ナローバンド
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ナローバンド(Narrow band)とは狭帯域通信の事である。
電話におけるナローバンド
[編集]→「電話 (電波型式) § ナローバンド」も参照
電話におけるナローバンドは、0.3~3.1または3.4kHzの音響信号を伝送できるものである。
無線電信におけるナローバンド
[編集]→「モバイルブロードバンド」も参照
無線電信におけるナローバンドとワイドバンドとの線引きは、相対的な比較や時代によって変遷してきた。
有線データ通信におけるナローバンド
[編集]→「ブロードバンドインターネット接続」も参照
有線データ通信におけるナローバンドは、ブロードバンドより通信速度の遅いものをさす。米国連邦通信委員会(FCC)は下り25Mbps/上り3Mbps未満が、日本の総務省は公衆交換電話網・ISDN・一般専用線が、該当する。
ADSL 1.5Mbps・ISDN 一次群速度インターフェース(PRI:Primary Rate Interface)1.544Mbps(T1)及び2.048Mbps(E1)・基本速度インタフェース(BRI: Basic Rate Interface)128kbpsなどが代表例である。
特徴
[編集]周波数帯域が広いものや、通信速度の速いものと比較して次の特徴がある。
- ナローバンドだけなら国内のほぼ全域(=ほぼ全ての市・町・村)に提供されている。
- 同じ伝送路で多重化できる回線数が多い。
- 有線通信の場合、放射雑音が少なく、外部からのノイズにも強い。
- 同じ伝送距離を確保するためのエネルギーが少ない。
- 低位規格の伝送路の使用が可能である。
- 回路規模を小さくすることが可能である。
脚注
[編集]関連項目
[編集]- ブロードバンド (曖昧さ回避) - デジタル変調:搬送波を使用するデジタル信号の伝送方式
- ベースバンド - ベースバンド伝送:搬送波を使用しないデジタル信号の伝送方式