iBurst
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iBurst(アイバースト)は、無線通信技術の規格の一つ。"i-BURST"と表記されることもある。 ハンドオーバーの良さや周波数利用効率の高さ、IPネットワークとの高い親和性や通信品質、そして低コストを売りにしている。 京セラとArrayCommの共同開発である。
2014年初頭までに京セラ及びArrayCommは当規格関連のWebページを削除、規格推進団体のiBurst Associationは団体自体のWebページを閉鎖している。
規格詳細
[編集]- アップリンクとダウンリンクを非対称に3スロットに分割(TDMA/TDD)
- 5MHzの場合、8波に分割した上で使用(FDMA)
- 同一周波数に3チャネルを多重化(SDMA)
- 伝送速度:下り最大1061kbps 上り最大346kbps
- 1基地局あたりのトータルスループット:24Mbps(周波数帯域が5MHzの場合)
- ハンドオーバー:時速100km可
標準規格・技術勧告
[編集]- ANSI HC-SDMA 〔ATIS-0700004.2005〕(2005年9月14日承認)
- ITU-R M.1801 〔RecDoc 8/167(Rev.1 Annex.4 III〕(2007年3月28日承認)
- IEEE 802.20 625k-MC Mode (2008年6月12日承認)(iBurstがベース)
商用サービス運用中の国・地域
[編集]- アゼルバイジャン
- アメリカ合衆国
- ウガンダ
- オーストラリア
- オランダ
- カナダ
- ガーナ
- ケニア
- コンゴ民主共和国
- スロベニア
- タンザニア
- ノルウェー
- マレーシア
- 南アフリカ
- モザンビーク
- ルワンダ
- レバノン
(2008年6月時点)
商用サービス計画中の国・地域
[編集](2008年6月時点)
外部リンク
[編集]- iBurstSystem(京セラ日本語サイト内)(情報掲載終了,2014-06-08T23:30JST閲覧)
- ケータイ用語の基礎知識 第221回:iBurst とは(ケータイwatch)
- Internet Week 2005 - Wi-Fi/WiMAX/iBurstは共存するのか、キーカンパニー代表者が各技術を解説(マイコミジャーナル)
- 「iBurstは使いやすい技術」―タンザニアの大統領が京セラでiBurstを体験(RBB TODAY)
- 京セラ、iBurstの説明会を開催。2GHz帯の再割当を目指す(BB Watch)
- モバイルブロードバンドシステム「iBurst」をベースとした技術提案がIEEE802.20規格として正式承認(京セラ)
- iBurst Association [リンク切れ]