ノート:トム・アンド・ジェリー
記事新設に際して
[編集]古くから存在する有名なカクテルなので、いつまでも放置しておくわけにもゆかず、やむなく新設しました。しかし、私では現状が精一杯でした。レシピが変化しただけのカクテルならまだしも、このようなレシピが分岐してしまったカクテルというのは、執筆が難しいです。 なので、このトム・アンド・ジェリーの査読に御協力いただけると幸いです。もし、査読作業に入る場合、このノート以外にも、本文中、特に「参考文献」の節と「この節の主な参考文献」の節と「特徴」の節のコメントなどにも、査読作業の一助になると思われる情報を残しておいたつもりです。 (なお、現在Wikipedia日本語版に存在する個々のカクテルの記事には、参考文献が明記されていない、緊急に査読を要する案件が沢山あります。そのリストは「ウィキプロジェクト 酒/酒関連の各種依頼」にあります。私自身も、少しずつ手を加えているところですが、是非、そちらにも御協力ください。) --以上の署名のないコメントは、G-Sounds(会話・投稿記録)さんが 2010年3月12日 (金) 19:00 (UTC) に投稿したものです(トホホ川による付記)。
- G-Soundsさんが判断しかねてあえて記述なされなかった部分もあるとのことですが、初稿としては良く書かれた記事かと思い、Wikipedia:メインページ新着投票所/新しい項目候補に推薦いたしました。新着となると注目度が高まりますので、G-Soundsさんご懸念の点についても他の方の意見が集まるのではないかと思います。推薦にあたり、差し出がましいようですが、多少文章をいじりました(全体的に読点が過多気味だったのを若干削ったのと、脚注の形式をハーバード方式に準ずる表現に修正)が、全体の主旨には変更は加えていません。--トホホ川 2010年3月12日 (金) 22:50 (UTC)
初版の問題点と意味
[編集]このトム・アンド・ジェリーは、大きく分けて5種類のレシピそれぞれに、複数冊、複数著者(編集者、監修者)、複数出版社の書籍が参考文献として付くという状態、つまり、どのレシピもそれなりに市民権を得ているのを、どのようにするかという点(現状のまま発展させるか、整理するか)は、考えてゆかないとイケナイかと思います。 そして、もう1つ問題なのは、細かいところで書籍によって作り方の手順が違っている点です。(恐らく、これだけレシピが分岐しているため、それらが混ざって、このような状態になったのでしょう。)というわけで、やむなく、今回は、大きく5種類に分ける材料としたのは、使用する材料の種類と比率です。作り方については、全ての参考文献を見て、なるべく共通項を見つけながら書きました。このような書き方をしていることを、そのままにしておいて良いのかという問題があります。(ただ、逆に、このようにある程度まとめないと、参考文献の数だけレシピを書かないと追いつかなくなる可能性があるので、やむを得ないかなとも思うのですけれども……。) また、現版では、判りやすくするために「特徴」という節を設けてありますが、この部分の記述は、もしかしたら独自研究に当たるかもしれないという不安を持っています。この部分は、大きく分けた5種類のレシピを比較したことによって導き出された解説だからです。したがって、ここを除去するかどうかも考えないとイケナイと思います。
ともあれ、様々な問題が山積している状態なので、substub扱いとしておきました。
ただ、古くから存在する有名なカクテルの場合、このトム・アンド・ジェリーのように、レシピが分岐しているケースも多々あります。そして、個々のカクテルの記事に関しては、その質を向上させてゆく段階に入っています。よって、このようなレシピが分岐してしまったカクテルについては、分岐の状態についても記述することは、避けて通れないでしょう。このトム・アンド・ジェリーの初版は、そのようなカクテル記事の書式の叩き台としての意味もあります。叩き台であることも、substub扱いにしておいた理由です。 --以上の署名のないコメントは、G-Sounds(会話・投稿記録)さんが 2010年3月12日 (金) 19:00 (UTC) に投稿したものです(トホホ川による付記)。
細かな点について
[編集]ここまでは、全体的なことを書いてきましたが、ここからは、細かなことについて記しておきます。
グラス(容器)について
[編集]このトム・アンド・ジェリーは、主にカクテルとして酒場で飲まれることを想定した参考文献によって書かれたので、
ホルダー付きのタンブラーと書かれているのは、
- 久保村 方光 監修 『イラスト版 カクテル入門』 日東書院 1997年4月1日発行 ISBN 4-528-00681-2
