ノート:こゝろ
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話題
[編集]( 2006年1月28日 (土) 05:39 より移動)「この小説はイタリアのエドモンド・デ・アミーチスにより1886年に発表されたクオーレに影響を受けたのではないかとの指摘がある。」 誰の説なのか? --忠太 2006年1月27日 (金) 15:41 (UTC)
- 上記の件はノート:クオーレに記述。 --忠太 2006年6月13日 (火) 16:22 (UTC)
記事名
[編集]改名は、先にこちらで提案をしてからのほうがいいという意見が出たので、提案します。
『こころ』は本来、『こゝろ』として刊行された作品で、現在広まっているのは出版社の方針で踊り字を仮名に直したためです。しかし、百科事典や文学事典を見るに、踊り字を使用しているほうが多く、また「ウィキペディア」でも、人名は踊り字を使用しているのに、作品名のみ仮名に直すというのは、おかしいと判断しました。
なので「こころ (小説)」を「こゝろ」に移動したいと思います。みなさんのご意見をお待ちしています。--DOERAX 2007年4月27日 (金) 12:18 (UTC)
- 厳密なことを言えば、そのとおりでしょうけど、一般的には「こころ」で定着しているというのも事実だと思います。「こゝろ」から「こころ」へリダイレクトするだけで十分だと思うのですが。--Goodpapa3 2007年4月27日 (金) 16:42 (UTC)
- 世間への定着性を重視して、「こころ」表記に賛成します。--経済準学士 2007年4月27日 (金) 16:47 (UTC)
二人の意見を拝見して、「一般的」「世間」の言葉が目にとまりました。普通に生活していて……といった意味なのでしょうが、平仮名に使う踊り字がほとんど使用されなくなった今日においては、当然の結果です。しかし、二人の言う「世間」だの「一般的」だのというのは、この記事名を判断する上では少々視点が違う方向へ向いているように思います。また、これは作品名でありまして、「定着性」はまた別の問題でしょう。作品の記事名は、初出・初刊・再刊を含めて総合的に(かつ厳密に)判断するもので、「定着性」一つで決めるのは非常に安易であります。定着性だけでみると、近現代の作品名はすべて現代仮名遣いで表されるようになり、下手をすれば、本文が旧仮名遣いで書かれていた場合は記事名も旧仮名遣いで表す、というような不思議な現象を招きかねません。
『漱石全集』(岩波書店)に刊行状況が書かれていますが、初刊は『こゝろ』です。これが正式名称で、現在は文庫特有の方針が広まり『こころ』表記ですが(なぜか角川文庫のみ『こゝろ』)、最近刊行された『こゝろ研究史』(和泉書院)にしろ、『夏目漱石「こゝろ」を読みなおす』(平凡社新書)にしろ、「こゝろ」の表記はいぜん現役で、また、これからも使われていくものと思われます。前に出た『こゝろ研究史』の中で、『こゝろ』の研究文献目録が載っていましたが、「こゝろ」表記は「こころ」表記と同じくらい多く、初刊が『こゝろ』であるのを併せて鑑みれば、「こゝろ」表記でいいのではないでしょうか。--DOERAX 2007年4月28日 (土) 16:45 (UTC)
- 特段変更する必要性は感じません(全集では「心」?) ちなみに「坊つちゃん」については如何お考えでしょうか? --忠太 2007年4月28日 (土) 18:46 (UTC)
- 「ノート:坊つちやん」に示しました。
- ついでに。「こころ」の初版は、岩波書店の処女出版で漱石自身が装丁を務めたことで有名なのですが、表紙に「心」、背表紙に「こゝろ」と記されています。
- あと、反対の理由も挙げずに感じたことを書いて一蹴されるのは憤りを感じます。--DOERAX 2007年4月29日 (日) 05:40 (UTC)
- 初出(新聞連載時&単行本)であれば「心」でよいと思います。教科書ではこころですが、これは口語文に合わせた表記と思います。Wikipediaも口語表記が原則だとすれば「こころ」でも何ら不都合なことはないのでは? --忠太 2007年4月30日 (月) 15:00 (UTC)
- すでに「学問のすすめ」などを移動しています。これからの指針として統一したほうが好都合だと思います。踊り字は文語も口語も使いますが、口語文に合わすということは、例えば「無常といふ事」を「無常という事」と表す、と言っているのでしょうか。この部分については議論を行ったような場所が見当たらなかったため、先日提案をしたのです。--DOERAX 2007年5月1日 (火) 17:19 (UTC)
- 「すでに」と本人が移動したものを根拠にされても…。どこかで議論のうえ表記の方針を統一した方がよいと思います。(適切な場所はありますか?) --忠太 2007年5月2日 (水) 16:46 (UTC)
- 「Wikipedia‐ノート:スタイルマニュアル#旧仮名遣いの作品」で議論しました。ただし参加者が少なかったので、再び議論する余地はありそうです。--DOERAX 2007年5月2日 (水) 17:05 (UTC)
(インデント戻し)その議論は知りませんでした。本項の改名については、
