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ノート:モンゴル・金戦争

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改名提案

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「蒙金戦争」から「モンゴル-金戦争」あるいは「モンゴルの金朝征服」への改名を提案します。 理由としては①「蒙金戦争」というのは現代中国語独自の表記であり、現在の日本語書籍・研究ではほとんど用いられていないこと。②他言語版、特に英語版ではモンゴル帝国の征服活動に関する記事は「Mongol conquest of the ○○」あるいは「Mongol invasion of ○○」とするケースが多く、既にこれに基づいて多くの日本語記事が「モンゴルの○○征服」あるいは「モンゴルの○○侵攻」として立項されており、これらの記事との整合性が取れないこと、の2点です。「開禧用兵」のような古くからの呼び方で日本の概説書でも定着している術語はともかく、近年になって定着した「蒙金戦争」のような用語をわざわざ中国語版から採用する蓋然性は低いと思われます。

「モンゴル-金戦争」と「モンゴルの金朝征服」のどちらがよりベターかは迷う所ですが、他記事との整合性を優先するならば「モンゴルの金朝征服」が妥当かと思います。ただし、モンゴル史研究者として著名な杉山正明は自著の中で「モンゴル-金戦争」という呼称をしばしば用いていますので、実際に日本語書籍で用いられている用語としてこちらを採用するという考え方もあるかもしれません。 参考までに、手持ちの日本語概説書でモンゴル帝国と金朝の間で行われた戦争の呼称を挙げます。

  • 愛宕松男『世界の歴史〈11〉アジアの征服王朝』河出文庫、河出書房新社、2004年(初版1989年):「1211年のチンギス・ハーンの親征(文庫版、278頁)」
  • 愛宕松男/寺田隆信『モンゴルと大明帝国』講談社学術文庫、講談社、2008年(初版1998年):「モンゴルの金国侵攻(文庫版、53頁)」
  • 杉山正明『モンゴル帝国の興亡(上)軍事拡大の時代』講談社現代新書、講談社、2014年(初版1996年):「対金戦争(45/58頁)」
  • 杉山正明/北川誠一『世界の歴史〈9〉大モンゴルの時代』中公文庫、中央公論新社、2008年(初版1998年):「モンゴル-金戦争(文庫版、99頁)」
  • 古松崇志『草原の制覇:大モンゴルまで』岩波新書、岩波書店、2020年:「金への遠征(185頁)」

--カラ会話2022年10月16日 (日) 00:03 (UTC)[返信]

コメント 「モンゴル・金戦争」ならば今すぐにでも支持できます。「イラン・イラク戦争」や「オーストリア・ロシア・トルコ戦争 (1735年-1739年)」などをみれば、ハイフンではなく、中黒が適切でしょう。ときに「第一次対金戦争」「第二次対金戦争」という用語は定着しているのでしょうか。これだと、「宋金戦争」の一部であるかのような誤解が生じると思います。これも含めて検討すべきでしょう。--Zomba2022wataru会話2022年10月16日 (日) 01:52 (UTC)[返信]
コメント ご返信ありがとうございます。「モンゴル-金戦争」は英語版記事の「Mongol–Jin War」を参考にしたものなのですが、よく考えればモンゴル・南宋戦争という記事が既にあるのでこちらにあわせる形で「モンゴル・金戦争」の方がよさそうですね。「第一次対金戦争」「第二次対金戦争」は上述した『モンゴル帝国の興亡(上)軍事拡大の時代(杉山1996)』にある表記です。10年以上前に私が立項した項目ですが、当時もモンゴル・金戦争の呼称が書籍によって表記がまちまちだったので迷った末に杉山1996に基づいて立項した記憶があります。今や当時と違ってモンゴル関係の記事も増えてきたので、他の記事にあわせる形で「モンゴルの第一次金朝侵攻」「モンゴルの第二次金朝侵攻」と改名してもよいかもしれません。--カラ会話2022年10月18日 (火) 12:23 (UTC)[返信]
賛成 申し遅れましたが、執筆たいへんお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。「モンゴル・金戦争」「モンゴルの第一次金朝侵攻」「モンゴルの第二次金朝侵攻」いずれにも賛成です。--Zomba2022wataru会話2022年10月18日 (火) 14:33 (UTC)[返信]
提案から1週間経ちましたが反対意見がなかったため、「モンゴル・金戦争」に改名を実施しました。Zomba2022wataru様、コメントありがとうございました。--カラ会話2022年10月24日 (月) 14:14 (UTC)[返信]