タンブラーとだけ書かれていて、付属の写真によってホルダー付きであることが判るのは、
- オキ・シロー 『カクテル・コレクション』 ナツメ社 1990年3月24日発行 ISBN 4-8163-0857-1
単にタンブラーとだけ書かれているのは、
- 花崎 一夫 監修 『ザ・ベスト・カクテル』 永岡書店 1990年6月5日発行 ISBN 4-522-01092-3
- フランセ 著 今井 清 監修 『楽しく味わう カクテル・ノート』 池田書店 1990年3月20日発行 ISBN 4-262-12803-2
- 上田 和男 監修 『カクテル・ブック』 西東社 1988年12月30日発行 ISBN 4-7916-0926-3
第一選択は、パンチ・カップだが、タンブラーでも良いとなっているのは、
- 後藤 新一 監修 『カクテル123』 日本文芸社 1998年12月15日発行 ISBN 4-537-07610-0
銀製、陶器のカップとなっている(容量は不明)のは、
- 吉田 芳二郎 『カラーブックス 154 洋酒入門』 p.75 保育社 1968年8月1日発行
金属製、陶製、耐熱ガラス製のマグ、または、コップ(グラス)となっている(容量は不明)のは、
- 吉田 芳二郎 『カラーブックス 828 洋酒入門 (第2版)』 保育社 1992年4月30日発行 ISBN 4-586-50828-0
ホルダー付きのグラスと書いているのは、
- 稲 保幸 『カクテル・レシピ1000』 日東書院 2005年7月10日発行 ISBN 4-528-01412-2
グラスを使用とだけ書いているが、付属の写真でホルダー付きであることが判るのは、
- 中村 健二 『カクテル』 主婦の友社 2005年7月20日発行 ISBN 4-07-247427-4
- アンテナハウス 編集 『カクテル物語』 同文書院 1991年12月18日発行 ISBN 4-8103-7043-7
グラスを使用とだけ書いているのは、
- 片方 善治 『洋酒入門』 社会思想社 1959年12月15日発行
- 浜田 晶吾 『すぐできるカクテル505種』 有紀書房 1991年6月20日発行 ISBN 4-638-00531-4
- 若松 誠志 監修 『ベストカクテル』 p.208 大泉書店 1997年9月5日発行 ISBN 4-278-03727-9
ワイングラス(容量8オンス=容量240ml程度)となっているのは、
- 稲 保幸 『洋酒とカクテル入門』 日東書院 1987年2月10日発行 ISBN 4-528-00361-9
特に容器に関する記述がないのは、
- 今井 清 『たのしむカクテル』 梧桐書院 1988年1月改訂版 ISBN 4-340-01204-1
このようになっています。(酒場でなければ、金属製や陶製のマグなどが、もっと用いられたと思うのですけれども……。) この中で、ワイングラスというのは、恐らく誤記でしょう。耐熱ガラス製のワイングラスというのは聞いたことがないので、下手をすると熱で割れると思いますし。というわけで、ワイングラスに関しては、無視しました。他を総合的に見てみると、ホルダー付きのタンブラーというのが妥当だというのが判っていだけるのではないかと、私は考えます。なので、本文には、ホルダー付きのタンブラーと記述しました。
なお、グラスを使用する際、耐熱ガラス製のものを選択するように明記されている文献はほとんどありません。ホットドリンク全般は、基本的に耐熱ガラス製のグラスを使用するように何かの本に書いてありましたが、どこに書いてあったのかは忘れました。つまり、この部分については、私が独断で追記した部分です。このような行為が問題だと考えるのならば、あなたの責任で、この記述の削除を行っていただいても構いません。ただし、その場合、熱湯を注いだ時にグラスが割れて怪我をした人が出た時の責任は、あなたが取ってください。私は、そのような責任を取ることができませんので、敢えて「耐熱ガラス製」と断りを入れておきました。
グラス(容器)の容量について
[編集]容量については、それぞれの書籍のトム・アンド・ジェリーに関する記述のある場所に記述があればそれに従っています。そうでない場合は、トム・アンド・ジェリーで使用しているグラスにタンブラーなどと指定があれば、その書籍のタンブラーの解説のところに書かれた容量に従っています。しかし、トム・アンド・ジェリーに関する記述のある場所にグラスとだけあったり、特に記述が無い場合は、その書籍は無視しました。 ただし、
- 後藤 新一 監修 『カクテル123』 日本文芸社 1998年12月15日発行 ISBN 4-537-07610-0
