ノート:地域密着

地域密着の言葉はここに書かれているような理念や思想といった大仰且つ無形なものでしょうか？少なくとも「＞Jリーグによって」と「Ｊリーグが言い出した地域密着」を指し示すのであれば、Ｊリーグがやろうとしている地域住民や地元行政との協力であったり、スポーツ環境の提供であったり、利益の還元であったりと言う様々な行動を、一言で指し示す為のいわば「言い換え用語」や、それまで日本で主流であった企業スポーツやプロ野球との違いを端的に表す為の「差別化の標語」、又はクラブ経営をJリーグの方向性と同調させるための「指針」の様なものだと考えるべきだと思うのですが。

三大都市圏以外の地方圏において、経営面で「地域密着」するという場合は、その地域の或るプロスポーツジャンルにおけるビジネスにおいて独占企業体を目指すこととほぼ同義です。ヨーロッパでは、地域のプロスポーツのみならず、アマチュアスポーツに至るまで独占化・寡占化が進んでおり、巨大なスポーツクラブが形成されています。日本では、複数のスポーツジャンルにおける独占企業体への傾向が強いクラブにアルビレックス新潟と浦和レッズがありますが、地方の活力低下や少子化で、企業スポーツやスポーツ少年団の数が減っている現在、スポーツ文化維持のためには仕方ないことかも知れません。しかし、寡占や独占が進むと、その地域でのスポーツ文化の多様性は失われます。
現在、高校サッカーにおいては、全国高等学校サッカー選手権大会よりも高円宮杯全日本ユースサッカー選手権 (U-18)大会の方に高校世代の実力的な日本一決定戦の地位が移りつつありますが、クラブチームの台頭で、高校別サッカーの質低下が進んでいます。
「地域密着」は、理想を語る段階から、現実的に地域の将来を語る段階に入っており、場合によっては独占禁止法に照らし合わせて公正取引委員会に訴えることも必要な時代になったと思います。そういう意味でも、現在のような地域密着の記事の記載は、90年代的で時代遅れだと思います。もね～るmoner 2006年12月13日 (水) 18:19 (UTC)[返信]

ヴェルディ川崎の記述について

地域密着の破綻から観客が激減した例としてヴェルディ川崎を出すのであれば、結局企業に頼らなければチームを維持できなかったフリューゲルスや、親企業の撤退で実質一度破綻してしまったベルマーレ。実質親企業のサポートで経営してきた赤字チームの話題を出して理想と現実の乖離をきちんと説明するべきでしょう。あとヴェルディに関してはwikiの中に詳細な説明があるので、そちらにリンクを貼るだけで事足りるのでは？少なくともこの項目の説明は不正確な部分（川崎ホーム決定の経緯等）があります。

西武ライオンズの「敗因」

西武ライオンズは前身の西鉄ライオンズ時代から球団結成以来、チーム名に地域（都市）名をつけることをしなかった。ただし、西鉄時代にビジター用ユニフォームに「ＦＵＫＵＯＫＡ」のロゴを入れていたことがある。１９７９年の埼玉移転後に黄金時代を迎え、観客動員数もそれに比例して増加するが、チーム力が弱くなった（主力選手が移籍・引退したため）１９９０年代後半以降は観客動員数が減少する。この間、特にＰＲ活動をしていない。現在「地域的な集客能力」ではロッテ（千葉県）やソフトバンク（福岡県）に遅れをとっている。埼玉県は「埼玉都民」と呼ばれて地域に関心がない、と言われる土地柄なのである意味当然と言える。「黄金時代にもっと地域に根付いたチーム戦略をするべきだった」という意見が西武フロントに最近浮上し、現在地域密着に向けた活動を行っている。２００７年シーズン前にＰＲコマーシャルを放送していたが、フロントの不祥事（裏金問題）でまもなく自粛した。２００８年シーズンをめどに「埼玉ライオンズ」に改称する案も出ているが未定である。チーム名改称が実現すれば、ビジター用ユニフォームに「ＳＡＩＴＡＭＡ」のロゴが登場するかもしれない。