ノート:マハーカルナー/下書きA
経歴
[編集]1997年、派遣先のアメリカにて、スリランカの大長老ピヤッダシ・マハーテーラ師と出会い得度し、比丘戒を受ける[1][2][4][3]。2010年まで、ニューヨーク州郊外、コスタリカ、ブラジルなどで森林修行を続ける[3][2][4]。その後、パオ・セヤドーのもとでヴィパッサナーVipassanā法等を修習[4]。
2013年5月、日本に帰国[4][3]。「パオ森林僧院日本道場」において東京都内を中心に瞑想指導とアビダンマ講座からなる日曜瞑想会を毎週開催[4][1]。パオ森林僧院の正式な日本道場の設立は2013年であるという[5]。
2015年3月より、ポッドキャスティングとYouTubeで毎週「マハーカルナー禅師の原始仏教トーク」を配信[6]。
2016年11月時点で、公式サイトの名称が「パオ森林僧院日本道場」から「マハーカルナー法友会」へと変更され、パオ・セヤドーやパオ森林僧院に関するページ・記述の全てが削除された[注釈 1]。
2017年11月2日、マハーカルナー法友会がホームページにて、
と発表するとともに、無期限の活動中止を表明した[7]。法友会のTwitterアカウントも閉鎖された[8]。
同日、「マハーカルナー禅師」名義のTwitterアカウントが新たに作られ[9]、
- マハーカルナー法友会の悪意あるスタッフ数名により、HPが不法改ざんされ、すべてのコンテンツが消去され、根拠のない誹謗中傷がトップページに掲載されるという事件がおきた[10][11]。
- 修行者たちとの連絡用のメールアドレスも一方的にシャットダウンされた[12][11]。
- 以上の理由から同日、禅師は「マハーカルナー法友会」を解散し[11]、首謀者を名誉毀損及び業務妨害の罪で刑事告発する準備に入った[13]。
- また、「マハーカルナー傳修院」を創設し[14]、修行者が継続して修行を続けられるよう、以前と同様な瞑想会を引き続き開催していく[15][11]。
ことなどが述べられた。
2017年11月、マハーカルナー傳修院を開山[4]。瞑想指導とアビダンマ講座からなる瞑想会を行う[4]。
経歴をめぐる議論と、経歴の変遷
[編集]経歴をめぐる議論
[編集]マハーカルナーの経歴について、1名の比丘が公に疑義を表明している。
- 2015年10月、同じパオ森林僧院モーラミャイン本部でのパオメソッド修了者である比丘の水源から[16]、マハーカルナーのパオ森林僧院での比丘としての経歴について、「マハーカルナーという比丘は存在しない」などとする疑義が表明された。これは2014年11月に行われた水源の東京法話会での発言として公表されたものである[17]。2014年11月までに公表されていたマハーカルナーの経歴は、書籍におけるものは#経歴の変遷の要約を参照。HPにおけるものはpaauk.jp: パオ森林僧院(アーカイブ)を参照)。
鈴木一生によれば、次の通りであるという。
- 2015年12月27日、鈴木一生がmixiの自身のブログにて、パオ道場の修行者チョウチョウタイという人物に確認をとった結果として、
パオ本部道場の修行が終わり、その時点で最初の悟りに至った人だけが、特別にパオセアドーの住んでいる、メミョウと言う高原の道場で更に深い修行指導を受けた一人がマハーカルナ禅師だと分かった[18]。
2017年11月9日、ミャンマー・パオ森林僧院の出家者であるPanna-adhika Sayalayから、マハーカルナーへの公開質問状が出された[19]。質問は、
- 2014年8月発行の書籍[1]に掲載されている、「(マハーカルナーは)パオ・セヤドーからパオ森林僧院日本支部の設立と、日本におけるパオ瞑想システムの指導の命を受け」たという経歴は事実であるか。
- 2016年11月に公式サイトの名前が「マハーカルナー法友会」へと変わったことに関して
- 「パオ僧院日本道場設立を取り下げた」(原文ママ)真意、経緯、パオ・セヤドーの許諾の有無
- 過去の修行経歴
- テーラワーダの比丘がお金に触ることを禁じている戒律を、どのようにして守っているか
について訊ねるものであった[19][注釈 2]。この質問内容はPanna-adhika Sayalayのブログに公開され、マハーカルナーへはEメールで送付された[19]。Panna-adhika Sayalayはマハーカルナーに対して、マハーカルナー傳修院のHP上で2017年12月末までに公式に回答するよう要請した[19]。
2018年1月4日、公開質問状に対する回答期限までにマハーカルナーからの回答が得られなかったことが、Panna-adhika Sayalayのブログで発表された[25]。
2018年1月6日、マハーカルナー傳修院にて「原始仏教トーク #46」が行われ、マハーカルナーの経歴や立場について、本人が説明を行った(詳細は後述)[26][27]。このトークは録画され、同年2月に公開された[27][注釈 3]。
経歴の変遷の要約