この本のパンチ・カップについては容量(200ml程度)となっていますが、タンブラーを使用しても良いとなっているのと、他の参考文献ではタンブラーが多いので、タンブラーの容量を参考としました。この本のタンブラーの容量は、240mlと300mlとあります。
他、タンブラーは(様々なサイズがあるものの)、容量240mlを標準としているのが、
- オキ・シロー 『カクテル・コレクション』 ナツメ社 1990年3月24日発行 ISBN 4-8163-0857-1
- 花崎 一夫 監修 『ザ・ベスト・カクテル』 永岡書店 1990年6月5日発行 ISBN 4-522-01092-3
- フランセ 著 今井 清 監修 『楽しく味わう カクテル・ノート』 池田書店 1990年3月20日発行 ISBN 4-262-12803-2
- 久保村 方光 監修 『イラスト版 カクテル入門』 日東書院 1997年4月1日発行 ISBN 4-528-00681-2
使用するグラスの容量は、240mlとなっているのは、
- 浜田 晶吾 『すぐできるカクテル505種』 有紀書房 1991年6月20日発行 ISBN 4-638-00531-4
300mlのタンブラーが指定されているのは、
- 上田 和男 監修 『カクテル・ブック』 西東社 1988年12月30日発行 ISBN 4-7916-0926-3
このようになっています。(なお、1オンス=30mlとして計算しました。) 実は、日本では、伝統的に容量240mlのタンブラーが多く使用されてきたのですが、国際的には300mlが標準とされるので、どうしてもバラつきが出るのです。ともあれ、こういった事情があるので、タンブラーの容量は、240〜300ml程度としてあります。
香辛料について
[編集]このトム・アンド・ジェリーでナツメグを使用するとあるのは、
- 稲 保幸 『カクテル・レシピ1000』 日東書院 2005年7月10日発行 ISBN 4-528-01412-2
- 浜田 晶吾 『すぐできるカクテル505種』 有紀書房 1991年6月20日発行 ISBN 4-638-00531-4
- 久保村 方光 監修 『イラスト版 カクテル入門』 日東書院 1997年4月1日発行 ISBN 4-528-00681-2
- 吉田 芳二郎 『カラーブックス 154 洋酒入門』 p.75 保育社 1968年8月1日発行
- 吉田 芳二郎 『カラーブックス 828 洋酒入門 (第2版)』 保育社 1992年4月30日発行 ISBN 4-586-50828-0
ナツメグについて言及があるのは、
- フランセ 著 今井 清 監修 『楽しく味わう カクテル・ノート』 池田書店 1990年3月20日発行 ISBN 4-262-12803-2
と、全体の参考文献からすると少ないのですが、ホットドリンク(温かいタイプのカクテル)には、しばしば香辛料が使用されます。そういうわけで、基本的に、ナツメグを使用するものとして、記述を行いました。 しかし、もしかしたら、このナツメグの使用については、オプションの扱いにした方が良いかもしれません。そもそも、香辛料の使用というのは、あくまで飲む人の好みによるところが大きいですからね。この点は、迷っているところです。
なお、オールスパイスに関する記述は、
- 久保村 方光 監修 『イラスト版 カクテル入門』 日東書院 1997年4月1日発行 ISBN 4-528-00681-2
- 吉田 芳二郎 『カラーブックス 154 洋酒入門』 p.75 保育社 1968年8月1日発行
- 吉田 芳二郎 『カラーブックス 828 洋酒入門 (第2版)』 保育社 1992年4月30日発行 ISBN 4-586-50828-0
この3冊以外では見られませんし、一般的なホットドリンクでの使用も行われませんので、オプションとなっています。ただ、この3冊が参考文献として含まれるレシピ1の作り方は、ブランデーを香り付け程度にしか使わないという、レシピ2~5とは意味の違うレシピなので、このレシピ1の作り方の場合は、オールスパイスが使用されることがある可能性があり、誤記とは言い切れませんし、2人の著者(監修者)、2出版社からの参考文献があるので、無視はできないと判断しました。
酒の分量について
[編集]ロングドリンクは、一般的に45〜60mlの酒を使用するので、どのレシピも、だいたい妥当な分量です。ただし、レシピ3だけは、合計30mlと少ないのが気になる点です。恐らく、探せば、レシピ3と同じようなラムとブランデーが等量ずつのレシピで、もっと酒の合計量が多い参考文献もみつかるかと思います。 というのも、
