ノート:ソーライス
注釈
[編集]編集したあとで調べたところ、阪急デパートのカレーの値段は1929年(昭和4年)の開店時には25銭で、1935年(昭和10年)の増築ごろから(たぶんこれを機会に)20銭になっていたようです(『カレーライスの誕生』 小菅桂子、講談社選書メチエ、2002年)。
あと、恐慌との関係ですが、当時でも5銭も出せばソース掛けごはん以外にも食べ物の選択肢はいろいろあったと考えられます。バンカラな旧制高校生たちが、あえてデパートで食事をしてみたいと思ってしたことで、1935年の増築で敷居が低くなってから、1945年の終戦ごろまで(あるいは戦後まで?)続いたのではないかと思います。
もうひとつ、ソーライスという呼称は活字で目にしたことがありません。ソーライのほうが圧倒的にメジャーな呼び方であると思います。 --Otkoyg 2007年5月26日 (土) 13:33 (UTC)
画像について
[編集]ライスにウスターソースを掛けたものがソーライスと考えられるので、せっかく付けていただいた画像ですが、ブルドックの中濃ソースのボトルが写っていてはだめだと思います。私は関東で生まれ育ったのでごく最近まで中濃ソースがソースだと思っていましたが、たまに外食をすると、醤油のように粘度の少ないへんなソース(ウスターソース)が置いてあることがよくあって、違和感を感じたものでした。しかし、じつはこれが昭和30年代以降に東日本で主流となった「中濃ソース」の原型であり、西日本ではいまでも主流の「ウスターソース」だということを知りました(正直、いまでも中濃ソースのほうが好きですが)。関西の有名な洋食店で、東京新橋にも支店がある「せんば自由軒」でも、粘度の少ないウスターソースを置いていました。--Otkoyg(会話) 2013年1月9日 (水) 06:12 (UTC)
- 画像提供者です。ウォッチリストを入れ忘れていたため、半年以上も遅れたコメントで申し訳ありません。
- ご指摘ありがとうございます。ご意図を理解できましたので、画像は取り下げます。私も(関東育ちではないですが)中濃ソースに馴染んだ文化で育ち、未だに中濃ソースとウスターソースを混同しております。機会があればウスターソース版画像も用意したいです。--逃亡者(会話) 2013年8月22日 (木) 19:19 (UTC)
- ウスターソース版画像を用意する前に考えた方がいいと思います。この記事に示されている出典で、ソーライスにかけていたのはウスターだ、と言っている文献はありません。阪急百貨店に示されている、2008年1月4日の『産経新聞』の「産経抄」は、ウスターだ、と言ってはいます。しかしこの「産経抄」は、正月のこの機会に、これからの日本は粗食に耐えなければならないと覚悟しておいた方がいいんじゃないか、というコラムです。時期的に、ウィキペディアのこの記事を見て書いたコラムだ、と言われても驚きません。こんな文献しか裏付けがないのに、個人の経験でウスターだ、中濃だとやりあってもしょうがないと思います。--西村崇(会話) 2022年11月3日 (木) 00:35 (UTC)