[編集]マハーカルナーは、2014年8月から2018年1月までにいくつかの媒体で経歴を公表しているが、その内容は必ずしも一定しておらず、その公表の時期によって経歴の内容に差異がある(下記の表に要約)。2018年1月6日の「原始仏教トーク」では、公表の時期ごとにみられるそのような差異についての説明も行われた[27]。
年 | イベント | 2014年8月発行の書籍[1] | 2015年5月発行の書籍[3] | 2015年9月 旧パオ森林僧院HP[2] |
2017年11月 傳修院HP[28] |
2018年1月6日 「原始仏教トーク」での主張と説明[27][26] |
---|---|---|---|---|---|---|
1997年 | 授戒 | ピヤッダシ・マハーテーラから比丘戒を受ける | ピヤダッシ・ジャナカテーラから比丘戒を受ける。
ピヤッダシ・マハーテーラとピヤダッシ・ジャナカテーラが同一人物か否かについての言及は無い。 | |||
2009年 | パオ・メソッドの修習と修了 | パオ森林僧院モーラミャイン本部でパオ・メソッドの全課程を8ヶ月で修了 | 記載なし | パオ森林僧院モーラミャイン本部でパオ・メソッドの全課程を8ヶ月で修了 (ただし年の記載はない) |
パオ・セヤドーのもとでヴィパッサナーVipassanā法等を修習 (ただし年の記載はない) |
個別の言及なし。
ただし、「絢爛豪華な経歴」の記載をHPから削除した事情の説明をしている。 |
2011年 | 法脈の継承 | 記載なし | ミャンマーにてパオ・セヤドーより法脈を継承 | 記載なし | マハーカルナーが継承したのは「パオ・セヤドーのカンマッターナ(kammaṭṭhāna)の法脈」であると述べた。「パオ森林僧院の法統」というものはそもそも存在しないとし、自身は「パオ森林僧院の法統を受け継いだ」とも言っていないと主張。 | |
2012年 | 指導者養成リトリート | 指導者養成リトリートにて、パオ・セヤドーから高度なダンマを伝授される | 記載なし | 指導者養成リトリートにて、パオ・セヤドーから高度なダンマを伝授される | 記載なし | 個別の言及なし。
ただし、「絢爛豪華な経歴」の記載をHPから削除した事情の説明をしている。 |
2013年 | パオ森林僧院日本本部の設立とパオ瞑想の指導の命を受ける | パオ・セヤドーより、パオ森林僧院日本本部の設立とパオ瞑想システム指導の命を受けて帰国。 (組織の名称は2014年8月の書籍では「日本支部」、2015年5月の書籍では「パオ森林僧院ジャパン」、2015年9月のHPでは「日本本部」となっている) |
記載なし | マハーカルナーはパオ・セヤドーから日本本部(または支部)の立ち上げや運営を頼まれたことはなく、そのような発言をしたことも無いと主張。帰国当時は瞑想会の名前のことをどうこう言う立場ではなく、「パオ森林僧院日本本部(または支部)」以外の名称を提案しても却下されていたという。瞑想会やHPの名称は鈴木一生や当時の運営スタッフによるものであると述べた。 |
- ^ サイトの名称とURLが変わる前の状態はこちらから閲覧でき、変わった後の状態はこちらから閲覧できる。いずれもアーカイブサービスによる保存結果。
- ^ マハーカルナーがパオ・セヤドーからパオ森林僧院日本道場の設立を命じられたとされる件について、参考情報として、パオ森林僧院のサイト「Pa-Auk Forest Monastery」の日本における連絡先[20]の推移がインターネットアーカイブで確認できる。 ただし、下記のアーカイブ時点で、Webサイト「Pa-Auk Forest Monastery」は、トップページに“This website is managed by Pa-Auk Meditation Centre, Singapore.”とあるように、パオ森林僧院シンガポール支部が運営する英語のサイトである。 パオ森林僧院は、ミャンマーの僧院であるが、上記サイトには、ミャンマー語の記載もほとんどない。 これらの連絡先の記載は一貫して Myanmar Theravada Buddhist Association であり、パオ森林僧院日本道場が存在した期間も含めて変更されていないことが見てとれる。
- ^ 2018年1月6日の「原始仏教トーク」の要約は、同日付けでマハーカルナー傳修院のブログに次のように掲載された[26]。
禅師は「原始仏教」の比丘であって、「テーラワーダ」の比丘ではありません。比丘戒を授かるときは、原始仏教を探求する比丘から「テーラワーダには属さず、原始仏教を探求する」許可とともに比丘戒を受けられました。禅師は、パオ・セヤドーからkammaṭṭhāna(業処)の法脈を受け継ぎ、日本にダンマを伝えるよう求められました。傳修院でもパオ・セヤドーのダンマを伝えています。パオの名前は使っていませんが、パオ・セヤドーは”Name is not important. Dhamma is important”と仰っており、大事なのは名前ではなくダンマです。
- ^ a b c d e f 別冊サンガジャパン1 2014, p. 360-362.
