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ニック・ウィリアムズ (野球)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ニック・ウィリアムズ
Nick Williams
ティフアナ・ブルズ
AAA級リーハイバレー・アイアンピッグス時代
(2019年8月10日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 テキサス州ガルベストン郡ガルベストン
生年月日 (1993-09-08) 1993年9月8日(31歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
195 lb =約88.5 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2012年 MLBドラフト2巡目
初出場 MLB/ 2017年6月30日
KBO/ 2023年6月27日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ビリー・ニコラス・ウィリアムズBilly Nicholas Williams, 1993年9月8日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州ガルベストン郡ガルベストン出身のプロ野球選手外野手)。左投左打。リーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボル(メキシカンリーグ)ティフアナ・ブルズ所属。愛称はニッキー・ダブスNicky Dubs[1]

経歴

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プロ入りとレンジャーズ傘下時代

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2012年MLBドラフト2巡目(全体93位)でテキサス・レンジャーズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・レンジャーズでプロデビュー。48試合に出場して打率.313、2本塁打、27打点、15盗塁を記録した。

2013年はA級ヒッコリー・クロウダッズでプレーし、97試合に出場して打率.293、17本塁打、60打点、8盗塁を記録した。

2014年はルーキー級アリゾナリーグ・レンジャーズ、A+級マートルビーチ・ペリカンズ、AA級フリスコ・ラフライダーズでプレーし、3球団合計で112試合に出場して打率.283、13本塁打、74打点、6盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、サプライズ・サグアロス英語版に所属した。

2015年はAA級フリスコでプレーした。7月にはオールスター・フューチャーズゲームに選出された。

フィリーズ時代

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フィラデルフィア・フィリーズ時代
(2019年4月30日)

2015年7月31日にコール・ハメルズジェイク・ディークマンとのトレードで、マット・ハリソンジェイク・トンプソンジェラッド・アイコフアレク・アッシャー英語版ホルヘ・アルファーロと共にフィラデルフィア・フィリーズへ移籍した[2][3]。移籍後は傘下のAA級レディング・ファイティン・フィルズでプレーし、移籍前を含めて2球団合計で119試合に出場して打率.303、17本塁打、55打点、13盗塁を記録した。

2016年はAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスでプレーし、125試合に出場して打率.258、13本塁打、64打点、6盗塁を記録した。オフの11月18日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[4]

2017年も開幕からAAA級リーハイバレーでプレーし、97試合に出場して打率.285、15本塁打、67打点、3盗塁を記録した。6月30日にメジャー初昇格を果たし[5]、同日のニューヨーク・メッツ戦にて「6番・左翼手」で先発出場してメジャーデビュー(結果は3打数1安打)すると、以降メジャーに定着した。7月9日のサンディエゴ・パドレス戦ではトレバー・ケーヒルからメジャー初本塁打を放った[6]。この年メジャーでは83試合に出場して打率.288、12本塁打、55打点、1盗塁を記録した。

2018年は140試合に出場し、打率.256、16本塁打、58打点を記録した。

2019年は打率.151、2本塁打、OPS.442と大きく成績を下げ、後半戦はマイナーとの往復となった[7]

2020年8月11日にDFAとなった[8]

レッズ傘下時代

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2020年8月15日にウェイバー公示を経てシンシナティ・レッズへ移籍した[9]。9月15日にDFAとなり[10]、18日にマイナー契約となった。オフの11月2日にFAとなった[11]

ホワイトソックス時代

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2021年1月15日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結んだと報じられ[12]、18日に正式公示された[11]。開幕直後の4月8日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りしたが[13]、4試合に出場して10打数無安打と振るわず、4月15日にDFAとなり、17日にマイナー契約を結び直してAAA級シャーロット・ナイツに送られた[14]。8月2日に自由契約となった[11]

メキシカンリーグ時代

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2022年4月16日にリーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボル(メキシカンリーグ)ティフアナ・ブルズと契約した[11]。84試合に出場して打率.370、29本塁打、72打点を記録した。

2023年は後述のハンファ移籍まで44試合に出場し、打率.304、9本塁打、28打点を記録した。

ハンファ時代

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2023年6月18日、韓国プロ野球ハンファ・イーグルスと契約した[15]。登録名は윌리엄스(ウィリオムス)。ハンファでは68試合に出場し、打率.244、9本塁打、45打点を記録したが、シーズン終了後に自由契約となった[16]

メキシカンリーグ時代

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2024年1月16日にメキシカンリーグのティフアナ・ブルズに復帰した[17]

プレースタイル

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高い身体能力と超積極打法(2016年の四球率はわずか3.6%)からアダム・ジョーンズ二世との評価もある[18]

