ノート:カディーブ・イスマイル
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船名に関する情報提供
[編集]初版の記事名は「カディーブ・イスマイル」で立項されましたが、これは出典に書名が上がっている『輸送船入門 新装版』 光人社〈光人社NF文庫〉などにあるカナ表記でしょうか。khedive は en:khedive を参照してもらえればわかるように、ムハンマド・アリー朝に独特の用語で、歴史学では、ヘディーヴとカナ表記されたり、「副王」と意訳されたりすることが多いようです(参考)。「ヘディーヴ・イスマーイール」はイスマーイール・パシャ(1830-1895)のことです。私は船舶や軍事のことをあまり知らないので改名提案を提起しませんが、khediveをカディーブと読むのは少し転訛が過ぎる気がしたので、一応情報提供します。軍事史の分野ではこの名称が定着しているならば、無視してください。ちなみに、同型船の en:SS Mohamed Ali El-Kebir はムハンマド・アリー・アル=キャビールのエジプト訛りを船名にしているようですから、フスハー読み風カナ表記とエジプト訛り風カナ表記を混ぜないほうがいいかもしれません。例えば、「モハメド・アリー・エル=ケビール号」など。--ねをなふみそね(会話) 2017年5月25日 (木) 03:02 (UTC)
- 初版投稿者です。情報提供ありがとうございます。記事名については悩みつつの選択です。日本語文献での船名としての表記については、定着したものはないように思われます。軍事系で「ケダイブ」と表記している書籍はあったのですが、名祖を意識しないまま発音したように思われ、採用を避けました。歴史用語としては「ヘディーヴ」が多数と思いましたが、今回はあくまで船の記事で、船名としての発音の問題なので参考に留めました。船としては実質的に英国船なので、英語風読みが適当と考え、手元の『ジーニアス英和辞典』2版(1994年)の“Khedive”の項目のカナ表記「カディーブ」及び発音記号から、カディーブを採りました。なお、同型船はとりあえず書いたものをうっかりそのままにしちゃったのですが、「モハメド・アリー・エル=ケビール」のほうが良さげでしょうか。--Snlf1(会話) 2017年5月25日 (木) 16:50 (UTC)
- 丁寧にご返答いただき恐縮です。なるほど、ジーニアス英和でしたか。たしか学習用英和辞典だったと記憶していますが、khedive が載っているとは驚きです。同型艦の名前ですが、SS Mohamed Ali El-Kebir が正式名称なら、単純に綴り通りカナ転写して「モハメド・アリー・エル=ケビール」が妥当と思います。わざわざムハンマド・アリーというフスハー読み風カナ表記を混ぜなくてもいいと思います。ちなみに el-kebĩr/al-kabĩr は the great という意味で、大王とか,そんな感じです。--ねをなふみそね(会話) 2017年5月26日 (金) 14:27 (UTC)