- 漢字表記か、かな表記か。(参考[www.transview.co.jp/books/4901510398/top.htm#14])
- 「こころ」か、「こゝろ」か。
の2つの点があると思います。個人的には、現在読まれている小説(教科書に載っている作品=現代かな遣い)としては「こころ」でよいと思いますが、漱石が執筆した時点を中心に論ずるなら「心」がよいと考える次第です。 --忠太 2007年5月3日 (木) 15:41 (UTC)
- まず、疑問から。「教科書に載っている作品=現代かな遣い」とはどういうことですか? 文庫本などのように、現代かな遣いの表記に直してある、という意味でしょうか。また、ここでいう「教科書」とは、「現代文」の教科書のことなのでしょうか。これは教科ごとに表記が違っているようです。
- 次に私見。「現在読まれている」というだけなら私は「こころ」表記でいいと思います。ほかの記事で、『こころ』の作品本体に触れる場合ではなくて、外面的に触れるような場合はわざわざ踊り字にする必要はないでしょう。ただ、上を鑑みて<記事名>としてみると、「心」か「こゝろ」のどちらかだと思います。漱石が執筆した周辺なら「心」でしょうが、私は現在でも使用され、かつ多くの事典で採用されている「こゝろ」の表記を推します。--DOERAX 2007年5月5日 (土) 15:45 (UTC)
- 教科書や多くの文庫本のように本文自体が現代表記に直してあるなら、タイトルも現代かな遣いとした方が整合性があるのでしょう。(例でいうなら、現在の新潮文庫では「無常ということ」にしている筈。「裏声で歌へ君が代」は本文が歴史的かな遣いのためでしょう…。)
- 多くの人が「こころ」「こゝろ」を使っているのは一文字(心)より三文字の方が文字づらの収まりがよいと感じるからで、漱石の意図(自己の心を捕へんと欲する人々に、人間の心を捕へ得たる此作物を奨む)とはズレていないか、と疑っています。
- 私見でいうなら、「わざわざ検索しづらい表記に直す必要はあるのか」→「強いて直す必要なし」ということです。もっとも本項について言えば、既にタイトルが「こころ (小説) 」になってしまっているので、今さら「こゝろ (小説)」にしようと「心 (小説)」にしようと五十歩百歩ですけど。 --忠太 2007年5月7日 (月) 15:19 (UTC)
- 表記上、実質踊り字は使用できないのではないか、と気がつきました。「満韓ところどころ」のような作品はどうやって表したらよいかわかりません。
- あと反論を。阿川弘之に代表されるように、旧仮名遣いで発表しても文庫などになると表記が直されるので、「整合性がある」というのは疑問です。やはりその表記で発表されたことは重要だと思います。「こゝろ」にしろ「心」にしろ。検索しづらい……という点は、リダイレクトでとばすので問題はないはずです。--DOERAX 2007年5月7日 (月) 16:14 (UTC)
- DOERAX氏の改名意見に賛成いたします。世間の辞典類の項目名に準じるべきと考えます。日本近代文学館編『日本近代文学大事典第二巻』(講談社1977年p556)のもそのような項目名(小見出し)となっています。これは全六巻もある大きな事典で、文学的な項目についてはこの事典を標準とするのが良いと思います。「こころ」「心」からはリダイレクトで、という意見にも賛成です。踊り字は使用出来ると思います。「ゝ」を見ると「踊り字」に転送されてしまいますが、「ゝ」からのリダイレクトで、「ゝ」が独立項目として存在しています。--Kafuka1964 2007年5月12日 (土) 17:19 (UTC)
- 国会図書館の書誌情報も「こゝろ」になってました。本の奥付が「こゝろ」なのでしょう。奥付は当時の出版法に規定された公的なもので、内務省に提出の出版届け(関東大震災で焼失)も奥付と同じ表記になっていた筈です。そうでないと受理されませから。--Kafuka1964 2007年5月12日 (土) 17:28 (UTC)
- 奥付を確認したところ、表題の記述はありませんでした。従いまして上記のうち、奥付に関する発言を取り消させてください。しかし、「こゝろ」への改名意見そのものには変更はありません。--Kafuka1964 2007年5月22日 (火) 15:09 (UTC)
議論がとまりました。もう少し意見を待ちます。--DOERAX 2007年6月11日 (月) 15:44 (UTC)
1週間ほど待って反論がなければ、再度移動依頼をかけます。--DOERAX 2007年9月2日 (日) 02:53 (UTC)
- (質問)細かい点をおたずねしますが、移動後の記事名は「こゝろ」「こゝろ (小説)」のどちらでしょうか。自分はどちらへの移動も反対はしませんけど。またリダイレクトで飛ばす、というのも現在心もこころも記事があるので無理でしょう。こころ (小説)からのリダイレクトとするのであれば問題ないですが。--SPR 2007年9月14日 (金) 17:55 (UTC)
- 「こゝろ」でお願いします。リダイレクトは「こころ (小説)」でよいと思います。--DOERAX 2007年9月17日 (月) 11:45 (UTC)
- Wikipedia:移動依頼により、移動しました。お手すきでしたらリンク元修正をお願いします。--co.kyoto 2007年9月20日 (木) 17:56 (UTC)