人物

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父親はアフリカ系アメリカ人、母親はメキシコ系アメリカ人である[19]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2017 PHI 83 343 313 45 90 14 4 12 148 55 1 2 0 4 20 0 6 97 8 .288 .338 .473 .811
2018 140 448 407 53 104 12 3 17 173 50 3 2 0 0 32 2 9 111 4 .256 .324 .425 .749
2019 67 112 106 9 16 4 0 2 26 5 0 0 0 0 4 0 2 43 1 .151 .196 .245 .442
2021 CWS 4 13 10 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 2 4 1 .000 .231 .000 .231
MLB:4年 294 916 836 109 210 30 7 31 347 110 4 4 0 4 57 2 19 255 14 .251 .312 .415 .727
  • 2021年度シーズン終了時

年度別守備成績

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左翼(LF) 中堅(CF) 右翼(RF)




































2017 PHI 12 12 1 0 0 1.000 16 25 0 0 0 1.000 58 73 3 0 1 1.000
2018 19 13 1 0 0 1.000 - 95 130 4 3 0 .978
2019 23 25 1 0 0 1.000 - 5 6 0 0 0 1.000
MLB 54 50 3 0 0 1.000 16 25 0 0 0 1.000 158 209 7 3 1 .986
  • 2020年度シーズン終了時

記録

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MiLB

背番号

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  • 5(2017年 - 2019年、2021年)
  • 3(2023年)

脚注

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  1. ^ Breakdown of Phillies' Players Weekend names MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年10月5日閲覧
  2. ^ 6対2の大型トレード成立へ! レンジャーズ、先発左腕C.ハメルズらを獲得”. ISM (2015年7月30日). 2015年8月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月5日閲覧。
  3. ^ Rangers get Cole Hamels, reliever for lefty Matt Harrison, 5 prospects” (英語). ESPN (2015年7月29日). 2017年10月5日閲覧。
  4. ^ Matt Gelb (2016年11月19日). “Phillies add 11 players in 40-man roster overhaul” (英語). Philly.com. 2017年10月5日閲覧。
  5. ^ Stephen Gross (2017年6月30日). “No. 4 prospect Nick Williams promoted to Phillies, starting in left field” (英語). mcall.com. 2017年10月5日閲覧。
  6. ^ “Phils hit 6 homers in 7-1 rout of Padres” (英語). ESPN. (2017年7月9日). http://www.espn.com/mlb/recap?gameId=370709122 2017年10月5日閲覧。 
  7. ^ Nick Williams 2019 Minor, Fall & Mexican Leagues Game Logs & Splits”. Baseball-Reference.com. 2023年6月24日閲覧。
  8. ^ Steve Adams (2020年8月11日). “Phillies Designate Nick Williams, Trevor Kelley For Assignment; Nick Pivetta Optioned” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月12日閲覧。
  9. ^ George Miller (2020年8月15日). “Reds Claim Nick Williams” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月16日閲覧。
  10. ^ Mark Polishuk (2020年9月15日). “Reds Select R.J. Alaniz, Designate Nick Williams” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年9月16日閲覧。
  11. ^ a b c d MLB公式プロフィール参照。2023年5月1日閲覧。
  12. ^ Steve Adams (2021年1月15日). “White Sox, Nick Williams Agree To Minor League Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年1月23日閲覧。
  13. ^ TC Zencka (2021年4月8日). “White Sox Place Billy Hamilton On Injured List, Call Up Nick Williams” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年4月18日閲覧。
  14. ^ Steve Adams (2021年4月17日). “White Sox Outright Nick Williams” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年4月18日閲覧。
  15. ^ 김영록 (2023年6月18日). “한화, 'ML 31홈런' 새 외국인 타자 닉 윌리엄스 영입 "팀 승리에 도움되고파" [공식발표]”. 朝鮮日報. 2023年6月24日閲覧。(朝鮮語)
  16. ^ 정현석 (2023年11月20日). “한화의 파격 스토브리그 출발, 25세 노 빅리거 유망주 타자 100만불 영입...” (韓国語). 朝鮮日報. 2024年5月17日閲覧。
  17. ^ Toros: Regresa Nick Williams”. MiLB.com (2024年1月16日). 2024年5月17日閲覧。
  18. ^ 「2017 - 2021 全30球団未来予想図 フィラデルフィア・フィリーズ」『隔月刊スラッガー』2017年3月号 日本スポーツ企画出版社 53頁
  19. ^ George Willis (2017年7月14日). “Why black players have vanished from baseball — and why that’s starting to change” (英語). New York Post. 2021年4月18日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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