- 浜田 晶吾 『すぐできるカクテル505種』 有紀書房 1991年6月20日発行 ISBN 4-638-00531-4
では、2分の1オンスと単位が書いてあるのですが、
- 片方 善治 『洋酒入門』 社会思想社 1959年12月15日発行
では、2分の1とだけ書いてあって、単位がないのです。 したがって、片方 善治 『洋酒入門』では、単なる比率表記、つまり1:1の分量であることを示しているのに過ぎない可能性があるからです。 他のレシピと書き方を揃えるために、やむなくレシピ3でも「ml」の単位で記述しましたが、本当は、比率表記にとどめておきたかった場所です。 恐らく、レシピ3の適正量は、
- ラム = 20〜30ml
- ブランデー = 20〜30ml
程度だと思うのですけれども。 ただ、飲む人の好みによって、アルコール度数の調整のために酒を増減させることは、しばしば行われることですので、レシピ3は、酒が減量されたものということにして、単位の表記がある参考文献に従っておきました。
砂糖の加え方について
[編集]全く反対のことを書いている書籍が存在しました。
卵黄に砂糖を加える
- 上田 和男 監修 『カクテル・ブック』 西東社 1988年12月30日発行 ISBN 4-7916-0926-3
- 稲 保幸 『カクテル・レシピ1000』 日東書院 2005年7月10日発行 ISBN 4-528-01412-2
- 花崎 一夫 監修 『ザ・ベスト・カクテル』 永岡書店 1990年6月5日発行 ISBN 4-522-01092-3
- 今井 清 『たのしむカクテル』 梧桐書院 1988年1月改訂版 ISBN 4-340-01204-1
- オキ・シロー 『カクテル・コレクション』 ナツメ社 1990年3月24日発行 ISBN 4-8163-0857-1
- アンテナハウス 編集 『カクテル物語』 同文書院 1991年12月18日発行 ISBN 4-8103-7043-7
- 久保村 方光 監修 『イラスト版 カクテル入門』 日東書院 1997年4月1日発行 ISBN 4-528-00681-2
- 若松 誠志 監修 『ベストカクテル』 p.208 大泉書店 1997年9月5日発行 ISBN 4-278-03727-9
- 中村 健二 『カクテル』 主婦の友社 2005年7月20日発行 ISBN 4-07-247427-4
- フランセ 著 今井 清 監修 『楽しく味わう カクテル・ノート』 池田書店 1990年3月20日発行 ISBN 4-262-12803-2
- 後藤 新一 監修 『カクテル123』 日本文芸社 1998年12月15日発行 ISBN 4-537-07610-0
卵白に砂糖を加える
- 吉田 芳二郎 『カラーブックス 154 洋酒入門』 p.75 保育社 1968年8月1日発行
- 吉田 芳二郎 『カラーブックス 828 洋酒入門 (第2版)』 保育社 1992年4月30日発行 ISBN 4-586-50828-0
卵黄、卵白の処理を終え、ラムを加えてから、砂糖を加える
- 片方 善治 『洋酒入門』 社会思想社 1959年12月15日発行
どちらに入れるか、詳しく書いていない
- 稲 保幸 『洋酒とカクテル入門』 日東書院 1987年2月10日発行 ISBN 4-528-00361-9
- 浜田 晶吾 『すぐできるカクテル505種』 有紀書房 1991年6月20日発行 ISBN 4-638-00531-4
以上のことから、卵白に砂糖を加えるという記述は、卵白と卵黄を間違えたものと判断しました。なお、例えば、久保村 方光 監修 『イラスト版 カクテル入門』は、吉田 芳二郎 『カラーブックス 828 洋酒入門 (第2版)』と、ほぼ同じレシピであり、ここで問題となっている部分、つまり、卵白と卵黄を入れ替えると、事実上同じことを書いているのです。このことからも、吉田 芳二郎 『カラーブックス 828 洋酒入門 (第2版)』は、単なる誤植などのケアレスミスがあったものと判断しました。したがって、吉田 芳二郎 『カラーブックス 828 洋酒入門 (第2版)』に書いてあった、卵白に砂糖を加えるという記述は、卵黄に砂糖を加えると記述するつもりだったと判断して、無視しました。なお、吉田 芳二郎 『カラーブックス 154 洋酒入門』にも卵白に砂糖を加えるという記述がありましたが、これは、この2冊は、旧版の内容を一部変更しているだけなので、誤記を直し忘れたままになっていると判断しました。 また、卵黄、卵白の処理を終え、ラムを加えてから、砂糖を加えるという手順となっていたのは、少数派なので、ここでは無視してあります。よって、本文では、「卵黄に砂糖を加える」としておきました。--以上の署名のないコメントは、G-Sounds(会話・投稿記録)さんが 2010年3月12日 (金) 19:00 (UTC) に投稿したものです(トホホ川による付記)。
