ナッシング・バット・トラブル
表示
『ナッシング・バット・トラブル』 | ||||
---|---|---|---|---|
ブルー・マーダー の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ハードロック、ヘヴィメタル | |||
時間 | ||||
レーベル | ゲフィン・レコード | |||
プロデュース | ジョン・サイクス | |||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
ブルー・マーダー アルバム 年表 | ||||
|
『ナッシング・バット・トラブル』(原題:Nothin' But Trouble)は、ジョン・サイクス率いるハードロック・バンド、ブルー・マーダーが1993年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]中心人物のサイクスと、前作『ブルー・マーダー』(1989年)でサポート・キーボーディストとして参加したニック・グリーン以外は新メンバーだが、収録曲の大半には、元メンバーのトニー・フランクリンとカーマイン・アピス(クレジットではアディショナル・ミュージシャンズ扱い)が参加している[2]。なお、フランクリンとアピスの脱退後、ケリー・キーリングが専任ボーカリストとして加入するが、最終的にはサイクス自身がほとんどの曲を歌い、キーリングは本作のリリース前に脱退して、後にジョン・ノーラムのバンドに加入した[3]。
反響・評価
[編集]アメリカでは、収録曲「ウィ・オール・フォール・ダウン」が『ビルボード』のメインストリーム・ロック・チャートで35位を記録したが、本作は各種チャート入りを逃す結果となった[4]。一方、日本のオリコンチャートでは6週トップ100入りし、最高6位を記録するヒットとなった[1]。
『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「メロディアスでR&Bのグルーヴも持った英ハード・ロックの王道路線サウンドは不変だ」と評されている[5]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はジョン・サイクス作。
- ウィ・オール・フォール・ダウン - "We All Fall Down" - 4:46
- イチクー・パーク - "Itchycoo Park" (Steve Marriott, Ronnie Lane) - 3:49
- クライ・フォー・ラヴ - "Cry for Love" - 6:57
- ランナウェイ - "Runaway" - 5:58
- ダンス - "Dance" - 4:08
- アイム・オン・ファイア - "I'm on Fire" - 4:46
- セイヴ・マイ・ラヴ - "Save My Love" - 4:50
- ラヴ・チャイルド - "Love Child" - 5:29
- シュドゥント・ハヴ・レット・ユー・ゴー - "Shouldn't Have Let You Go" - 4:10
- アイ・ニード・アン・エンジェル - "I Need an Angel" - 7:03
- シー・ノウズ - "She Knows" - 3:41
日本盤ボーナス・トラック
[編集]- バイ・バイ - "Bye Bye" - 4:16
参加ミュージシャン
[編集]- ジョン・サイクス - ボーカル、ギター
- ケリー・キーリング - ボーカル(on #6)、バックグラウンド・ボーカル
- ニック・グリーン - キーボード
- マルコ・メンドーサ - ベース
- トミー・オスティーン - ドラムス、バックグラウンド・ボーカル
アディショナル・ミュージシャン
- トニー・フランクリン - ベース
- カーマイン・アピス - ドラムス
脚注
[編集]- ^ a b c “ナッシング・バット・トラブル - ブルー・マーダー”. オリコン. 2024年3月7日閲覧。
- ^ 日本盤CD (MVCG-125)ライナーノーツ(伊藤政則、1993年7月21日)
- ^ Koolen, Martien. “Kelly Keeling Interview (2005 RockUnited)”. 2024年3月7日閲覧。
- ^ “Blue Murder - Awards”. AllMusic. 2016年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月7日閲覧。
- ^ “ブルー・マーダー/ナッシング・バット・トラブル (再発) (廃盤)”. CDJournal. 音楽出版社. 2024年3月7日閲覧。
外部リンク
[編集]- ナッシング・バット・トラブル - Discogs (発売一覧)