ノート:ハングル専用文と漢字ハングル混じり文
現在の記事名、統合の経緯は「ノート:ハングル専用#改名および統合提案」です。
今後、改名・分割提案などをなさる際は、ご一読ください。--Muzmuz(会話) 2012年11月10日 (土) 00:17 (UTC)
ハングル専用文例について
[編集]差戻編集の要約欄にも記載致しましたように、私は、ハングル専用文の例とともにひらがな専用文を掲げておくべきであると考えますが、その適否について、些か疑義がありますので、ここに意見を求めたいと思います。
改めて、理由を申しますと、次のようなものが掲げられます。
- 確かに、韓国語は 必ず 漢字一字=ハングル一文字 なのに対し、日本語は 漢字一字=ひらがな1〜3文字 であるという違いがあるが、これは、必ずしも、日本語における漢字廃用の議論と韓国語における漢字廃用の議論の間に、重大な差を生ずるものとは言えないこと
- 一部で、日本語をひらがなのみで、分かち書きなしに「わがはいはねこであるなまえはまだない」の如く書いたものを引き合いにハングル専用の適否を論ずる者があり、そのような誤った理解を正す必要があること、また そのような誤った理解を招かない文例を掲げておくべきであること
- 本頁は、ハングルを理解しない者も閲覧することが想定され、そういった者であっても、簡易にハングル専用文とハングル漢字混用文の違いを理解できるようにしておくべきであること
韓国語のハングルと日本語の仮名は表音文字同士ですが、漢字と紐づけられたハングルには(韓国語話者が目にした時に)表意文字的な要素があり、仮名とは全く性格が異なる文字です。また、日本語話者にとってひらがなばかりの文章は通常「漢字も書けない教養の低い稚拙な文章」を想起させ、たとえ分かち書きをしていてもだらだらと読みづらい印象を与えます。「誤った理解を正す必要がある」と書いておられますが、分かち書きを再現するだけではハングル専用文の特性を伝えきれず、結局ひらがな専用文と並べること自体がハングル専用文に対するミスリードを招くと私は考えます。--Kyoww(会話) 2017年12月21日 (木) 05:02 (UTC)
まず,第一点につきまして,
- (漢字語の)仮名表記及び韓㐎表記の場合,韓国語では 必ず 1漢字=1音節 なのに対し、日本語は 1漢字=1・2音節となるという 音韻的制約から,場合によっては同一の文字列が異なる区切りの別の漢字に対応してしまいうるという(例:語句・五句vs獄・極)言語的制約上,確かに,仮名表記に比べれば,韓㐎表記の方が表意性は高いといえます。
- しかしながら,拼音表記ならいざ知らず,仮名・韓㐎表記では,そもそも漢字語が日本/韓国語でなく,したがって,その音韻が日本/韓国語に取り入れられる過程でかなりの音素が統合されてしまっている関係上,結局のところ,発音だけから意味が十分に捉えられるとは決して言いがたいと言えます。そして,個々の(単・複)音節,例えば―
- 공(工公共空孔功攻供恭貢恐控 등)
- 유(有油由維遺誘裕遊幼唯柔猶幽喩蹂紐 등)
- 물(物勿 등)
- 분(分紛粉憤奮噴雰糞焚 등)
- 할(割轄 등)
- 청(靑淸廳請聽晴 등)
- 구(九究具構求口球區救購舊拘句久丘毆溝勾 등)
- と
- きょう(教京経興狂強凶鏡協響境狭郷橋脅・・・等)
- ゆう(裕優夕雄有友融郵勇誘猶遊由右 等)
- ぶつ(物仏 等)
- ぶん(分文聞焚 等)
- かつ(活克喝轄括滑[且] 等)
- せい(制性生正政聖姓静精征製斉清勢成青盛整世声西晴逝省・・・等)
- きゅう(級旧急九球休給灸窮及吸救求糾宮丘久究 等)
- ―等でみた場合,「同音字」というのは,数ベースで見れば,確かに仮名の方が多いと言えるけれども,韓㐎も負けず劣らず同音字を有しております(固有語[ex)업다/엎다/없다]のように同音異字は発生しない)。そうすると,結局のところ,その「表意性(性格?)」としては,仮名・韓㐎で大きく変わるとか,全く違うとまでは言いがたいように思われます。
