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ネクスト・ポジション・プリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ネクスト・ポジション・プリーズ』
チープ・トリックスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ハードロックパワー・ポップ
時間
レーベル エピック・レコード
プロデュース トッド・ラングレン
チープ・トリック、イアン・テイラー(#6)
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 61位(アメリカ[1]
  • 75位(日本[2]
  • チープ・トリック アルバム 年表
    ワン・オン・ワン
    (1982年)
    ネクスト・ポジション・プリーズ
    (1983年)
    スタンディング・オン・ジ・エッジ
    (1985年)
    ミュージックビデオ
    「I Can't Take It」 - YouTube
    テンプレートを表示

    ネクスト・ポジション・プリーズ』(Next Position Please)は、チープ・トリック1983年に発表した7作目のスタジオ・アルバム

    背景

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    トッド・ラングレンがプロデューサーに起用され、ラングレンは自作曲「ヘヴンズ・フォーリング」も提供した。ただし、ザ・モーターズ(The Motors)のカヴァー「ダンシング・ザ・ナイト・アウェイ」は、バンド自身とイアン・テイラーが共同でプロデュースした[3]

    オリジナルLPは12曲入りだったが[3]、カセットでは「ユー・トーク・トゥー・マッチ」と「ドント・メイク・アワ・ラヴ・ア・クライム」の2曲が追加され[4]CDも同様に14曲入りとなった。また、2006年3月にデジタル・ダウンロードでリリースされた本作のオーソライズド・ヴァージョンには、CDやカセットにも収録されていなかった「Twisted Heart」と「Don't Hit Me With Love」が追加された[5]

    反響・評価

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    セールス的には成功を収められず、アメリカのBillboard 200では61位に終わり、『天国の罠』(1978年)以来続いていたトップ50入りを逃す結果となった[1]

    音楽評論家のStephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて、ラングレンのプロデュースについては「チープ・トリックにユートピアのレコードと間違われやすい作品を作らせた」「異様なほどユートピアの『悪夢の惑星』を思い起こさせるサウンド」と評し、リック・ニールセンの作った曲については「『天国の罠』以来最も優れた楽曲群」と評している[6]

    収録曲

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    特記なき楽曲はリック・ニールセン作。LPには7.と14.は収録されていない。

    1. アイ・キャント・テイク・イット - "I Can't Take It" (Robin Zander) - 3:28
    2. ボーダーライン - "Borderline" - 3:34
    3. 愛の掟 - "I Don't Love Here Anymore" - 3:51
    4. ネクスト・ポジション・プリーズ - "Next Position Please" - 2:51
    5. ヤンガー・ガールズ - "Younger Girls" (Rick Nielsen, R. Zander)- 3:14
    6. ダンシング・ザ・ナイト・アウェイ - "Dancing the Night Away" (Andy McMaster, Nick Garvey) - 4:58
    7. ユー・トーク・トゥー・マッチ - "You Talk Too Much" - 1:55
    8. 3-D - "3-D" - 3:37
    9. ユー・セイ・ジャンプ - "You Say Jump" - 3:06
    10. Y.O.Y.O.Y. (遥かなる愛) - "Y.O.Y.O.Y." - 4:54
    11. ノー・フォー・アン・アンサー - "Won't Take No for an Answer" - 3:13
    12. ヘヴンズ・フォーリング - "Heaven's Falling" (Todd Rundgren) - 3:48
    13. インヴェーダーズ・オブ・ザ・ハート - "Invaders of the Heart" - 4:00
    14. ドント・メイク・アワ・ラヴ・ア・クライム - "Don't Make Our Love a Crime" - 3:44

    参加ミュージシャン

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    脚注

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    1. ^ a b Cheap Trick - Awards”. AllMusic. 2016年4月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月27日閲覧。
    2. ^ 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』(オリジナルコンフィデンス/1990年/ISBN 4-87131-025-6)p.200
    3. ^ a b Cheap Trick - Next Position Please (Vinyl, LP, Album) at Discogs
    4. ^ Cheap Trick - Next Position Please (Casette, Album) at Discogs
    5. ^ Amazon.com: Next Position Please - The Authorized Version: Cheap Trick: MP3 Downloads
    6. ^ Next Position Please - Cheap Trick : AllMusic - Review by Stephen Thomas Erlewine