- ^ a b c d 引用エラー: 無効な
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タグです。「bio
」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません - ^ a b c d e f サンガジャパン Vol.20 2015, p. 142.
- ^ a b c d e f g h “先生|マハーカルナー傳修院”. マハーカルナー傳修院. 2017年11月17日閲覧。
- ^ 別冊サンガジャパン1 2014, p. 332.
- ^ サンガジャパン Vol.20 2015, p. 142-143.
- ^ マハーカルナー法友会(ウェブ魚拓、2017年11月14日) - http://mk4u.info
- ^ マハーカルナー法友会 - Twitter
- ^ マハーカルナー/下書きA (@Mahakaruna00) - X(旧Twitter)
- ^ Mahakaruna00のツイート(926101140881543169)
- ^ a b c d “本HPについて|マハーカルナー傅修院”. マハーカルナー傅修院. 2018年1月14日閲覧。
- ^ Mahakaruna00のツイート(926101076352286720)
- ^ Mahakaruna00のツイート(926101038519664640)
- ^ マハーカルナー傳修院
- ^ Mahakaruna00のツイート(926101038519664640)
- ^ “プロフィール|エカヤーナ ビハーラ”. エカヤーナ ビハーラ. 2018年1月28日閲覧。
- ^ 水源禅師 『水源禅師法話集41』(PDFファイル) 一乗会、2015年10月、18-19頁および41-48頁。
- ^ “マハーカルナー禅師のうわさ|mixiユーザー(id:565098)の日記”. 鈴木一生. 2018年1月24日閲覧。
- ^ a b c d “★マハーカルナー禅師への質問状(最終版)11月20日加筆あり←11月21日禅師にメールにて通知しました。 - Sayalay's Dhamma book”. Panna-adhika Sayalay. 2018年1月24日閲覧。
- ^ “パオ森林僧院の日本におけるコンタクト先”. パオ森林僧院. 2018年1月25日閲覧。
- ^ “パオ森林僧院の日本におけるコンタクト先アーカイブ(20121218)”. パオ森林僧院. 2018年1月25日閲覧。
- ^ “パオ森林僧院の日本におけるコンタクト先アーカイブ(20131123)”. パオ森林僧院. 2018年1月25日閲覧。
- ^ “パオ森林僧院の日本におけるコンタクト先アーカイブ(20161021)”. パオ森林僧院. 2018年1月25日閲覧。
- ^ “パオ森林僧院の日本におけるコンタクト先アーカイブ(20170103)”. パオ森林僧院. 2018年1月25日閲覧。
- ^ “マハーカルナー禅師<回答拒否> - Sayalay's Dhamma book”. Panna-adhika Sayalay. 2018年1月24日閲覧。
- ^ a b c “第8回托鉢会&開山後初!原始仏教トーク|マハーカルナー傅修院”. マハーカルナー傅修院. 2018年1月7日閲覧。
- ^ a b c d 引用エラー: 無効な
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」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません - ^ 【魚拓】先生 | マハーカルナー傳修院
--Leonidjp(会話) 2018年3月4日 (日) 01:44 (UTC)
加筆。--Leonidjp(会話) 2018年3月4日 (日) 01:58 (UTC)
加筆、修正。--Leonidjp(会話) 2018年3月4日 (日) 22:00 (UTC)