ドロウジー・シャペロン
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『ドロウジー・シャペロン』(The Drowsy Chaperone)は、ブロードウェイのミュージカル舞台。2006年5月1日にニューヨークのマーケス劇場で開幕し、2007年12月31日に閉幕した。その後、全米中でツアー上演され、イギリス・ロンドンのウエスト・エンドでの公演も行われた。その後、オーストラリアと最初の翻訳公演となった日本(2009年1月)でも上演された。
現代のマンハッタンのアパートの一室に暮らすミュージカルおたくの"椅子の男"が、1928年に上演されレコードが擦り切れるほど聞いて愛し空想したミュージカル「ドロウジー・シャペロン」の世界を観客に解説していく。"椅子の男"は謂わば狂言回し的に登場し、彼の部屋ではミュージカル「ドロウジー・シャペロン」の物語が繰り広げられていくという構成になっている。「ドロウジー・シャペロン」は、ブロードウェイの新進の歌姫の突然の結婚・引退を巡る騒動を描いた物語となっている。当時の古き良きミュージカルや現代ミュージカルを風刺しつつ、ミュージカルへの愛情に溢れた作品となっている。
第60回トニー賞ではミュージカル部門の助演女優賞や楽曲賞、脚本賞など5部門を受賞した。
曲目
[編集]- Overture
- Fancy Dress
- Cold Feets
- Show Off
- As We Stumble Along
- I Am Aldolpho
- Accident Waiting To Happen
- Toledo Surprise
- Message From A Nightingale
- Bride's Lament
- Love Is Always Lovely In The End
- I Do, I Do In The Sky
- As We Stumble Along (Reprise)
登場人物と配役
[編集]- オリジナル・ブロードウェイ・キャスト
- ジャネット・ヴァン・デ・グラーフ - サットン・フォスター
- 椅子の男 - ボブ・マーティン
- ドロウジー・シャペロン - ベス・リーヴェル
- ロバート・マーティン - Mark Ledbetter
- ジョージ - Eddie Korbich
- アルドルフォ - ダニー・バーンスタイン
- フェルドジーグ - Lenny Wolpe
- キティ - Jennifer Smith
- トリックス・ジ・アビアトリックス - Kecia Lewis-Evans
- アンダーリング - Edward Hibbert
- トッテンデール夫人 - ジョージア・エンゲル
- ロンドン(ウエスト・エンド)版キャスト
- 日本版キャスト
- ジャネット・ヴァン・デ・グラーフ - 藤原紀香
- 椅子の男 - 小堺一機
- ドロウジー・シャペロン - 木の実ナナ
- ロバート・マーティン - なだぎ武
- ジョージ - 川平慈英
- アルドルフォ - 梅垣義明
- フェルドジーグ - 尾藤イサオ
- キティ - 瀬戸カトリーヌ
- トリックス・ジ・アビアトリックス - 浦嶋りんこ
- アンダーリング - 小松政夫
- トッテンデール夫人 - 中村メイコ
主な賞歴
[編集]- トニー賞 (13候補5部門受賞)
- 受賞
- 助演女優賞 - ベス・リーヴェル
- 脚本賞 - ボブ・マーティン、ドン・マッケラー
- 楽曲賞 - リサ・ランバート、グレッグ・モリソン
- 装置デザイン賞
- 衣装デザイン賞
- 候補
- 作品賞
- 主演男優賞 - ボブ・マーティン
- 主演女優賞 - サットン・フォスター
- 助演男優賞 - ダニー・バーンスタイン
- 演出賞
- 振付賞
- 編曲賞
- 照明デザイン賞
(いずれもミュージカル部門)
- ドラマ・デスク賞 (14候補6部門受賞)
- 受賞
- 作品賞
- 助演女優賞 - ベス・リーヴェル
- 脚本賞 - ボブ・マーティン、ドン・マッケラー
- 作詞賞 - リサ・ランバート、グレッグ・モリソン
- 作曲賞 - リサ・ランバート、グレッグ・モリソン
- 装置デザイン賞
- 衣装デザイン賞
- 候補
- 主演男優賞 - ボブ・マーティン
- 主演女優賞 - サットン・フォスター
- 助演男優賞 - Eddie Korbich
- 演出賞
- 振付賞
- 編曲賞
- 照明デザイン賞
(いずれもミュージカル部門)
- ローレンス・オリヴィエ賞(5候補)
- 候補
- 新作ミュージカル賞
- ミュージカル男優賞 - ボブ・マーティン
- ミュージカル女優賞 - Summer Strallen
- 振付賞
- 衣装デザイン賞