ノクターン (チャーリー・ヘイデンのアルバム)
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『ノクターン』 | ||||
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チャーリー・ヘイデン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 2000年8月27日 - 31日 フロリダ州マイアミ クライテリア/ザ・ヒット・ファクトリー・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ラテンジャズ、ボレロ | |||
時間 | ||||
レーベル | ヴァーヴ・レコード | |||
プロデュース | チャーリー・ヘイデン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャーリー・ヘイデン アルバム 年表 | ||||
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『ノクターン』(Nocturne)は、アメリカ合衆国のジャズ・ベーシスト、チャーリー・ヘイデンが2001年に発表したスタジオ・アルバム。
背景
[編集]キューバおよびメキシコのスタンダード・ナンバーを中心とした内容だが、ヘイデンのオリジナル2曲と、サイドマンを務めたゴンサロ・ルバルカバのオリジナル1曲も含まれている[2]。音楽的には、キューバからラテンアメリカへ広まったボレロからの影響が強い[3]。なお、「ナイトフォール」は、ヘイデンが1976年に発表したアルバム『クロースネス』の収録曲「エレン・デヴィッド」を改題したリメイクである[4]。
反響・評価
[編集]『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートでは8位に達した[5]。第44回グラミー賞では最優秀ラテン・ジャズ・アルバム賞を受賞し、自身2度目のグラミー受賞を果たした[6]。
デヴィッド・R・アドラーはオールミュージックにおいて5点満点中2点を付け「物憂げで心休まるアルバム」「ロマンティックな夕食にうってつけの音楽だが、ヘイデンおよびゲスト・ミュージシャン達の本来の才能は、こんなものではない」と評している[2]。また、原田和典は「どこか退廃的なインストゥルメンタル・ラヴ・ソング集といえばいいだろうか」「皆、一音入魂というべき抑制を利かせたプレイに徹しているが、なかでも技巧派ゴンサロとロヴァーノの"音数のそぎ落としっぷり"は圧巻だ」と評している[4]。
収録曲
[編集]- アット・ジ・エッジ・オブ・ザ・ワールド - "En la Orilla del Mundo (At the Edge of the World)" (Martín Rojas) - 5:14
- ナイト・オブ・ワンダリング - "Noche de Ronda (Night of Wandering)" (María Teresa Lara) - 5:44
- ノクターナル - "Nocturnal" (José Saber Marroquín, José Mojica) - 6:56
- ムーンライト - "Moonlight (Claro de Luna)" (Charlie Haden) - 5:37
- ミー・ウィズアウト・ユー - "Yo Sin Ti (Me Without You)" (Arturo Castro) - 6:01
- ドント・トライ・エニモア - "No Te Empeñes Mas (Don't Try Anymore)" (Marta Valdés) - 5:31
- トランスパレンス - "Transparence" (Gonzalo Rubalcaba) - 6:12
- ザ・ブラインド - "El Ciego (The Blind)" (Armando Manzanero) - 5:58
- ナイトフォール - "Nightfall" (C. Haden) - 6:39
- スリー・ワーズ - "Tres Palabras (Three Words)" (Osvaldo Farrés) - 6:18
- ウィズ・ユー・イン・ザ・ディスタンス/イン・アス - "Contigo en la Distancia/En Nosotros (With You in the Distance/In Us)" (César Portillo de la Luz, Tania Castellanos) - 6:34
参加ミュージシャン
[編集]ゲスト・ミュージシャン
- ジョー・ロヴァーノ - テナー・サクソフォーン(on #1, #4, #7, #11)
- ダビッド・サンチェス - テナー・サクソフォーン(on #6, #10)
- フェデリコ・ブリトス・ルイス - ヴァイオリン(on #1, #5, #8)
- パット・メセニー - ギター(on #2)
脚注
[編集]- ^ CD英文ブックレット内クレジット
- ^ a b Adler, David R. “Nocturne - Charlie Haden”. AllMusic. 2022年4月24日閲覧。
- ^ CD英文ライナーノーツ(Leonardo Acosta、2001年1月)
- ^ a b 原田和典 (2021年9月29日). “【DIGGIN' THE VINYLS Vol.10】”. Blue Note Club. 2021年10月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月26日閲覧。
- ^ “Charlie Haden - Awards”. AllMusic. 2016年6月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月24日閲覧。
- ^ “Charlie Haden - Artist”. GRAMMY.com. Recording Academy. 2022年4月24日閲覧。