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ノート:ボルバキア

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メス化の欄について

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キチョウのメス化についてですが、wFem系統のボルバキアに感染しているキタキチョウ個体は、遺伝子型がZ0であるといいます。

(非感染個体であれば、オスはZZ、メスはWZです)

この感染個体Z0の子はすべてZ0(ZZの子からは母系のZが抜き取られる)になり、Z0の表現型はメスとなります。

抗生物質の投与でボルバキアの活動を抑制したZ0個体からはZ0とZZ(オス)の子が生まれ、ZZのみが正常に成熟するとのことです(つまり、本来感染個体においては子に母系の性染色体を遺伝させず、ボルバキアがW染色体相当の代替活動を行ってメスの表現型個体として成熟させる)。

このことから、少なくともキタキチョウ(キチョウ)は表現型だけでなく遺伝子型についても干渉を受けており、オスの遺伝子型どころかメスの遺伝子型も保たれておらず、現在の「ボルバキアに感染したオス個体はオスの遺伝子型を持ったまま、完全なメスの表現型を持つ。」という説明の項にまとめられているのは不適切ではないかと考えます。

参考:共生細菌による昆虫の性染色体の母系遺伝阻害を介した性操作--足音会話2024年6月14日 (金) 01:20 (UTC)[返信]