディレクターを担当した池野大悟などのスタッフが引き続き参加[8]。開発ゲームエンジンは『Devil May Cry 5』や『BIOHAZARD VILLAGE』などの開発にも使用された、カプコン内製の「RE ENGINE」が使用される[8]。
評価
[編集]全環境で最適化不足、レイトレーシングを固定、可変30fpsによる安定しないフレームレート、それらに加えSteam版は大量に出現するNPCによってCPU負荷が非常に高いなどの問題が噴出した。そのためSteamでは発売後にやや不評の評価がついた。
売上
[編集]本作は2024年4月2日、全世界での販売本数が250万本に達した[9]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d “『ドラゴンズドグマ2』は物理演算を駆使し、大幅に自由度が向上。フィールドを活用した戦術が可能で、新ジョブや新たな魔物も登場”. 電ファミニコゲーマー (2023年6月13日). 2023年6月13日閲覧。
- ^ a b c d e “戦略的アクションと仲間要素の充実で「ファンタジー遊び場」感が超楽しい!『ドラゴンズドグマ 2』試遊レポ&伊津野D・平林Pインタビュー【TGS2023】”. Game Spark (2023年9月24日). 2023年9月25日閲覧。
- ^ “シリーズソフト販売本数 | データ集 | 株式会社カプコン”. www.capcom.co.jp (2023年12月31日). 2024年3月21日閲覧。
- ^ “『ドラゴンズドグマ2』映像が初公開。街やモンスター戦闘など見どころたっぷりのショートトレーラー【PS Showcase】”. ファミ通ドットコム (2023年5月25日). 2023年6月1日閲覧。
- ^ a b c d e “「ドラゴンズドグマ 2」懐かしい要素だけじゃない! 「覚者王」や「獣人の国」など新要素感じるストーリー公開”. game,watch (2023年5月25日). 2023年6月1日閲覧。
- ^ “『ドラゴンズドグマ 2』は“正統進化”した「王道ファンタジーアクションの帰還」―迫力満点のフォトスポットでは覚者になれる!?【TGS2023】”. Game Spark (2023年9月21日). 2023年9月23日閲覧。
- ^ “ドラゴンズドグマ オンライン 開発秘話”. カプコン. 2023年8月20日閲覧。
- ^ a b c “「ドラゴンズドグマ 2」開発中!! 「10周年ファンミーティング」にて発表”. game.watch (2022年6月17日). 2023年6月1日閲覧。
- ^ Yamanaka, Taijiro (2024年4月2日). “『ドラゴンズドグマ 2』全世界販売本数250万本を達成。発売から約10日での大記録、シリーズ累計販売本数は1000万本を突破”. AUTOMATON. 2024年4月5日閲覧。
外部リンク
[編集]- ドラゴンズドグマ2 公式サイト - カプコン
- ドラゴンズドグマ ポータルサイト - カプコン