ノート:仙台市の亜炭
記事名と定義について
[編集]皆様、編集作業お疲れ様です。節名にしたためた通りなのですが、この記事の記事名と定義が少々気になり、書かせて頂きます。現在この記事名は「仙台亜炭」であり、冒頭の定義文は「仙台亜炭は宮城県仙台市およびその周辺で採掘された亜炭のこと。」となっています。しかし私はこれについて次のように考えています。
- この定義文には根拠がなく、ウィキペディア利用者が作った定義ではないでしょうか。
- 調べてみたところ、「仙台亜炭」が揺るぎのない固有名詞として社会に認知されているかどうかについて疑問でした。
- つまりこの記事は現在、ウィキペディア利用者が独自に固有名詞を定義している状態になっていると思われます。
- これは問題なので、適当な記事名に改名したほうがよいのではないでしょうか。
一応この記事の履歴を検めておきます。この記事は初めに「仙台市街地 (炭鉱)」として立てられ、その後「仙台市街地という炭鉱名は造語の可能性が高い」という理由で「仙台亜炭」に改名されています。ただしその際、一連の改名手続きは行わなかったようで、改名前、改名後、どちらのノートにも議論はなく、「仙台亜炭」の記事名の根拠、定義の根拠は明らかではありません。
さて本題ですが、「仙台亜炭」という表記はネット上ではそこそこ見受けられました。ただし、くまなく精査したわけではありませんが、それらは個人が書いた記事に含まれることが多い印象です。中にはこの記事の冒頭の定義文と同じ記述もあり、もしかしたらウィキペディアの内容をそのまま書いたのかも、と思われるものもありました。一方、国会図書館や宮城県図書館の資料検索で「仙台亜炭」を検索しても何もヒットしません(国会図書館の方で「仙台亜炭層」という資料が1つヒット)。これを「仙台」「亜炭」のようにキーワードを分けると、それなりの資料がヒットするようになります。J-STAGEやCiNiiでも、「仙台亜炭」検索ではほぼヒットせず、「仙台」「亜炭」の検索で多数の文献がヒットします。仙台市図書館の「仙台亜炭」の検索結果は2件、「仙台」「亜炭」の検索結果は17件。「仙台亜炭」でヒットした2件のうちの1つ『市史せんだい Vol.29 』「仙台亜炭の遺香」を読んだのですが、タイトルにこそ「仙台亜炭」がありますが、本文で「仙台亜炭とは云々」という説明はなく、単なる「亜炭」表記でした。平成版の『仙台市史』7巻には「亜炭と秋保石」という一節があり、やはり「仙台亜炭」の表記はなく、単に「亜炭」と表記されています。また、コトバンクで「仙台亜炭」を検索してもヒットせず、事典類にも収録されていないものと思われます(ちなみにコトバンクで「仙台白菜」や「仙台味噌」その他、仙台を関する固有名詞のいくつかはちゃんとヒットします)。
このような状況を見ると、「仙台亜炭」が揺るぎのない固有名詞として存在しているかどうかについて、やはり疑問に思います。さらに、このような状況で「仙台亜炭は宮城県仙台市およびその周辺で採掘された亜炭である」という根拠を見つけるのは困難であると想像します。つまり、ウィキペディア利用者が独自に固有名詞を定義しているのが現在のこの記事の状態ではないかと思いました。
仙台の郷土史において亜炭は確かに1つのテーマではありますが、記事名や定義の根拠が不明では問題があります。これらの問題を解決するための方策として、転記や統合、改名があると思います。しかしいろいろ考えてみたのですが、適切な転記先、統合先があるようには思えませんでした。ですので記事名を「仙台市の亜炭」に改め、「本稿では仙台市の亜炭の分布や歴史について述べる」という冒頭文に変更しようと考えています。これなら、上記の問題を回避しつつ仙台の郷土史における亜炭を記事として残せると思います。いかがでしょうか。また、よりよい改名案や方策がありましたら、承りたく存じます。--静山(会話) 2024年11月7日 (木) 12:54 (UTC)
- 一週間が経ちましたので提案通りに改名いたしました。もしこの後、よりよい方策や名称の提案がありましたら、さらに変更を加えて頂いても大丈夫です。ただ、独自に固有名詞を定義するかのような行為は問題ですので、それだけはおやめ頂きたくお願い申し上げます。--静山(会話) 2024年11月15日 (金) 12:20 (UTC)