- むしろ,各音節の意味(合い)というのは,
- 공유물(共有物)
- 분할(分割・分轄)
- 청구(請求・靑鳩・靑丘)
- きょうゆうぶつ(共有物)
- ぶんかつ(分割・分轄)
- せいきゅう(請求・性急・制球)
- ―といった,(文脈や)各単語内での「音脈」とでも言うべきものによって把握されると言うべきです。
- そういった点において,位置vs一や先述の語句vs獄 のような(すなわち,-イ・ウ,キ/ク・チ/ツ となるような)場合を除けば,決して仮名・韓㐎でその表意性が異なるとは言いがたいと思われます(同音異義語問題についても結局のところ,単に同音異義語となる場合こそ,仮名が不利であれ,「文脈でも把握できないような場合」に限定して見ると,さほど変わらないのではないかと考えております→これは経験則上に不過ですが。)。韓㐎は漢字と紐付けられ(てい)る旨仰っておられますが,上記のような考えから,私としては,韓㐎・漢字の紐付きの程度は決して高くなく,仮名・漢字のそれと大きく異ならないと考えます。
また,第二点につきまして,「日本語話者にとってひらがなばかりの文章は通常「漢字も書けない教養の低い稚拙な文章」を想起させ、たとえ分かち書きをしていてもだらだらと読みづらい印象を与え」るというご指摘は,まさに韓国で漢字復活を唱える人々が韓㐎専用文について主張する点と相違ありませんし,少なくとも戦前の「教養ある」韓国(朝鮮)人はそのように考えていた訳であります。(それはまた,独立後 実生活や重要性の低い一般公文書では韓㐎がほとんどを占めるようになって行きながらも,2000年頃まで法律や法令やその公布文等重要公文書では依然漢字が用いられ続けたことからも明らかです。)
そうすると,同点は,結局のところ 単に漢字混用派に立つか,固有文字(仮名/韓㐎)専用派に立つかという程度の差に過ぎない(より正確には,混用派の感覚か,専用派の感覚か になるかしら。)と言うべきです。다시 말하여,韓国では固有文字だけの文章を稚拙とか,読みづらい「印象」を受ける人が徐々に減っていったが(識字率提高のため韓㐎がフル活用されたことや,漢字教育の停止,民族主義(韓㐎至上主義)などの影響も受けつつ),日本では固有文字だけの文章が稚拙とか,読みづらい「印象」を受ける人が高止まりしている(漢字識字率が高いまま推移している[漢字読解率に至っては上昇しているようにも思われ・・]ことの影響も受けつつ)という差であります。
それとやっぱり,
- 日本語を分かち書きなしに,ひらがなのみで書いたものを引き合いにハングル専用の適否を論ずるのは違うよ,ということをきちんと示しておくべきでないかと思われること(私は日本語も仮名専用は可能であると考えますし,
ご指摘貴見とは異なり,本頁の全仮名例の場合も(漢字混用に比して)そんなに読みにくいとも感じません。日本語母語話者ですし,(仮名専用文は)韓㐎専用文よりは少なくとも読みやすいです。また,日本の法律[憲法・民法]も一度仮名専用にして見ましたが,――(韓㐎専用文の)韓国の法律を読み慣れている者からすると――韓国の法律と同じ程度に漢字併記をしてやれば,そんなに読みにくくもないと思います。) - ハングルを理解しない者が閲覧しても韓国での議論を十分に理解できるようにしておくべきではないかと考えられること
などからも,仮名専用文例を提示しておくことが適当に思います。--Gminky(会話) 2018年1月1日 (月) 17:52 (UTC)--下線部追加Gminky(会話) 2018年1月1日 (月) 17:54 (UTC)--三字削除五字加入Gminky(会話) 2018年1月1日 (月) 18:01 (UTC)--三字削除二字加入Gminky(会話) 2018年1月1日 (月) 18:05 (UTC)--十一字加入Gminky(会話) 2018年1月1日 (月) 18:11 (UTC)--三十二字加入Gminky(会話) 2018年1月1日 (月) 18:19 (UTC)