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ネクストスター (競馬の競走名)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ネクストスターは、日本地方競馬を主催する団体が各競馬場で施行する競馬競走である。

概要

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日本中央競馬会地方競馬全国協会の全日本的なダート競走の体系整備の一環として、2023年以降にデビューする2歳馬(2021年以降の生産馬)を対象とする「重賞級認定競走」として整備される競走である。

2022年6月に発表された、3歳ダート三冠競走を中心とした2・3歳馬競走の体系整備の一環として、2024年に「兵庫チャンピオンシップ」(5月・園田競馬場で開催)を3歳馬の短距離路線の最高峰として位置付け、そこへ向けて各主催者・各ブロックごとに、短距離部門の体型整理を図るために、2歳秋シーズンと3歳春シーズンの2期に分けて、高額賞金を懸けた重賞級の認定競走を実施することになった。2歳秋シーズンは未来優駿シリーズ、3歳春シーズンは2024年創設の3歳スプリントシリーズの、全て指定競走にもなっている。

なお出走馬はダート適正馬の地方競馬への早期入厩を促すため、原則として地方競馬デビュー、かつ施行競馬場の所属する地区(3歳春シーズンは各ブロック所属馬)に限定される[注 1]。また、3歳春シーズン「3歳スプリントシリーズ」の4競走で優勝した馬には兵庫チャンピオンシップの優先出走権を与え、ネクストスター3歳春シーズンの対象4レースと兵庫チャンピオンシップを両方制した場合、NARから馬主に対する報奨金(ボーナス)を、競馬活性化事業の一環として贈呈する[1]

対象競走

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タイトル 出走年齢 負担重量 施行時期
(2歳秋:2024年
3歳春:2025年)
開催競馬場・距離 1着賞金 条件
2歳秋シーズン
ネクストスター門別 2歳 定量戦 10月上旬 門別競馬場・ダート1200m 1000万円 地元所属馬限定
ネクストスター盛岡 盛岡競馬場・ダート1400m
ネクストスター金沢 10月中旬 金沢競馬場・ダート1400m
ネクストスター笠松 別定戦 10月下旬 笠松競馬場・ダート1400m
ネクストスター名古屋 定量戦 名古屋競馬場・ダート1500m
ネクストスター園田 園田競馬場・ダート1400m
ネクストスター高知 高知競馬場・ダート1400m
ネクストスター佐賀 11月上旬 佐賀競馬場・ダート1400m
3歳春シーズン(3歳スプリントシリーズ)[注 2]
ネクストスター北日本 3歳 定量戦 4月上旬 水沢競馬場[注 3]・ダート1400m(2025年) 1200万円 ブロック限定(北海道・岩手)
ネクストスター東日本 3月中旬 浦和競馬場[注 4]・ダート1400m(2025年) 1500万円 全国地方競馬交流
ネクストスター中日本 別定戦 4月上旬 笠松競馬場[注 5]・ダート1400m(2025年) 1200万円 ブロック限定(東海・北陸)
ネクストスター西日本 定量戦 3月下旬 佐賀競馬場[注 6]・ダート1400m(2025年) ブロック限定(兵庫・高知・佐賀)
歴代の距離(全てダート)
  • ネクストスター北日本
    • 門別競馬場 - 2024年 1200m
  • ネクストスター東日本
    • 川崎競馬場 - 2024年 1400m
  • ネクストスター中日本
    • 名古屋競馬場 - 2024年 1500m
  • ネクストスター西日本
    • 園田競馬場 - 2024年 1400m

脚注

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注釈

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  1. ^ 現時点で「デビュー以降同じ競馬場に所属し続けていること」は出走条件として定められていないため、西日本ダービーや兵庫県競馬における「リミテッド競走」などの生え抜き馬限定の競走とは扱いが異なる見込みである。またネクストスター東日本については、南関東以外の他地区にも出走門戸を開放し、「地方競馬全国交流戦」となっている
  2. ^ 開催競馬場は2025年度。以後は対象地区の競馬場・主催者で持ち回り
  3. ^ 門別競馬場・水沢競馬場の2主催者・2場持ち回り
  4. ^ 浦和競馬場・船橋競馬場川崎競馬場の3主催者・3場持ち回り[2]
  5. ^ 名古屋競馬場・笠松競馬場・金沢競馬場の3主催者・3場持ち回り
  6. ^ 園田競馬場・高知競馬場・佐賀競馬場の3主催者・3場持ち回り

出典

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  1. ^ 3歳スプリントシリーズ 実施概要決定 地方競馬全国協会、2024年1月31日配信・閲覧
  2. ^ 【地方競馬】複数の重賞競走新設や時期変更へ 南関東競馬が来年度の開催日割を発表 netkeiba.com、2022年11月28日配信・閲覧

外部リンク

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