ノート:メスキアッガシェル
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改名提案
[編集]メスキアッガシェル、またはメスキアグガシェルへの解明を提案します。理由としては第一に日本語で「メス・キ・ア・ガシーア」という表記を用いる文献が恐らく存在しないことによります。「メス・キ・ア・ガシーア」という表記法の出典があるのであればご教示いただきたく。私が知る限り、日本語でのこの王の表記例としては以下のものがあります。
- メスキアッガシェル
- 前田徹「『シュメールの王名表』について」(1982年、雑誌『オリエント』1982年25巻2号掲載 研究ノート)
- メスキアグガシェル
- 岡田明子・小林登志子『シュメル神話の世界』(2008年、中公新書)
- ジャック・フィネガン著・三笠宮崇仁訳『考古学から見た古代オリエント史(1983年、岩波書店)
第二の理由として、人名を構成する一語一語を中黒で分割する方式はシュメル語人名のカナ転写法としてはかなり特殊であることです。例えば実在が確認されている王En-an-natúmはエン・アン・ナトゥムではなくエンアンナトゥム、Lugal-zage-siはルガル・ザゲ・シではなくルガルザゲシとカナ転写するのが普通で、神名を含んだアッカド語人名(ナラム・シン、シャムシ・アダド)のように表記されることはあまりありません。シュメール末期のウルナンム(ウル・ナンム)やウルニンギルス(ウル・ニンギルス)などの例が少数例外的にあるのみです、従って一般的な転写法に従うべきです。メスキアッガシェル/メスキアグガシェルはどちらでも構わないです。多数決では後者になりますが、「シュメルを専門とする」という要件では『考古学から見た古代オリエント史』の訳者三笠宮氏より前田氏や小林氏の方が参照元としてより適切なように思えるので、1例の数の大小に意味は無いと考えます。--TEN(会話) 2020年5月16日 (土) 06:20 (UTC)
- コメント その表記方法が正しいのであるのならば、同一利用者が作成したウル・ヌンガル、ウドゥル・カラマ、エン・ヌン・タラ・アナ、メシュ・ヘ、メレム・アナ、ルガル・キトゥンも改名する必要があると思うのですが、どうでしょうか?--285Sunlize(会話) 2020年5月16日 (土) 06:31 (UTC)
- 返信 同感なのですが、ウル・ヌンガル、ウドゥル・カラマ、エン・ヌン・タラ・アナ、メシュ・ヘ、メレム・アナ、ルガル・キトゥンは(私の手持ちの書籍・論文をざっと見た範囲では)いずれも専門家による日本語表記例を確認できていないです。ですのでとりあえずカナ転写例が確実に存在するメスキアッガシェルについて提案を行いました。普通に考えてウルヌンガル、ウドゥルカラマ、メシュヘ、メレムアナと表記されることになるだろうとは思いますが、こちらについては私が提案する場合、無出典という意味では同じになってしまいます。ウルヌンガルはどこかで見た記憶があるのですが思い出せません。「ルガル」に関しては例外の一つでルガル・ザゲシのような表記例もあまり専門的ではない本や古めの本では見ないわけではないので、ルガル・キトゥンはありえないとは言えませんが、これもルガルキトゥンが良いだろうとは思います。--TEN(会話) 2020年5月16日 (土) 06:40 (UTC)
- 報告 1週間、特に追加の意見もでなかったため、改名を実行しました。--TEN(会話) 2020年5月24日 (日) 02:57 (UTC)