ドリーン・マッシー (ダーウェンのマッシー男爵)
ドリーン・エリザベス・マッシー、バロネス・マッシー・オブ・ダーウェン(ダーウェンのマッシー男爵)(Doreen Elizabeth Massey, Baroness Massey of Darwen、1938年9月5日 - 2024年4月20日)は、労働党に所属するイギリスの貴族院議員。
経歴
[編集]1960年代から、教師としてアフリカやアメリカ合衆国などで教壇に立ち、1981年から1983年にはブロムリー・ロンドン特別区のウォルシンガム学校 (Walsingham School) に務めた後、1983年から1985年までインナー・ロンドン教育局 (Inner London Education Authority) で保健教育の教育顧問となり、以降は様々な組織で役員や顧問を務めた[1]。
1989年から1994年まで、家族計画協会 (Family Planning Association) の役員 (Director) を務めた。
1999年に、ランカシャー州の地名であるダーウェン (Darwen) の名をとった、ダーウェンのマッシー男爵(女男爵:バロネス)として一代貴族となり、7月26日に貴族院議員となって、統合・相補医療のための超党派議員グループ (All-Party Parliamentary Group for Integrated and Complementary Healthcare) の一員として活動した。
2002年から、当時の国立薬物乱用治療庁 (National Treatment Agency for Substance Misuse, NTA) の代表となり[2][3]、2007年からは[1]、国際連合児童基金 (UNICEF) の国内委員会である UNICEF UK の理事を務めている[2]。
彼女は、イギリス世俗協会 (National Secular Society) の名誉会員 (Honorary Associate) であり、超党派ヒューマニスト・グループの書記である[4]。
2010年9月15日、『ガーディアン』紙上に掲載されたローマ法王ベネディクト16世の国賓としてのイギリス訪問に反対する趣旨の公開状に、マッシーは他の54名の著名人たちとともに署名した[5]。
2024年4月20日に死去[6]。
脚注
[編集]- ^ a b “Baroness Massey of Darwen”. Parliament. 2014年3月24日閲覧。
- ^ a b “Baroness Doreen E Massey, Trustee”. UNICEF UK. 2014年3月24日閲覧。
- ^ NTAは、2013年4月1日におもな業務をイングランド公衆衛生庁 (Public Health England) へ移管し、廃止された。
- ^ “All Party Parliamentary Humanist Group”. British Humanist Association. 2010年8月3日閲覧。
- ^ “Letters: Harsh judgments on the pope and religion”. The Guardian (London). (2010年9月15日) 2010年9月16日閲覧。
- ^ “Deaths of Members Volume 837: debated on Monday 22 April 2024”. UK Parliament (22 April 2024). 2024年4月23日閲覧。
外部リンク
[編集]- “Baroness Massey of Darwen”. Parliament. 2014年3月24日閲覧。 - 議会公式サイト内
- “House of Lords, Minutes of Proceedings, Die Lunae 1° Novembris 1999, The House met at half-past two o’clock”. House of Lords (1999年11月1日). 2014年3月23日閲覧。 - 貴族院における新任者の紹介