ノート:セスキ炭酸ナトリウム
名称についての記述
[編集]以下は2015年12月2日 02:26(UTC)の版からの転記です。
セスキ (sesqui-) は1.5倍を表す接頭辞なので、「セスキ炭酸ナトリウム」という名称はナトリウム1に対して炭酸1.5が含まれている塩を意味する。すなわち2Na:3CO2という組成でありNa2CO3や2NaHCO3という形の複塩になるはずである。しかし一般にセスキ炭酸ナトリウムと呼ばれている物質はNa2CO3・NaHCO3、つまり3Na:2CO3という組成になる。これは炭酸2に対してナトリウム3が含まれていることになるため、本来は二炭酸一水素三ナトリウム、またはテトラトリタ炭酸ナトリウム sodium tetratritacarbonate(= 4/3 炭酸ナトリウム)<ref>旭硝子株式会社 重炭酸ナトリウム</ref>と呼ぶのが正しい。
「セスキ」を「Na+と1/2(CO32-)が1:1.5」と解釈するのか、それともセスキ酸化物のように「Na+とCO32-が1:1.5」と解釈するのか、どちらが正しいのか分かりませんが、そもそも正式名称ではなく、「正しい定義」と呼べるものは存在しないはずなので、単に「複塩の通称」とするにとどめました。 --KAWASAKI Hiroyuki(会話) 2016年1月31日 (日) 06:30 (UTC)、一部除去:2016年1月31日 (日) 09:46 (UTC)
- 追記 なお、語源が炭酸水素塩が「重炭酸」 bicarbonate と呼ばれたことに対しての sesquicarbonate だとすると、化学物質名としては(「重炭酸カリウム」と同様に)不適当であるにせよ、「誤り」とは言いがたいと思います。 --KAWASAKI Hiroyuki(会話) 2016年1月31日 (日) 08:35 (UTC)
化学式とIUPAC名
[編集]「炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウムの複塩」との記述に基づき、化学式を Na2CO3・NaHCO3 としましたが、構造式で示されているように Na3(CO3)(HCO3) とすべきなのか、それとも Na3H(CO3)2 とすべきなのか、このうちのどれかが正しくてどれかが誤りなのか、よく分かりません。IUPAC名も Na3(CO3)(HCO3) なら sodium carbonate hydrogencarbonate、Na3H(CO3)2 なら trisodium hydrogen bis(carbonate) となりそうですが。 --KAWASAKI Hiroyuki(会話) 2016年1月31日 (日) 07:28 (UTC)