ニュー八王子シネマ
ニュー八王子シネマ New Hachioji Cinema | |
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情報 | |
通称 | ニュー八[1] |
正式名称 | ニュー八王子シネマ |
完成 | 1947年 |
開館 | 1947年5月 |
閉館 | 2017年1月31日 |
収容人員 | (4スクリーン総計)431人 |
設備 | SRD-EX、DSR |
用途 | 映画上映 |
運営 | ニュー八王子ビル株式会社 |
所在地 |
〒192-0081 東京都八王子市横山町13-4 |
位置 | 北緯35度39分33.1秒 東経139度20分1.5秒 / 北緯35.659194度 東経139.333750度 |
最寄駅 | JR八王子駅・京王八王子駅 |
最寄バス停 | 西東京バス・京王電鉄バス・神奈中バス「横山町三丁目」停留所(都道160号沿い) |
最寄IC | 中央自動車道八王子IC |
ニュー八王子シネマ(ニューはちおうじシネマ)は、かつて東京都八王子市横山町にあった独立系映画館。自社ビルであるニュー八王子ビル(地上7階、地下1階)の3F~5Fに4スクリーンを備えていた。
概要
[編集]1947年5月、東京都八王子市横山町に「ニュー八王子」として設立[2]。1952年頃から、川手健吉率いるタツミ興行(現在の立川シネマシティ)が経営[2]。姉妹館として「たつみ映画劇場」を新設した[2]。
当館発足当時の八王子市内には、明治時代に設立した芝居小屋「関谷座」を前身とする八王子東宝劇場と、終戦後の1945年12月に設立した八王子松竹(後の八王子あおい座)、1946年に開業した八光座(後の八王子名画座)の3館しかなく、当館は同市内で戦後3番目に出来た映画館であった[注 1]。
1964年にはニュー八王子ビルを新築して、ロードショー館の「ニュー八王子」とピンク映画専門館「あんぐら劇場」の2館体制に移行[1][4]。1970年代後半には『ロッキー』『スター・ウォーズ』などのヒットもあったが[1]、1992年にタツミ興行が経営から撤退。ビルの所有者であるニュー八王子ビルに譲られ[2]、3階にあった「あんぐら劇場」の跡をシネマ2とする。また、経営を譲受していた先述の八王子東宝をシネマ3としていたが、2003年12月31日に閉館[2]。その後ビル内にさらに2スクリーン増設し、ロードショー作品のみならず、アート系の作品も意欲的に上映していた。
しかし2001年12月22日、同市南大沢にシネマコンプレックスのTOHOシネマズ南大沢[注 2]がオープンすると、年間10万人程あった入場者数は約7万人に落ち込んだ[1]。更にニュー八王子ビルの老朽化に伴う建替えも重なり、2017年1月31日をもって閉館[1]。『ニュー・シネマ・パラダイス』を最終上映として70年間の歴史に幕を閉じた[5]。跡地には高層マンション『エステムコート東京八王子』が2019年11月に竣工し、現在(2024年)に至る[6]。
データ
[編集]- 所在地:東京都八王子市横山町13-4
- 運営:ニュー八王子ビル株式会社
- 支配人:中島幹和(2015年時点[2])
各スクリーン
[編集]- シネマ1
- 座席数218席。4スクリーン中最大の施設、ドルビー・デジタル・サラウンドEX対応。
- シネマ2
- 座席数96席。ドルビー・デジタル・サラウンドEX対応。
- シネマ3
- 座席数73席。ドルビー・デジタル・サラウンドEX対応。
- シネマ4
- 座席数44席。ドルビー・サラウンド対応。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e “「ニュー八」来年1月閉館 市内唯一の既存映画館”. タウンニュース(八王子版) (タウンニュース社). (2016年11月17日) 2024年3月19日閲覧。
- ^ a b c d e f “ニュー八王子シネマ”. 港町キネマ通り (2015年2月). 2015年4月1日閲覧。
- ^ a b 『全国映画館総覧 1955』時事新報社、1955年、17頁。「八王子市(六館)」
- ^ 『八王子事典 改訂版』かたくら書店、2001年、629頁。
- ^ “最後はあの作品「ありがとう上映」閉館の『ニュー八王子シネマ』14日から”. タウンニュース(八王子版) (タウンニュース社). (2017年1月12日) 2024年3月19日閲覧。
- ^ a b “エステムコート東京八王子”. エステムプランニング. 2024年3月19日閲覧。
外部リンク
[編集]- ニュー八王子シネマ (@nyuhaticinema) - X(旧Twitter)