砂糖の分量について
[編集]レシピ1だけ、1tspですが、これは誤記ではありません。参考文献に忠実に書いてあるだけです。この点が気になる場合は、砂糖の分量が書いてあるところに残してある、コメントを御覧ください。
ラムの種類について
[編集]ダークラムを第一選択とすると明記されていたのは、
- 上田 和男 監修 『カクテル・ブック』 西東社 1988年12月30日発行 ISBN 4-7916-0926-3
- アンテナハウス 編集 『カクテル物語』 同文書院 1991年12月18日発行 ISBN 4-8103-7043-7
- 稲 保幸 『カクテル・レシピ1000』 日東書院 2005年7月10日発行 ISBN 4-528-01412-2
- 中村 健二 『カクテル』 主婦の友社 2005年7月20日発行 ISBN 4-07-247427-4
- フランセ 著 今井 清 監修 『楽しく味わう カクテル・ノート』 池田書店 1990年3月20日発行 ISBN 4-262-12803-2
- 若松 誠志 監修 『ベストカクテル』 p.208 大泉書店 1997年9月5日発行 ISBN 4-278-03727-9
それに加え、ジャマイカラムが第一選択となっていたのは、
- 稲 保幸 『洋酒とカクテル入門』 日東書院 1987年2月10日発行 ISBN 4-528-00361-9
- 浜田 晶吾 『すぐできるカクテル505種』 有紀書房 1991年6月20日発行 ISBN 4-638-00531-4
- 今井 清 『たのしむカクテル』 梧桐書院 1988年1月改訂版 ISBN 4-340-01204-1
です。 ジャマイカ産のラムは、その全てがダークラムというわけではないはずですが、ジャマイカラムと言えば、ダークラムの代名詞ですので、これも、ダークラムを第一選択としている例としてカウントしました。特に、稲 保幸さんの他の書籍では、ダークラムが第一選択となっていることも、この判断が妥当であることを示していると考えます。
ラムが使用されることだけ明記されており、そのタイプの指定がないのは、
- 片方 善治 『洋酒入門』 社会思想社 1959年12月15日発行
- 吉田 芳二郎 『カラーブックス 154 洋酒入門』 p.75 保育社 1968年8月1日発行
- 吉田 芳二郎 『カラーブックス 828 洋酒入門 (第2版)』 保育社 1992年4月30日発行 ISBN 4-586-50828-0
- 久保村 方光 監修 『イラスト版 カクテル入門』 日東書院 1997年4月1日発行 ISBN 4-528-00681-2
ホワイトラムが第一選択となっているのは、
- オキ・シロー 『カクテル・コレクション』 ナツメ社 1990年3月24日発行 ISBN 4-8163-0857-1
- 花崎 一夫 監修 『ザ・ベスト・カクテル』 永岡書店 1990年6月5日発行 ISBN 4-522-01092-3
- 後藤 新一 監修 『カクテル123』 日本文芸社 1998年12月15日発行 ISBN 4-537-07610-0
以上のことから、ダークラムを第一選択とする場合が多いものと判断してレシピを書きました。単にラムとなっていて、タイプ指定がなされていない場合は、ダークラムが第一選択であるものとカウントしています。
ただ、気になるのは、ホワイトラムを第一選択とするレシピが存在することです。ラムは、他のラムでも代用可能であることが書かれている書籍もあったので、統合も考えたのですが、さすがに、3著者(監修者)、3出版社の書籍に、ホワイトラムを第一選択とするレシピが書かれているとなれば、無視できないと考えます。それに、ダークラムは、大抵ヘヴィラムであることが多い(ミディアムラムに分類されるものもありますけれども)のですが、最近は、そのような香味の強い蒸留酒ではなく、香味の弱い(マイルドな)蒸留酒(いわゆるホワイトスピリッツ、ラムであれば、ホワイトラム)を、カクテルのベースとして選択されることが多くなってきているので、その流れで、トム・アンド・ジェリーでも、ホワイトラムを第一選択とするレシピが出てきたとも考えられ、したがって、誤記だと片付けることもできないのです。 よって、レシピ5の節を作って分割しておきました。 --以上の署名のないコメントは、G-Sounds(会話・投稿記録)さんが 2010年3月12日 (金) 19:00 (UTC) に投稿したものです(トホホ川による付記)。